新幹線大爆破

「新幹線大爆破」

Netflix配信  134分   監督 樋口真嗣

出演 草彅剛 のん 尾野真千子など

高倉健主演、佐藤純彌監督の1975年公開の東映映画を

「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督が

メガホンを取り、

現代版として新たに映画化。

主人公の古市を草彅剛が演じる。

(キネマ旬報からの抜粋)

前作は、2回観ています。

前作では、運転士は、千葉真一さん、今回は、のんちゃん。

前作は50年前? 我ながら凄いよね。(あらゆる意味で)

確かに前作は、人間ドラマというか、

犯人側に少し思い入れを持つように作られていました。

(何せ、主役が高倉健)

興行的には苦戦したのですが、

フランスでは、前作が大ヒットしたらしいです。(短縮版で、 人間ドラマをカット)

クラウドファンディングで、お金を集めるのも、今時。

今回は、樋口監督のお得意というか、お家芸の演出が

冴えたと思います。

特に前半部分の、疾走感というか、

スピード感は、さすがです。

ただ、後半は人間ドラマが希薄。

なんか端折りすぎ。

でも、映画館の音響で観たかったなあと

思うぐらい、

テレビジョンでは、ちょっと勿体ないなとは思いました。(将来、劇場に出すの?)

のんちゃんも出ていて、嬉しかったのですが

座っているだけでした(笑)

前作もそうですけど、こういう作品は

最悪の場面が

(例えば爆破とかで)

映し出されたとき、

想像でしたというのは

よくあるのですが、

今回は、ストーリー的に無理がなく

あるべき場面であり、

これは良かったというか、納得いく演出でした。

お見事でした!

 

大谷選手は、凄いですが、

タイガースも何とか頑張っています。

しかし、もう梅雨明けとか(関西地方)

こりゃ、夏が長いぞ!

70歳手前の身にしてみれば、年ごとにきつくなるような(笑)

皆様も、ご自愛くださいませ!

 

 

 

 

瞳をとじて

「瞳をとじて」

「ミツバチのささやき」などで知られるビクトル・エリセ監督が

31年ぶりにカンヌ国際映画祭で

発表した長編新作。

元映画監督と謎の失踪を遂げた

かっての人気俳優の記憶をめぐり、

物語が展開していく。

「ミツバチのささやき」のアナ・トレントの出演も話題に。

(キネマ旬報からの抜粋)

映画館で、じっくり観る作品ですね。(プライムビデオで鑑賞)

というか、しんどい時に観たら、

確実に寝ていました(笑)

う~ん、少し、長いかな。

「ミツバチのささやき」は、大好きな一編なのですが、

その後、あの「フランケンシュタイン」を観て

こちらも、感激しました(笑)

 

さて、昨年の洋画のベスト10も、お付き合いください。

①哀れなるものたち   ②オッペンハイマー   ③マッドマックス:フュリオサ

④アイアンクロー   ⑤コット、はじまりの夏

⑥シビル・ウォーアメリカ最後の日    ⑦ジョーカー:フォリ・ア・ドウ

⑧コヴェナント約束の救出     ⑨ソウルの春

⑩ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ

 

今日は沖縄慰霊の日。

トランプさん、公約違反だよ!

タイガースが、首位という不思議。

「ルノワール」、観てきました。

映画と食い物は、誰でも評論家!(好きな点数が付けれます! はい!)

 

 

 

教皇選挙

「教皇選挙」

2025年  令和7年  4月29日  祝日   尼崎にて鑑賞  79点

バチカンのシスティーナ礼拝堂で行われる教皇選挙(コンクラーベ)の

裏側を描くヒューマン・ミステリー。

ローマ教皇が死去した。

悲しみに暮れる暇もなくローレンス枢機卿は

新教皇を決める教皇選挙を執り仕切るが、

その渦中、バチカンを震撼させるある秘密を知る。(キネマ旬報からの抜粋)

封切り当初、観ようかどうか、迷っていたのですが、

偶然、ローマ教皇がお亡くなりになり、

当然、観に行きました(笑)

場内は満杯。

確かにストーリーは、よく出来ていると思いました。

ただ、後半は面白かったのですが、

前半は、レイフ・ファインズとジョン・リスゴーぐらいしか

知っている俳優がいなかったので、

人物関係がごちゃごちゃの印象になってしまいました。

結末は、観てからのお楽しみですが、

予備知識は、少しかじっていった方が

より楽しめそうです。

なんせ、キリスト→カトリック→福音派のトランプさん

という図式があったので?

