変な家

「変な家」

覆面ライター・YouTuber雨穴による人気動画”変な家”と

その前身である同タイトルのウェブメディア記事を基にした

ミステリー小説を映画化。

売れないオカルト専門動画クリエイター・雨宮は、

購入予定の家の間取りがおかしいと

マネージャーから相談を受け・・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

佐藤二朗は、いつも通り、おかしみのある演技。

それと、やっぱり川栄李奈さんは、上手いですね。

最初は、地味な感じだったのですが、後半の、

いかにも役にのめり込んだような演技。

作品自体は、評論家などからは

酷評ですが、興行的には当たった様です。

確かに、前半は面白かったです。

ただ、後半は想像してなかったというか、

予備知識も無かったので、

スリラーというか、横溝正史的な展開、

画像にびっくり。

全体的に、悪くはないけど、

後半を、もっと丁寧に理詰めに

作り込めば、もっと良かったのにと思いました。

(理屈に合わないアラが目立ちました。)

「ミックス」が面白かった監督さんだけに

惜しい作品です。

 

今日は、我が西宮市にある、えびっさん総本家西宮神社の

十日えびすの日です。

100年前から始まったその年の福男選びの神事。

30年ぐらい前から、えらい盛り上がり、

今や、お正月明けの風物詩の最大イベント。(しかも、関西だけでなく全国区)

なんばや梅田の神社と違い、こちらは広く、

門から、約230メートル走らないと、本殿にたどり着きません。

毎年、約5000人以上が集まり、

2回の抽選を経て、

108人が、門の前を陣取り、午前6時に開門します。

関西では、この日から、日常に戻ると言われています。(笑)

 

そして、また1月17日が巡ってきます。

あれから、30年。

私にとっても、人生のターニングポイントになった出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「窓ぎわのトットちゃん」

「窓ぎわのトットちゃん」

八鍬新之助監督作品  2023年  114分  アニメーション

映画館で観たかった作品です。

Netflix配信 鑑賞

もっと評価が高くても良かったのにと思う作品でした。

反戦映画としてもよく出来ているのですが、

子どもたちに対する愛情がとても深く感じられ、尺さえも短く思える面白さでした。

(だから、物足りなかったのは、そのせいか、劇場で観ていないせいなのか)

絵もすごく素敵で、エピソードが、ひとつひとつ、心に染み入ります。

余談ですが、黒柳徹子さんには、早く、国民栄誉賞をお渡しするべきです。

(この賞が良いか悪いかは別にして)

あんなトースターは、初めて見たなあ!

あと、朝日新聞の看板が画面に、ちらほら何度も。

こういう良い作品、反戦映画に協力していますよという

見え見えの宣伝?

この時代に、戦争の後押しをしていたんですよという描写が正直にあれば、

見直していたのですが(笑)

なんか、かえって情けない(笑)

 

皆様、新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

お正月は、初めて旅行先で迎えました。

家族4人で、淡路島へ。

3年とらふぐなんぞを戴き、

贅沢をさせて頂きました。

(普通、養殖ふぐは2年なのだそうですが、

淡路島では、3年育てているそうです。)

 

年末、初めて年金事務所に相談に行ったのですが、

要は、本人がいつまで長生きできると思っていることが

ポイントなんですね。

 

新阪急ホテルが、4日、60年の歴史に幕を下ろしました。

大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

「SYOUGUN 将軍」が、ゴールデングローブ賞受賞。

あっぱれ!

全10話のうち第1話と第2話が、昨年、

8日間限定で、劇場上映をされていましたが、

キッチリ、見逃しております。

でも、こうなると、また上映しそうですね。

(淡路島での初日の出)

 

 

 

 

ソウルの春

「ソウルの春」

”粛軍クーデター”  ”12.12軍事反乱”  などとも言われる韓国民主主義の存亡を

揺るがした実際の事件を基に、

一部フィクションを交えながら描く社会派エンターテインメント。

”独裁者”とも呼ばれた大韓民国大統領が、

側近に暗殺される。

首都警備司令官イ・テシンは、

その隙をついて

クーデターを決行しようとしたチョン・ドゥグァンの

野望を阻止しようとする。(キネマ旬報からの抜粋)

見応えあり! 重厚な作品です。

良い意味でも、悪い意味でも

まだまだ国として成熟していないからこそ、(先日みたいに、戒厳令が、この時代に

まだ出るか⁈)

俗に文化と言われる分野が面白い。(小説、映画、音楽など)

