新聞記者

「新聞記者」

東京新聞記者・望月衣塑子の同名自伝を映画化。

東都新聞の社会部記者として働いている吉岡のもとにある日、大学新設計画に関する極秘情報が

匿名FAXで届き、調査を開始する。

一方、内閣情報調査室官僚、杉原は、自らの信念に反する現在の任務に

葛藤していた。(キネマ旬報からの抜粋)

昨年の韓国映画、

「タクシー運転手~約束は海を越えて~」や「1987、ある闘いの真実」等の

社会派映画と言われる作品が、

久しぶりに日本映画にも

お目見えしました。

実際、今、この作品、一部マスメディアを騒がしてはおりますが、

それ以上にならないと言う事が、

この作品の限界を現わしているのかなと思います。ただ、

それは、もしかして、作品の力じゃあなく、

世間が政治に関心が薄いと言う事かも知れません。

(参議院選挙も近いのですが)。

以前の日本映画には、この作品以上に骨太な作品がたくさんありましたよね。

「悪い奴らほどよく眠る」  「金環蝕」  「不毛地帯」などなど。

だから、少し物足りないような気がします。

弱冠、というか、思い切り左に寄っている様な作品ですが、

勉強になりました。

真のジャーナリズムとは?

日本は、報道の自由度ランキング、

G7で最下位らしいのですが、

もちろん、ワタクシも今の政権が100点満点とは、思いません、全面支持もしていません。

が、

じゃあ、代替案はあるのか、どうするのかと言う事ですよね。

主演のお二人は熱演。特に、シム・ウンギョンは、出色の出来。

田中哲司も、最高でした(笑)。

 

京都アニメーション、放火火災事件。

まだ、全容は解りませんが、痛ましすぎます。

京アニ制作の作品、劇場用アニメ作品は、

1本観ています。

去年の9月のブログに載せたのですが、

「映画 聲の形」です。

本当に、素晴らしい作品でした。

犠牲者の方たちに哀悼の意を捧げます。

 

メリー・ポピンズ リターンズ

「メリー・ポピンズ リターンズ」

P・Lトラヴァース原作のミュージカル・ファンタジー映画「メリー・ポピンズ」の

20年後を描く続篇。

大恐慌時代のロンドン。妻を亡くし悲しみに暮れるマイケル一家に、かってバンクス家に来た

魔法使いのメリー・ポピンズが20年前と

変わらぬ姿で空からやって来る。(キネマ旬報からの抜粋)

ワタクシの生涯の、洋画のBEST10には、必ず入れております前作「メリー・ポピンズ」。

このブログでも、何度か語っておりますが、

むずかしい映画は数あれど、

老若男女、誰もが楽しめる作品です。

ディズニーアニメを融合した楽しい映像。

ストーリーの面白さ。

そして、珠玉の数々の音楽、主題歌。

これぞ(良い意味での)ファミリーミュージカルの決定版。

脇役のD・V・ダイクの芸達者のことといったら。

主演の J・アンドリュース。

憧れていました。大好きです。

レコードは、買いまくるわ、来日コンサートにも行くは、万人、

誰もが認める、素晴らしいエンターテイナー。

ブロード・ウェイで当たり役だった「マイ・フェア・レディ」のイライザ役を

オードリー・ヘップバーンに取られ(しかも、マーニ・ニクソンが吹き替え)、

しかし、

翌年のアカデミー賞最優秀主演女優賞を、オードリーに競り勝ち、

「メリー・ポピンズ」で見事、同賞を勝ち取ったのは、有名な話ですが。

今作は、前作が良すぎるからか、

そのイメージがあって損だとは思うのです。

力作とは感じますが、平凡な出来とはワタクシなりに思う次第です(失礼!)。

 

”スーパーカリフラジリスティックエクスピアリド―シャス”

 

 

 

 

 

 

長屋紳士録

「長屋紳士録」

1947年  昭和22年

名匠 小津安二郎監督の 戦後間もない時代を描いた作品です。

なつかしい飯田蝶子さんの 達者な演技が観られます。

 

大相撲、竜電に注目です。

タイガース、踏ん張れ!

参議院選挙、どうなる?

