マスカレード・ホテル

「マスカレード・ホテル」

東野圭吾のベストセラー小説を”HERO”シリーズの

鈴木雅之監督が実写映画化。

都内で起きた3件の殺人事件に残された数字を解読した

刑事・新田は、

次の犯行場所が、ホテル コルテシア東京であることを突き止める。

新田は ホテルマンに扮して潜入捜査することに。(キネマ旬報からの抜粋)

 

失礼!  この作品も前回同様、飛行機の中です。

フジテレビ製作だから、見かけだけで、中身、カスカス(大変、失礼!)、

いつもと一緒かなと思って観たのですが、

そう思って観たせいか、意外にまあまあ(笑・大変ご無礼いたしました)。

でも、平均以上でないことも確か(ごめんなさい)。

どこが良かったと聞かれると、

長澤まさみちゃんかな(笑)。

グランドホテル形式で、

オールスターキャストは良いんだけど、

大袈裟な芝居は、やはりいただけない。

その点、長澤まさみさん(うまくなったなあ)と キムタクなど一部キャストの熱演は

観てて楽しいものでした。

 

昨年も、えらい目に遭ったのですが

今年も各地で大変な豪雨。

被災された方々にはお見舞い申し上げます。

ただ、台風のシーズンもこれからですので、

ちょっと、心配です。

皆様もご注意くださいませ。

 

タイガースは、もうどうでもいいけど(笑)

カープ、がんばりんさい!

オズランド 笑顔の魔法おしえます。

「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」

小森陽一の小説”オズの世界”を、”SP”劇場版の波多野貴文監督が映画化。

超一流ホテルチェーンに入社した久留美は、

地方の遊園地に配属され 不満げだったが、

カリスマ上司の小塚や個性豊かな従業員に囲まれ

失敗や成功を重ねるうちに、

少しずつ やりがいに気付いていく。(キネマ旬報からの抜粋)

台湾行きの、飛行機内で観ました。

肩の凝らない作品を選びました(失礼!)。

だから、可愛い 波瑠ちゃん主演にしました(笑)。

 

ひとことで云うのは失礼なのですが、

演出が、良くない。

中途半端。

コメディは、分かるんだけど、言いたいところが、甘い!現実的ではない。

せっかく、働き方改革をテーマにしているんだから、

もう少し、真面目に掘り下げた部分も あって良かったんじゃあないかと思いました。 はい。

 

年に一度の、真夏の時季の人間ドック。

行って参りました。

今回も 兵庫県西宮市の、某大病院で、5年連続でお世話になりました。

 

なにか、

最初に寄せてもらった時より、

ていねいになっている気がします。

確かに、今、この高齢者社会、

御商売になる分野だとは思います。

競争もあるので、年々、内容も良くはなってはおると思うのですが。

 

なにせ、保険が効かないので、高い!!

だから、値段の割に何かもうひとつだなあと、

以前から思っていたので、

対応が良くなってきたのかなあと。

 

いやごとのひとつも言いたくなりますが、

まあ、なにはともかく、何もなかったと言う事が(いまのところ)

一番ですので、これ以上云うと罰が当たりますよね。

 

アルキメデスの大戦

「アルキメデスの大戦」

戦艦大和の建造をめぐる謀略を描いた三田紀房による同名マンガを

実写映画化。

日本と欧米の対立が激化する昭和8年。

数学的能力、そして持ち前の度胸を活かし、

大和建造計画の裏に隠された不正に挑む

天才数学者・櫂直の前に

帝国海軍の大きな壁が立ちはだかる。(キネマ旬報からの抜粋)

81点

菅田将揮さんは、本当に(素人目からみても)、うまい!