またまた、韓国の歴史の勉強をさせて頂きました。

あの名作「日本のいちばん長い日」のような緊張感の漂う

エンタメ性の高い力作。

強いもの、運が良いものが、その時は

勝利したかもしれないが、

時代が変わると、評価も変わるし・・・・・。

面白いものです。

韓国作品  142分

 

だけど、今回の戒厳令、(大統領にその権限があるといっても

してはならないこと)

昨年、この映画が大ヒットして韓国で大ヒットして、

興収ナンバーワンだったらしいですが、

だからといって韓国民の過剰反応は、

あまりよくないというか、

せっかく、日米韓の体制が良くなってきたところです。

現状、東アジアの情勢が不安定な中、

冷静に対処していかないと、足元が掬われかねません。

ちょっと、心配ですよね。

 

皆様、今年も大変お世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。

では、良いお年を!

 

 

 

 

 

 

正体

「正体」

2024年 令和6年 11月30日鑑賞      80点

染井為人による同名小説を「ヴィレッジ」の

藤井道人監督、横浜流星主演で映画化。

殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木が脱走した。

又貫刑事は、潜伏し逃走を続ける鏑木と各地で出会った紗耶香らを

取り調べるが、それぞれが出会った鏑木は

まったく別人の姿だった。(キネマ旬報からの抜粋)

左の監督さんだけど(笑)

見応えは充分。

力作です。(どの作品も、それは感じる。)

ただ、話が詰め込みすぎの感があり、そこは惜しい。

後、横浜流星が、男前すぎる。(笑)

 

今年も、押し詰まってまいりました。本年も、

相変わらず、いろんなことがありました(笑)

あっという間に、冬になり

体調を崩されている方も多いです。

弊社も、インフルエンザが、流行っております。

皆様も、お体ご自愛下さいませ。

ナベツネさんが、亡くなられました。

功罪相半ばという声が多いですが、

時代とは言え、

もうこんな凄い人は、出てこないでしょうね。

(何年か前の大越さんのロングインタビューが、印象的でした。)

イチ新聞記者が、権力を持つということが、

いろんなことを、教えてくれます。

勉強になりました。

合掌。

 

今年は、裁判もいろいろな面を見せてくれました。

この年末も、紀州ドンファン、猪苗代湖ボート事故、

不同意性交罪(大阪地検元検事正暴行事件を始め、各地で)

改めて、人が人を裁く難しさ、

そして、演技の上手い人が有利という、この矛盾。

なんかなあ・・・・・。

 

 

 

 

 

 

コヴェナント 約束の救出

「コヴェナント 約束の救出」

ガイ・リッチー監督&ジェイク・ギレンホール主演のタッグが贈る

戦争ドラマ。

アフガニスタンで

重傷を負って帰国した米軍のジョン・キンリー曹長は、

自分を救ってくれたアフガン人通訳の

アーメッドが行方不明だと知り、

その捜索のため、

再びアフガンへ向かう。(キネマ旬報からの抜粋)

アメリカ  123分

ラストは、お決まりのラストではありましたし、

相変わらず米国寄りの作品ではありましたが、

緊張感は、良かったです。

いろんな問題も提示され、

見応えは有りました。

ただ、予告編を観たら、ストーリーが

全部わかってしまうのは

何とかして欲しいと思いました。

 

先日、メーカーの横浜ショールームに

見学に行きました。

そこのコンセプトは、なんと、

富裕層向けではなく、超富裕層向けらしいです。

一例を挙げると、玄関ひとつをとっても

2~3千万円。

高級車か、マンションの一室がドアに付いているようなもの。

だから、表に表示の看板もなく、

冷やかしお断りで、予約のみらしいです。

別荘地用のサッシ、硝子なども、

見晴らしが映えるように考えられていました。

超富裕層向けは、金額ではなく、

いかに気に入ってもらえるかだそうで、

お金の話は、一切しないらしいです。

もひとつ、同じように

私と全く縁のないお話。

同じ頃、大きな封筒でパンフレットが届きました。

これが、なんとハワイの別荘地の紹介。

しかも、あのオータニさんのご近所をどうですかという代物。

約20区画から選んでくださいということらしいのですが、

まず、思ったのは

”送り先を間違えてるやろ!”(笑)

だから、前述の話ではないのですが、

やっぱり、(当たり前ですが)

世の中には

考えられないような大金持ちが

いらっしゃるのですね。(笑)

笑わなしゃあない。

 

 

 

 

 

 