この間、メーカーさんの集まりが、G20開催前の会場だった南港でありました。

向い側の咲洲を 改めて、ビルの上層階から見させてもらったのですが、

ここで、万博が開かれるのですね(笑)。  ちょい、不便?!

前回、”なつぞら”のことに少しふれたのですが、

観ているうちに、”ははあ、この人が宮崎駿で、この人が高畑勲さんを

演じているんだなあ”と解りはじめました(笑)。

独断と偏見の私的ジブリ作品 ベスト3

①千と千尋の神隠し

②天空の城ラピュタ

③風立ちぬ

 

 

 

 

 

少年猿飛佐助

「少年猿飛佐助」

東映動画、長編アニメ第2弾。日本初のシネマスコープ版のフルアニメーション。

3回目の鑑賞です。

1959年作品。

幼い頃、母に良く連れて行ってもらったうちの1本です。

「わんぱく王子の大蛇退治」 「わんわん忠臣蔵」 「アラビアンナイト・シンドバットの冒険」 「西遊記」や

ディズニーの「101匹わんちゃん大行進」 「眠れる森の美女」 「王さまの剣」などなど。

なつかしいです。

今、NHKの朝ドラの”なつぞら”、

正直言って、あまり面白くないのですが(笑)

主人公が、まだ初期のアニメの世界にとびこんでゆくさまは、

アニメの歴史の勉強になり、面白いです。

この「少年猿飛佐助」は、”なつぞら”のストーリー上の

漫画映画第2弾の”少年牛若丸”のモデルですね。

東映動画の初期の作品には、

手塚治虫も、スタッフに名を連ねたり、

また、ここから

宮崎駿や高畑勲さんら、数多くのアニメーターたちが

育っていくのですよね。

 

トランプさんは、商売人です(笑)。

 

このブログも丸5年になりました。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

祇園囃子

「祇園囃子」

1953年 昭和28年 日本映画 全盛期の作品。

また、溝口健二監督としても、脂ののった頃の一本と言われています。

ストーリーは、今も昔も変わらぬ、男と女、金が描かれており、肩の凝らない

また、当時の風俗も勉強でき、楽しめる作品です。

(特に、花街の舞妓さんや芸妓さんのしきたりとか。)

でも、現在はプロ意識が少ないというか、プロとアマの境目がどの世界も無くなりましたね。

ただ、この映画の演技陣は

若尾文子、木暮実千代、浪花千恵子などなど、どの方も、うまい!

 

この間、家族で箱根に行きました。箱根駅伝なんて、一度も観たことないのですが、

来年は、観ようかなと(笑)。

今年も、新潟、琵琶湖、東京、富山金沢、仕事も含めて、いろいろ行かせて頂いていますが、

後半も、台湾、広島、ベトナム、タイを予定しているのですが、

ちょっと、体力に衰えを感じ始めたというか・・・・(笑)。

 

田辺聖子さんの小説、楽しかったですね。

LIXIL株主総会、終わりました(笑)。

作詞家 千家和也さん、

山口百恵 キャンディーズ 麻丘めぐみなどなど、ワタクシの青春時代でした(笑)。

G20、交通規制が始まります。

 

 

 

 

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

「GODZILLA ゴジラ」から5年後の世界を舞台にしたハリウッド版”ゴジラ”シリーズの第2弾。

神話時代のモスラ、ラドン、キングギドラの

怪獣たちが復活し、ゴジラは世界の覇権をかけて戦うことに。

未確認生物特務機関モナークは、

世界の破滅を阻止しようとする。(キネマ旬報からの抜粋)

楽しみにしていましたが、満足度は「シン・ゴジラ」の方がだいぶ上です。

環境破壊も解りますが、

第1作の「ゴジラ」のテーマである、核へのこだわりは見せてほしかったです。

だけど、

まるで戦争映画。疲れます。

さすがにお金をかけたVFXは、すごいです。

マーケティング(英語圏及び全世界)の問題ですから、

中国向けに、チャン・ツーイーも起用し、もちろん、日本にも忖度し、

伊福部昭さんの音楽もふんだんに使用しています。

でも、なんでアメリカの怪獣モノはいつも画面が暗いんだろう。あと、

キングギドラの炎から出てくる日本版の

登場シーンのインパクトは、

あらためて、すごかったなあと(笑)。

来年の、VSキングコング、楽しみにしています(笑)。

おまけして、80点。

 