いろんな監督さんが使いたがるのも わかります。

この作品、評判はまあまあでしたが、

僕は、面白かったです。大変、楽しめました。

山崎監督は、こういうエンタメに富んだ作品は、うまいですね。

最初に、CGやVFXを駆使して、

大和の撃沈シーンを再現した演出は、

見事の一言。

そして、その後 戦闘シーンが一切なかったのも、すごく良いやり方だと思います。

「永遠の0」は、右寄りだったけど、今回は中道か?(笑)

なんにしろ、菅田さんの

黒板に数式を書くシーンは、一見に値します。

また、主演男優賞かな?(笑)

 

昨日、久しぶりに阪神甲子園球場に行き、

高校野球を観戦しました。

自宅からは、歩いて30分強。

暑い中、往復とも汗だくになりながら、歩きました(笑)。

着いたときは、

ちょうど、準々決勝の第2試合

中京大中京VS作新学院でした。

試合は、満塁逆転ホームランで 中京大中京が勝ちましたが、

レフト外野席に座っていたので、目の前にボールが

落ちてきました。

今、外野席は500円なんですね。

前は無料でしたが。

帰りは、おいしいと評判の中華屋さんで

餃子と鶏のから揚げとザーサイを買って帰り、ビールで余韻に浸りましたとさ。

言の葉の庭

「言の葉の庭」

「君の名は。」の新海誠、2013年の作品。

「天気の子」と同様に、雨がストーリーの要であり、そして美しい。

でも、この作品は、映像は見事ですが

内容は、どこにでもある様な恋愛ストーリー。

(ちょっと無理がある部分もあるような)。

しかし、こうやってフィルモグラフィーを振り返って観ていくと、

やはり、

作家性の強い作品群ばかりですので、他の作品も

観てみたくなりますよね。

 

一番美しく

「一番美しく」

終戦記念日翌日だからというわけではありませんが、

1944年4月公開の黒澤明作品。

昭和19年、大東亜戦争まっただかの中の上映ですから、

クロサワ作品といえど、

戦時色の強い映画です。

軍需工場で働く少女たちを描き、

後の黒澤監督の妻になる矢口陽子さんも

出演されております。

今では、いろんな意味で

考えられない様な作品内容。(時代が違うと言えばそれまでですが)。

しかし、部分的には今でも、このような考え方をしている方は多いのでは。(御国のためとか)。

あの当時は、みんな、一丸となって勝利を信じ向かっていた。

ワタクシは、これに関しては、日本人の

良いところであり、悪いところでもあるとしか言えません。

 

 

 

 

 

 

 

よこがお

「よこがお」

「淵に立つ」の深田晃司監督によるヒューマン・サスペンス。

献身的な仕事ぶりが評判の訪問看護師・市子。

ある日、訪問先の大石家の次女が行方不明となる。

事件の関与を疑われた市子は、ねじ曲げられた真実と予期せぬ裏切りにより、

築き上げた生活の全てを失ってゆく。(キネマ旬報からの抜粋)

この監督、暗いというか、気が滅入る作品が多いのですが、(笑)

見応えはあります。

希望が無い作品は、苦手なのですが

なにか、気持ちをぐちゃぐちゃにして、ひきずられる魅力があります。(どういう意味や(笑))。

主演の筒井真理子さんや 市川実日子さんも熱演でした。

池松壮亮さんも相変わらず、うまい。      80点

 

 

 

運び屋

「運び屋」

「グラン・トリノ」以来、10年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を兼務した作品。

90歳で孤独な生活を送る男アール・ストーンは、

クルマの運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。

しかしそれは、メキシコの麻薬カルテルの

運び屋だった。(キネマ旬報からの抜粋)

相変わらず、うまいねえ!

あっぱれ、イーストウッド、なんと、88歳!

わたくしも、この年齢になると、自分を重ねてしまいます。

 

お盆前、皆さん、お忙しくされていると思いますが、

この暑さ、ご自愛くださいませ。

渋野日向子嬢、全英オープン優勝、おめでとうございます。

一昨日は、広島、明日は長崎の”原爆の日”。なにか世界が、きな臭くなってきたような・・・・・・。

韓国とも、もめてるし。

高校野球も、一昨日から。

 

夏真っ盛り。

天気の子

「天気の子」

「君の名は。」の新海誠監督による長篇アニメーション。

森嶋帆高は高1の夏、離島から家出して東京にやってくる。

しかし、生活に困窮し、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事に就く。

連日雨が降り続くなか、

帆高は祈るだけで、空を晴れにできる能力を持つ少女

陽菜に出会う。(キネマ旬報からの抜粋)

78点

確かに絵は素晴らしい。

ただ、相性の問題だと思うけど、

この監督とは、何か合わない様な・・・・・・(笑)。  失礼!