大いに勉強させてもらうつもりで、観に行きました。

(余談ですが、イタリアとバチカン市国には、

45年ぐらい前に、一度行ったことがあります。)

この映画、

この作品自体が描く世界、

どこの国のどの世界も一緒ですね!

でも、音楽も演技も重厚さがよく出ていて

良かったです。

ストーリーだけは、今時?かなあと。

(オチも含めて)

”我々は聖人ではなく、理想に仕える人間なんだ”っていうセリフ、

都合の良い言葉にしか、聞こえないんだけど(笑)

サスペンス&ミステリー・・・・・&コメディ?

 

頑張れ! タイガース!

 

先週は、会議で東京品川へ

相変わらず、人が多いですね。

 

独断と偏見の  (恒例の)

ワタクシの昨年度   2024年  令和6年度の

ベスト10

先ずは、邦画から

①夜明けのすべて     ②十一人の賊軍   ③ベイビーわるきゅーれナイスデイズ

④正体    ⑤ぼくが生きてる、ふたつの世界    ⑥ぼくのお日さま

⑦ゴールドボーイ    ⑧悪は存在しない

⑨あんのこと     ⑩ミッシング

 

 

 

 

ラストマイル

「ラストマイル」

人気ドラマ”アンナチュラル” ”MIU404”と

同じ世界観で、物流センターを舞台に

連続爆破事件を描いたサスペンス。

大規模セールが行われるブラックフライデーの前夜、

某ショッピングサイトの関東センターから

配達された箱が爆発し、

連続爆破事件へと発展する。

(キネマ旬報からの抜粋)

監督 塚原あゆ子  脚本 野木亜希子

出演 満島ひかり 岡田将生      129分

やっと、観れました。

よく出来た作品だと思います。

特に脚本が素晴らしい。  前半は秀逸でした。

ただ、後半などは中途半端な感じを受けました。

キネ旬の脚本賞での受賞記念インタビューでは、

”テレビでは、分かり易く作っているけれど、映画ではもう少し

自分のやりたいことをやりました。”などと答えられてはいました。

確かに、エンタメ性と作家性は出ていたとは思いますが・・・・・。

(僕個人も、そういう作品が一番好きなのですが、

この作品に関しては、いっそうどっちかに振ったほうが

良かったのでは・・・・・?)

人気ドラマ?2作品のコラボも豪華な気もしますが、

これもかえって、何か中途半端。

でも、満島ひかりさん、上手かったですね。

(「愛のむき出し」の印象が強い)

現代を表している作品には間違いないです。

ビジネス(商売)での、

クライアントとの関係なんかは、やはり、

他人ごとじゃあなく、

グサッと来ました。

 

関西・大阪万博、行って参りました。

また、行きたくはなるのですが、

暑くて、歩き疲れました。

ただ、一つショックなことが、有り、

首からぶら下げていた革のショルダーバックの

横側がナイフか何かで

スパっと切られておりました。(パビリオンの中は暗い)

幸い何も被害が無かったのですが、

間違いなく、窃盗にあったものだと思われます。

後から考えると、ぞっとしました。

 

長嶋さん、

タイガースが

ジャイアンツの引き立て役だった頃、

(ワタクシが小学校高学年でした。)

シーズン終盤のタイガースとジャイアンツが

首位攻防を甲子園球場で行いました。

今では珍しいダブルヘッダーの第2試合、

ピッチャー、バッキーが投げた球が

王選手に対して、ビーンボールまがいだということで、

大乱闘になり、(バッキー投手と荒川コーチなど)

