
「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」
アメリカ大統領トランプの過去を描いた衝撃作。
若き実業家だった20代のトランプは、
辣腕弁護士ロイ・コーンと出会い、
非情な ”勝つための3つのルール” を伝授される。
やがてトランプは
数々の大事業を成功させ、
コーンさえ思いもよらない怪物へと変貌していく。
(キネマ旬報からの抜粋)
81点 2025年 令和7年 1月25日鑑賞 三ノ宮
(嫁さん、大喜び!)
正直、一部、共感するところは有りました。(笑)
まず、なぜ、この作品が日本でヒットしないのかということ。
わかりません。
配給会社の怠慢じゃあないでしょうか。
いやあ、実に面白い!
お勧めした人も、皆、喜んでいました。
もちろん、芸術面というより、エンタメ性としての
出来が秀逸です。トランプの好き嫌いで評価する映画でもないですし、
ドキュメンタリータッチで、
スキャンダラスで、
のぞき見主義感満載?
いやなやつだけど、今の所、
彼自身、追い詰められもせず、そして、成長もしない。
アプレンティスとは、”見習い”という意味らしいです。
もう少し、長くしても良かったぐらい。(前後編で)
トランプもよく上映を許可したものです。
腹回りや頭髪の整形も暴露。
家族にも、容赦なく。(アメリカでは、パイロットの評価は低いの?)
利他の心
なんてあるわけもなく、本当に何もかも、自分の利益のためですね。
以前、トランプタワーも見に行ったことがあります。
(スピルバーグも住んでいたらしい。)
下品で、教養がないの一言では、かたずけられない。
プロレス的なやり方(プロレスは大好きだけど。)
みんなが、自分が正義だ。真実だという、今の世の中。
民主主義とは、何ぞや。
ワタクシは、少数の意見も加味しながら
進めていくものだと思いますが。
怠け者は、置いといて、本当に弱い人には、手をさし出すべき。
演技の上手い奴が、勝つ世の中。
アメリカンドリーム、そして、ニューヨークが栄えるということは、
アメリカの復活ということか。
弁護士ロイ・コーン役のジェレミー・ストロングは、見事な助演賞ものの演技。
酒は判断力が鈍るということで、飲まず、
当然、たばこもやらず。
民主主義も、勝者にひれ伏す。
力の強いものが、勝つ。
(ただ、強引さが無ければ、物事は進まないのは認める。)
攻撃、全否定、負けないという3つのルールを
叩き込まれる。
商売人であり、まさに資本主義の権化。
フランケンシュタイン博士の創った怪物みたい。
予測不能な、4年間。
成功と金と権力が、正直や良識に勝る。
