「本心」
芥川賞作家・平野啓一郎がデジタル化社会の
功罪を浮かび上がらせた同名小説を
「ぼくたちの家族」の石井裕也監督&池松壮亮のタッグで
映画化したミステリー。
母が自由死を選んだと知った朔也は、
なぜ自ら死を望んだのか
本心を知ろうとしてAIで
母を蘇らせる。(キネマ旬報からの抜粋)
2024年 令和6年 11月8日鑑賞
78点
今年のシネフェスでの表彰式で(「月」 「愛にイナズマ」で監督賞)
花束を贈呈させて頂いた石井裕也監督の
新作です。
この監督さんも(当たり前ですが)
作品によって、ボク的には好みが別れることが多いです。
今回は、中間です。(笑)
今年の主演男優賞候補のお二人の(池松、仲野)演技の
ぶつかり合いも興味深かったのですが、
何と言っても、三吉彩花さん、上手かったです。
(田中裕子さんも、言うまでもないです。お見事。)
作品自体は、悪くはないのですが、どうも好みではない。(笑)
別に、人間の本心が判る、判らないなんて
当たり前のことですし、
未来の先取りも、フーンという感じだし、
ストーリーも詰め込みすぎというか、
突拍子のない方向へ行くし・・・・・。
だから、良いのは解るけど、
やっぱり、好みじゃあない。(笑)
中山美穂さんは、やっぱり岩井俊二監督の
「Love Letter」が
良かったですね。
シネフェス、公に、今回の中止が掲載されました。
委員長の体調と、何んと言ってもお金の問題らしいです。
仕方ないですね。
特に大阪は(公私ともに)、文化に対して、シビアですからね。
残念ですが、
再来年に期待しましょう!