その後、変わった投手が

王選手の頭にデッドボール(死球)。退場。

それをまじかに見ていた次のバッター、

長嶋選手が、

かたき討ちとばかりのホームラン。

出来すぎというか、ドラマチックというか・・・・・。

ジャイアンツファンは欣喜雀躍で良いですけど、

子ども心には、堪(こた)えました。(正に、引き立て役、敵役(笑))

今だから、笑えますけど・・・・・。

 

 

  

 

密輸 1970

「密輸 1970」

「モガディシュ脱出までの14日間」のリュ・スンワンが監督、

実話から着想を得た犯罪アクション。

1970年代の韓国の化学工場の廃棄物により海が汚染され、

窮地に立ったジンスクら

海女さんチームは、

海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うが・・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

韓国  製作2023年  公開2024年  129分

リュ・スンワン監督  キム・ヘス  ヨム・ジョンア出演

往年の東映映画のような展開。

韓国の昭和映画。

エンタメ性、テンコ盛り、以上。

 

タイガース、強いぞ!

明日からは、交流戦。

日本シリーズの前哨戦?(笑)

先週は、硝子業界の総会が2件。

そして、弊社の株主総会。

今週は、サッシメーカーの全国大会が大阪で。

(関西万博が開催されたので、今年は大阪。観光は、もちろん万博。)

来週は、ガラスメーカーの全国大会とガラス業界の会合で東京へ。

映画は、今年一番の話題作、

「国宝」を、観に行きたいです。

 

 

 

片思い世界

「片思い世界」

2025年 令和7年  4月12日  尼崎で鑑賞

79点

「花束みたいな恋をした」の土井裕泰監督と脚本家・坂本裕二が

再び組み、

広瀬すず、杉咲花、清原果耶を主演に迎えたヒューマンドラマ。

美咲、優花、さくらは、家族でも同級生でもないが、

東京の片隅にある一軒家で

楽しく気ままな3人だけの日々を過ごしている。

12年間一緒にいる彼女たちの

誰にも言えない片思いとは・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

広瀬すず、杉咲花、清原果耶という

今が旬の芸達者たちに

(いずれも朝ドラの主演経験者ですね)

好調の坂本の脚本と聞けば、

観に行くしかないのですが(笑)

事前に期待も高まっていた・・・のですが、

意外に前評判は低く、

あれれと思ったのですが、

観に行きました。

しかし、かえってその方が良かったのか、

結論から言うと、ボクは楽しめました。

確かに、ファンタジー色が強すぎるのは

分かるのですが、

辻褄もくそも関係なしで、いつものように

坂本の世界に浸りました。

ネタバレが早いのも、良かった方に転び、

また、3人の演技もさすがでした。

傑作とは思わないですが(失礼!)

安心感のある、良い作品でした。

ムーンライダーズは、懐かしいですね。

しかし、豪華な主役3人でした。

これだけでも、観てて眼福でした。最初、

片思いとは、どういうことなのかなと

思って観ていたのですが、

ああ、こういうことなのですね(笑)

 

大相撲、大の里、横綱おめでとうございます。

圧倒的な強さですね。

面白くなりそうです。

 

 

 

 

悪い夏

「悪い夏」

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を

受賞した染井為人による同名小説を

「ビリーバーズ」の城定秀夫監督が映画化。

市役所に勤める佐々木は、

同僚が生活保護者受給の女性に肉体関係を

迫っていると知り、

その女性を訪ねるが、それをきっかけに

犯罪に、巻き込まれてゆく。(キネマ旬報からの抜粋)

79点

2025年  令和7年  3月20日 祝日

尼崎で鑑賞

北村匠海  河合優美  窪田正孝出演

北村匠海さんは、只今、朝ドラで奮闘中!(確かに上手い!  シネフェスでも

一度、おしゃべりさせていただきました。好青年でした。)

今村昌平監督の、ブラックコメディというか、

悲喜劇を思わせる面白さでした。

俳優陣も芸達者が多く、なかなか楽しめた作品でした。

城定秀夫監督は、「アルプススタンドのはしの方」以来の鑑賞かな?