最初のほうも、よくある俗っぽさの羅列だし。新味に乏しい。

ラストだけは、共感できるけど、

途中がそうだから、感動が薄くなる。

私が当初に考えていたような、悪い方の出来になってしまったような(上から目線で、ごめんなさい)。

結局、

大スポンサー様たちが 付きすぎて、

作家性が乏しくなる(前作が当たるとよくあることです)、

ある意味、監督には気の毒です。

 

クー嶺街少年殺人事件

「クー嶺街少年殺人事件」

(クーリンチェ少年殺人事件)

 

日本公開が1992年の、台湾映画です。

観たかった作品です。

 

この間、奥さんと台湾に行ってきました。

 

この作品、映画史上に残る傑作という評価は知っていました。

当時、観ていないうえに、DVD化も、やっと最近になってのことでした。

というのも、当時、興行的にも芳しくなく、しかも上映時間が236分(4時間!)。しかし、

この機会に、思い切って鑑賞しました(笑)。

名匠 エドワード・ヤン監督の力作です。

第2次大戦後の混乱の台湾を、青春映画というのか、

やるせなくなるぐらいの作品。実話です。

実際に起こった事件だそうです。

人間関係が、ちょっとわかりにくい。

だからこそ、もう一度観てみたい。

 

台湾、いいですねえ!

特に故宮博物院は、素晴らしいのひと言。

ずっと滞在したい気分。

中国が台湾を欲しがる理由のひとつだそうですが、それも納得。

日本の近現代史において、言わずもがな重要な位置を占めている台湾。

現在も複雑な立場であり、今も政治が混とんとしています。次の総統選はどうなるでしょう。

現地の人とお話をしても、その関心は非常に高かったです。

「千と千尋の神隠し」や「非情城市」で有名な九份にも行きました。

夜市も3か所周りましたが、龍山寺の夜市はディープで、妖しげでしたね(笑)。

地下鉄で移動したのですが、人々が活気があって、たくましいなあと感じました。

近々にまた行きたいですね。

 

テレビ”なつぞら”、 手塚と高畑、宮崎の違いを突っ込むかあ?(そこまでやったら、めちゃおもろい)。

吉本問題、僕は、どっちもどっちだと思います。

 

 

 

 

新聞記者

「新聞記者」

東京新聞記者・望月衣塑子の同名自伝を映画化。

東都新聞の社会部記者として働いている吉岡のもとにある日、大学新設計画に関する極秘情報が

匿名FAXで届き、調査を開始する。

一方、内閣情報調査室官僚、杉原は、自らの信念に反する現在の任務に

葛藤していた。(キネマ旬報からの抜粋)

昨年の韓国映画、

「タクシー運転手~約束は海を越えて~」や「1987、ある闘いの真実」等の

社会派映画と言われる作品が、

久しぶりに日本映画にも

お目見えしました。

実際、今、この作品、一部マスメディアを騒がしてはおりますが、

それ以上にならないと言う事が、

この作品の限界を現わしているのかなと思います。ただ、

それは、もしかして、作品の力じゃあなく、

世間が政治に関心が薄いと言う事かも知れません。

(参議院選挙も近いのですが)。

以前の日本映画には、この作品以上に骨太な作品がたくさんありましたよね。

「悪い奴らほどよく眠る」  「金環蝕」  「不毛地帯」などなど。

だから、少し物足りないような気がします。

弱冠、というか、思い切り左に寄っている様な作品ですが、

勉強になりました。

真のジャーナリズムとは?

日本は、報道の自由度ランキング、

G7で最下位らしいのですが、

もちろん、ワタクシも今の政権が100点満点とは、思いません、全面支持もしていません。

が、

じゃあ、代替案はあるのか、どうするのかと言う事ですよね。

主演のお二人は熱演。特に、シム・ウンギョンは、出色の出来。

田中哲司も、最高でした(笑)。

 

京都アニメーション、放火火災事件。

まだ、全容は解りませんが、痛ましすぎます。

京アニ制作の作品、劇場用アニメ作品は、

1本観ています。

去年の9月のブログに載せたのですが、

「映画 聲の形」です。

本当に、素晴らしい作品でした。

犠牲者の方たちに哀悼の意を捧げます。