仁義なき戦い

 

様式美の任侠映画から実録映画、高倉健から菅原文太へ。

東映を支えた2人が相次いで。

広島を舞台の深作欣二監督の「仁義なき戦い」は、当然、強烈な印象に残っていますが、

「ボクサー」や「太陽を盗んだ男」も忘れられません。合掌。

そこのみにて光輝く

今日は、ちょっと早いですが、弊社の忘年会。今年は、みんな、よくがんばりました。

お疲れさまでした。

明日は、私事ですが、年に一度の映検のテストの日(英検ではありません。念のため)

映画検定のテストです。(息子からは、お父さん、こんなん取って、何の役に立つの?って、

うるへー!)

 

41歳で自ら命を絶った作家、佐藤泰志の原作小説を「オカンの嫁入り」の呉美保が映画化。

短い函館の夏を舞台に、生きる目的を失った男と夢を諦めた女の邂逅から、

底辺で生きる家族を描く。目的もなく日々を過ごす達夫はある日、千夏に出会う。

(キネマ旬報からの抜粋)

モントリオール世界映画祭最優秀監督賞受賞作。綾野剛、池脇千鶴が好演。

じわじわと後に残る作品。

 

 

セーラー服と機関銃

 

薬師丸ひろ子嬢が、紅白初出場とか。何を歌ってくれるのでしょう・・・・・

僕的には、やはり、「夢の途中・セーラー服と機関銃」です。

あの頃、映画が今以上に斜陽産業だった時に青春時代を過ごした我々にとって、

あの、(あざとい)角川商法に乗せられるつもりはなくても、角川3人娘(渡辺典子 原田知世)には、

映画ファン以外のひとも、心踊らされた人は多かったと思います。(個人的には原田知世ちゃんの

ファンでしたが・・・・)

映画出演は

この間、亡くなった高倉健さんとのデビュー作「野性の証明」、「戦国自衛隊」そして、

相米慎二監督との「翔んだカップル」「セーラー服と機関銃」

(当時、ピンク映画で、「セーラー服と一晩中」という企画が挙がったとか・・・当然、ボツに

なったそうですが)

作品では、「Wの悲劇」が面白かったです。お薦めです。

歌も素直な歌い方で透明感があり、好感がもてますよね。

「あなたをもっと知りたくて」「すこしだけやさしく」「womanWの悲劇より」

「メインテーマ」「元気を出して」などなど、結構、覚えてるもんです。

(松任谷由美、大滝詠一、松本隆、来生たかお、竹内まりや、中島みゆき などなど

楽曲提供スタッフは当時最強)

みなさん、それぞれ、好きな俳優や歌手、アイドルいらっしゃることだと思います。

僕にとって、映画の中のあこがれは、

秋吉久美子、原田知世、古くは、高峰秀子、ジュリーアンドリュース、最近では

クロエ・グレース・モレッツ・・・・・・

みなさんは、いかがですか?

ちなみに男優では、三船敏郎です。好きな女優男優論は、また後日・・・・・・・・・・

紙の月

 

角田光代の同名ベストセラーを、異才、吉田大八が感性豊かに映画化。バブル崩壊後の

1994年、夫との生活に虚しさを覚えつつ、銀行の外回りの仕事に励む梨花は

偶然知り合った大学生の光太と逢瀬を重ねるうちに、顧客の預金に

次々と手をつけてゆく。(キネマ旬報からの抜粋)

確かに、宮沢りえと小林聡美の演技は素晴らしかったです。

でも 落ちて行ったきっかけの描き方が、すごく弱いと思った。(嫁さんなんかは、

春のNHKのテレビドラマの方が、良かったという始末)

「クヒオ大佐」 「桐島、部活やめるってよ」でも感じたんだけど、人の心のひだの

描き方をもう少し細かく、積み重ねていけば・・・・・だから、少し物足りない。惜しい。77点

 

長野の地震、テレビで見る限り死者が出ていないのは奇跡。良かったなあと、

こちらは、阪神大震災でエライ目にあっているから、そう思うばかり。

改めてお見舞い申し上げます。

そういえば、来年、1月が来れば、あれから20年か・・・・・・

昨日、北海道の友人がイクラを送ってきてくれた。毎年贈ってくれる。

あの震災の後も、すぐ10万円という大金を送ってきてくれた。(もちろん、金額の問題では

ないが)・・・・・・感謝しかない。

卒業

 