(ちょっと、お久しぶりでした。)

 

先日、久しぶりに献血に行ったのですが、

70歳で終わりと、言われました(笑)

レイトショーで、「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を

観てきました。

作品というより、河合優美と伊藤蒼という二人の女優の演技に

圧倒されました。

”ミッションインポッシブル”の最新作のために

前作を復習のために、見直しました(笑)

土曜日、神広戦を

甲子園球場に妻と長男が観戦に行きました。

強いね!タイガース!

(俺が、観に行った時も勝ってくれよ!)

 

 

 

エミリア・ペレス

「エミリア・ペレス」

弁護士リタは、麻薬カルテルのボス、マンタスから

女性としての新たな人生を

用意して欲しいという極秘の依頼を受ける。

リタの計画により、

マンタスは姿を消すことに成功。

だが数年後、

リラの前に新しい存在として生きるエミリア・ペレス、

かってのマンタスが現れる。

(キネマ旬報からの抜粋)

2025年 令和7年 3月29日鑑賞 大阪梅田  79点

一見の価値は、充分あり(上から目線でスンマセン)

ミュージカル風も一味違って楽しめるし(やっぱり、劇場での音響は別物)

役者も、熱演。

こういうのを見ると、やっぱり日本は、平和。

貧困は、あらゆることをむしばんでいく。(ある意味、デフレスパイラル式に)

そして、この世は、金、金、金。

物語も、展開が二転三転、良い意味で予想が外れたりして、

・・・・・なかなか見応えはありました。

 

朝ドラ ”あんぱん”

なかなか面白いですが、これからですよね!

楽しみです。

(河合優実さんは、今年のシネフェスの受賞者でした。お会いできなくて、残念です。)

タイガース、強いぞ(笑)

 

 

 

白と黒

「白と黒」

いやあ、面白い!

見応えあり!

隠れた名作と言われているのも納得。

脚本も(あの橋本忍!)

良いし

演出も良い。

小林正樹、仲代達也を始め、役者陣もさすがの演技。

現代のサスペンス・ミステリードラマの原点ですね。

橋本忍のオリジナルシナリオより

堀川弘通が監督した推理ドラマです。

1963年製作  113分   東宝  監督堀川弘通

 

タイガース、今期は、ジャイアンツ戦に強いね。

なんで、俺らが行った日だけ、負けんねん(笑)

今日は、好投手、対山崎。

楽しみやね。

 

 

 

 

 

 

 

ANORA アノーラ

「ANORA アノーラ」

第77回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いた

ショーン・ベイカーのロマンティックコメディ。

ニューヨークを舞台に、ロシア系アメリカ人のストリップ・ダンサー、

アノーラの

ジェットコースターのようなロマンスと

騒動を、ユーモラスに、そして真摯に描く。(キネマ旬報からの抜粋)

2025年  令和7年  3月15日  三ノ宮にて鑑賞

77点

正直、米アカデミー賞作品賞も

時代とは言え、変わったなと思いました。

米アカデミー賞と世界3大映画祭との違いは

エンタメ性に富み、老若男女問わず楽しめるというのが

売りだったと思います。(勝手に思ってます。)

でも、やはり

世界的な時代の流れなのでしょうね。

カタルシスも乏しいし、何とも言えません。

良い作品だとは、思いますが・・・・・。

確かに、多様性の時代だし、セックスワーカーの人たちを差別することも

無いとは思いますが、

面白さも含め、作品的に良作の小品という感じです。

だからか、一般的な映画としての話題にも上らないし、

作品賞なのに盛り上がらないのが

映画ファンとしては、残念です。

 

先日、NHKの

”バタフライエフェクト 映像の世紀

(神の国)アメリカ もう一つの顔” を

観たのですが、

前回に少し書いたように、

トランプ米大統領ーキリスト教ーカトリックー福音派という流れが

解説されておりました。

前に観た、トランプの若き頃を描いた映画は

トランプがどうやって作られていたかでしたけど、

この番組で、トランプのベースが(基礎)

なにがしら、見えたような気がしました。

その後に観た、

映画「教皇選挙」も関りがあったので、面白く鑑賞させてもらいました。