本心

「本心」

芥川賞作家・平野啓一郎がデジタル化社会の

功罪を浮かび上がらせた同名小説を

「ぼくたちの家族」の石井裕也監督&池松壮亮のタッグで

映画化したミステリー。

母が自由死を選んだと知った朔也は、

なぜ自ら死を望んだのか

本心を知ろうとしてAIで

母を蘇らせる。(キネマ旬報からの抜粋)

2024年  令和6年  11月8日鑑賞

78点

今年のシネフェスでの表彰式で(「月」 「愛にイナズマ」で監督賞)

花束を贈呈させて頂いた石井裕也監督の

新作です。

この監督さんも(当たり前ですが)

作品によって、ボク的には好みが別れることが多いです。

今回は、中間です。(笑)

今年の主演男優賞候補のお二人の(池松、仲野)演技の

ぶつかり合いも興味深かったのですが、

何と言っても、三吉彩花さん、上手かったです。

(田中裕子さんも、言うまでもないです。お見事。)

作品自体は、悪くはないのですが、どうも好みではない。(笑)

別に、人間の本心が判る、判らないなんて

当たり前のことですし、

未来の先取りも、フーンという感じだし、

ストーリーも詰め込みすぎというか、

突拍子のない方向へ行くし・・・・・。

だから、良いのは解るけど、

やっぱり、好みじゃあない。(笑)

 

中山美穂さんは、やっぱり岩井俊二監督の

「Love Letter」が

良かったですね。

 

シネフェス、公に、今回の中止が掲載されました。

委員長の体調と、何んと言ってもお金の問題らしいです。

仕方ないですね。

特に大阪は(公私ともに)、文化に対して、シビアですからね。

残念ですが、

再来年に期待しましょう!

 

 

 

 

 

 

ゴジラ✕コング 新たなる帝国

「ゴジラ✕コング 新たなる帝国」

ゴジラとコングの究極の対決を描いたハリウッド発のモンスター・ムーヴィー。

怪獣と人類が共生する世界で、

未確認生物特務機関モナークが察知した異常なシグナル。

<地上世界/ゴジラテリトリー>と

<地下空洞/コングテリトリー>が交錯し、

新たなる世界が幕を開ける。

「VS」ではなく「✕」、

そして「新たなる帝国」が意味するものとは・・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

悪いけど、お金かければいいってもんじゃあないよ

という典型的な作品。

確かに、映像としては、凄いなあと思う場面は、多々ありました。

でも、段々、昔の東宝のゴジラ作品みたいに

(悪い意味で)

お子様ランチ風になって来ました。

アメリカ  2024年  117分

 

なんか、兵庫県知事の件。

私は、どっちもどっちだと思いますが、

泥仕合になってきましたね。

大手メディアも、

もっと伝えなくてはいけないことが

多いとは思うのですが・・・・・。

 

韓国も、まだまだやね。(でも、いろんな意味で、

だからこそ映画を始め、面白いんだけどね。)

 

シネフェス、来年は、一旦お休みになりました。残念!

詳細は、また。

 

 

 

 

 

ある用務員

「ある用務員」

2021年公開  86分  監督 阪元裕吾

ジャンルは任侠・アウトロー

出演 福士誠治 芋生悠

監督さんは、ご存じ”ベイビーワルキューレ”シリーズの

阪元監督。

”ベイビー”の前の作品だけに

随所に阪元色が、観られます。

脚本が弱いだけに、作品としては、

ちょっと、しんどかったです。

ただ、面白かったのは、な、なんと”ベイビー”のコンビが

あの殺し屋スタイルで現れ、

あっという間に? というか、

あっけなく散りました。(面白い!)

 

兵庫県知事選挙

良かったのか、悪かったのかは、まあ、時間がかかりますが

いずれ判断が下ります。

それも、我々、兵庫県民に!

兵庫県民は、バカでは無いです。(この言いかたは、個人的にもホンマに腹が立つ!)

今回の選挙は、良くも悪くも、日本の選挙のターニングポイントに

なったと思います。大手メディアも、護身が、見え見え。

県民は、

テレビ、新聞だけで判断せず、SNSも参考にしたのです。

NHK党の影響は、少ないです。

あれだけ若い人の投票率が悪いと言っていたのに、

いざ、率が上がると、若者の投票の内容を批判する。そして、

閉塞感の打破もあるのです!

ワイドショーのコメンテイターも、後付の解説ばかり。

選挙は民主主義じゃあないって、いまさら当たり前だろう。

ましてや、2位と3位を足したら、1位より多いなんて

どこの選挙もそうだろうが!