保険の おばちゃんからボジョレーヌーボーを頂き、ありがたく頂戴していたら、

マイク・ニコルズ監督の訃報。花嫁を結婚式の最中に花婿から奪う、あの有名なラストが印象的な

映画・・・・・卒業

1968年日本公開。

僕が最初に観たのは、その6年後のリバイバル。当時、まだ

高校1年生だった僕にはよくわからないところもあったのですが、

サイモン&ガーファンクルのサウンドオブサイレンスやミセスロビンソンが心地良い

曲だったのは言うまでもありません。

八甲田山  網走番外地  あ・うん

 

高倉健さんが亡くなった。映画俳優が、またひとり、いなくなった。

(あと、仲代達矢さんぐらいしか思いつかない)

昼のNHKのニュース、解散と増税先送りの話題かなと思ったら、

初っ端に訃報のニュース。「網走番外地」や「昭和残侠伝」なんかは、

幼いころの記憶しかない。

ちょうど、大学に入った頃、観た作品は、「新幹線大爆破」  「野性の証明」 

 「幸福の黄色いハンカチ」

「八甲田山」 などなど…・新境地の演技を始めた頃ではなかったでしょうか。

その後も、「鉄道員ぽっぽや」  「ホタル」  「ブラックレイン」  「単騎、千里を走る」

「あ・うん」  「冬の華」   「遥かなる山の呼び声」・・・・・たくさん、たくさん楽しませていただきました。

ありがとうございました。

 

闇金ウシジマくんpart2

 

累計750万部突破の真鍋昌平原作コミックの人気エピソードをアレンジした、映画版第2弾。

違法な金利で金を貸し債権者を徹底的に追い込む闇金「カウカウファイナンス」の

ウシジマと、欲望に衝き動かされた者たちが激しいサバイバルを繰り広げる。

(キネマ旬報からの抜粋)

みんな、似たようなことがあるのに、オレは向こう側じゃあないと思っている(おれが、

言うことでもないですが)     

なにせ、根本を解決しない限り、先送りしたって、一緒なんですよね。

次は、もっと上の、本当に悪い奴をターゲットにして欲しいですね・・・・・・78点

なつかしい風来坊

 

「男はつらいよ」でおなじみの 山田洋次監督の初期の傑作のひとつ。

DVDで購入し、初見させてもらいました。

渥美清さんを起用する前に多くの作品でコンビを組んだハナ肇さんとの一本。

しがない役所勤めの役人と土方のおっさんとの交流を描いた、

ラストは、涙なくしては観れない作品。

92分の長さで、この内容。さすがです。

山田洋次監督の思いというか、考えのひとつが載った記事がありましたので、

紹介させてもらいます。

「大衆は作ったルールの中で、地道につつましく秩序を守って生きている。それは大衆の持っている健康な道徳意識である。

それでいながら、時として道徳から ひたすらはみだして生きたいという

願望を同時に民衆はかかえているのである。」

この作品や男はつらいよ他の山田作品に通じるものでは、ないでしょうか。

 

NHKBSで三国志の諸葛亮孔明の特集をしていました。遅い放送にもかかわらず

また観てしまいました。(御尊敬いたしております。)

ラッシュ/プライドと友情

 

70年代に活躍した実在のF1レーサーたちの生き様を描いたドラマ。

天才F1レーサーとして激しい戦いを繰り広げる、ニキ・ラウダとジェームズ・ハント。

そんななか、ランキング一位だったラウダがレース中の事故で全身に重度の

火傷を負ってしまう。(キネマ旬報からの抜粋)

僕は男としては車に興味が少ないほうだけど、これは、車の魅力と演出力が

良く出来ていてお見事でした。さすが、ロン・ハワード監督。   80点

プロ野球日本シリーズの結果は残念でしたが、来年は

リーグ1位で挑戦を!

るろうに剣心 伝説の最後編

 

先週末は 会社内の ゴルフコンペ。

昨日の日曜日は 関西板硝子卸商業組合主催のボウリング大会。

弊社社員も大健闘。なんとハイゲーム賞を獲得 (212点・すごい!)

 

累計5.700万部を超えるコミックの映画版シリーズ続編。原作でも人気の高い「京都編」を

2部作にした後編。日本征服を目論む志々雄一派を阻止すべく京都へ向かうも、

志々雄は甲鉄艦・煉獄で東京へ攻め入ろうとしていた。彼らを倒す壮絶な道を

剣心は選ぶ。(キネマ旬報からの抜粋)

話に少し無理があったり、チャンバラが、やや冗長な部分もあったけど、全体的には

楽しめました。 79点