(自身の身が可愛い、言い訳ばかり)

告発者は、問題有り!(裏も取れている。)

あの面で、10年に渡って、10人以上の職員に立場を使って、手を出すな!

それも公のパソコンを使用して連絡するとは!

死者を冒涜するなって?、それじゃあ、ジャニーズ問題は?

パワハラ、セクハラも

俺たちの時代では、問題無し。昔から、一部の役人根性には、

共感できない。使えない奴は粛清されて当たり前。(この意見は、ごめん、まずいな!)

だから、自死の真相も藪の中。

知事も、反省しているし、次は、ある程度、上手くやる・・・と、思う(笑)。

トランプと違って、要らんことは言わずに偉い。(笑)

前知事の負債も大きく、ちょっと確かに

勇み足の面もある。特に、県庁の建て替えで

建築関係との軋轢。

なんせ、昔から(兵庫県だけではないけど)

既得権益とか、教育問題とか

兵庫県も問題山積。

他の県、市、町では、無投票で当選というのも

よく聞く話。

だから、兵庫県民は、誰に入れたかは別にしても、偉い。 (笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十一人の賊軍

「十一人の賊軍」

2024年  令和6年  11月2日鑑賞      81点

1868年の幕末を舞台に

憎き藩のために”決死隊”として

砦を守る任についた罪人たちの死闘と葛藤を描く。

(キネマ旬報からの抜粋)

東映お得意の集団抗争劇。

白石和彌監督作品。

白石監督と木竜麻生さんとは、以前のシネフェスでお話をさせて頂きました。

それだけにお二人には、思い入れがあり、応援しております。

特に、木竜麻生さんとは、ツーショット写真も撮らせていただき、

長い時間、おしゃべりもさせてもらいました。(この作品の舞台、新潟のご出身だそうです。)

白石監督さんは、この年の「虎狼の血」で受賞されたのですが、

同じ年に撮られた「サニー/32」は、全く面白くなかったと

失礼なことを申し上げたら苦笑いされていました。

今思い出しても、恥ずかしいです。

でも、この作品は、エンタメ性にも富み、

本当に面白かったです。(うちの奥さんも大興奮)

主役も、今、乗って乗りに乗っているお二人。

話題作目白押しの山田孝之さんに、大河ドラマに抜擢された仲野太賀さん。

そして、本山力さんの殺陣はお見事!

阿部サダヲさんも最後まで生かし切る脚本も良かったです。

鞘師里保さんも今後期待大。

十一人の意味も一つの隠し味。

正義とは、あるのかもしれないし

ないのかもしれないのを、分かり易く

時代を映しながら説明した作品でした。

面白かったです。

 

兵庫県民は、バカでは無いです!(笑)

 

 

 

 

 

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」

78点  2024年  令和6年  10月19日鑑賞

「バットマン」シリーズの悪役ジョーカー誕生秘話を描いた

「ジョーカー」の完結編となる続編。

理不尽な世の代弁者として、

時代の寵児となったジョーカー。

その前に現れた謎の女リーと共に

狂乱が世界へ伝播していく。

孤独で心優しかった男の暴走の行方とは?(キネマ旬報からの抜粋)

結論から言うと、僕的には、

まあまあ面白かったです。

というのも、こういう話題作は、初日金曜日のレイトショーで

観ることが多いのですが、

たまたま、ゴルフのお付き合いがあり

一週間遅れました。

それが良かったのか、悪かったのか・・・・・。

賛否両論というより、否定的な意見のほうが多かったので、

ハードルを低くした心構えで行きました。(笑)

ミュージカルだという、お声もありましたが、

私自信、ミュージカルも大好きですし、

先に聞いてて、良かったです(笑)

いやいや、そうではなく、

見応えもあり、退屈はしませんでした。

第1作目が、余りにも衝撃的過ぎて、

エンタメ的にも面白かったのは確かなのです。

だから、それを期待して行くと

肩透かしを食らうような作品だとも思います。

でも、傑作とは言いにくいですが

演出、演技人も

頑張っていましたし、それなりに楽しめる作品でした。

 

昨日は、我が兵庫県の知事選挙でした。

やっちゃいましたねぇ!

終盤に、元知事が猛追しているという情報は有りました。

でも、本当に勝利するとは!

確かに、表や裏のお話が飛び交っており、

僅差になるのではと

言われておりましたが・・・・・。

実は、ワタクシ、元知事に投票しましたひとりです(笑)