 

 

 

 

 

長いお別れ

「長いお別れ」

中島京子の同名小説を「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太が映画化。

父・昇平の70歳の誕生日。

母・陽子は、帰省した長女・麻里と次女・芙美に、

厳格な父が認知症になったことを告げる。ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、

家族が選ぶ未来とは。(キネマ旬報からの抜粋)

 

祝! 蒼井優さん、ご結婚。

 

おめでとうです。

朝のニュースを観て、びっくりしたのは ワタクシだけではないでしょう。

なにかの番宣かと 思いました。

でも、みなさん感じておられるように、いいカップルですよね。

インタビューで、蒼井さんに意地の悪い質問が出た時の

山里亮太さんの 男気ある答え。

実際、ワタクシも、シネフェスで、花束贈呈と握手ぐらいしか接触はありませんが(笑)、

感情が豊かで、素直な笑い顔は 忘れられません。

もう一度、おめでとうです。

ただ、この若手ナンバーワンの演技派女優さんのお仕事は、減らさないでね(笑)。

 

いかにもというか、松竹映画の伝統を踏んでいる様な作品。

ちょっと、前作よりは演出にキレが無い様な、だらだら感(前作は号泣)。

ただ、演技陣は素晴らしいのひと言。

特に、蒼井優さんは、さすがです(笑)。

あの細かな しぐさ。観ていて、ため息が出ます。

しかし、認知症と介護・・・・・・両親と自分自身、考えさせられます。

78点

このいつもの点数ですが、

僕自身は、80点を合格ラインにおいています(当然、ワタクシの価値観と独断と偏見です)。

評論家ではありませんので、入場料(シニア料金ですが)に見合っているか、

勉強になったとか知識が増えたかが、一つの基準です(笑)。

 

 

 

 

 

MIFUNE:THE LAST SAMURAI

「MIFUNE:THE LAST SAMURAI」

”世界のミフネ”こと俳優・三船敏郎の偉業とその波乱に満ちた生涯に迫るドキュメンタリー。

香川京子、司葉子らの共演者をはじめ、

スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシといった巨匠まで、

三船に魅せられた人々の言葉から

その魅力を解き明かす。(キネマ旬報からの抜粋)

日本映画史において、誰もが認める最高の男性俳優、三船敏郎。

不肖ながら、私も、以前に このブログに書きましたように、

女性は、高峰秀子さん、男性は、三船敏郎さんの大ファンです。

特に黒澤監督とのコンビは、16本あるのですが、

日本に生まれてきて良かったと思わせるぐらい

素晴らしい作品の数々です。

これぞ、映画俳優!

もちろん、黒澤監督作品以外も楽しませてもらいました。

ただ、この映画は、香川京子さんや、八千草薫さんの出演場面などや、三船さんも戦争の犠牲者というくだりは、

良いのですが、

全体的に三船の入門書みたいで物足りなかったです。

まあ、でも、若い人や外国人には仕方ないですよね。

世界の誰もが認める不世出の俳優、三船敏郎。

「スター・ウォーズ」

今さらですが、

アレック・ギネスが演じていた”オビ・ワン・ケノービ”。

最初に白羽の矢が立ったのは、三船さんだったとか。

いやあ、観たかったですよね!

 

今週は、東京です。

 

 

 

 

 

 

空母いぶき

「空母いぶき」

かわぐちかいじの同名コミックを「沈まぬ太陽」の若松節朗監督が映画化。

20××年、日本領土である波留間群島の一部が謎の武装集団に占領された。

自衛隊初の航空機搭載型護衛艦”いぶき”が出動するが、

敵のミサイル攻撃を受け、

想定を超えた戦闘状態に突入する。(キネマ旬報からの抜粋)  81点

最初のきっかけが、ちと、しょぼいというか・・・・・・。

原作通りには出来ない事情は、わかるのですが。

誰もが、納得できるような(例えば、よく使われるのが偶然性ですが)話であれば・・・・・・。

そこは、ちょっともったいない部分でしたね。

でも、その後は緊張感あり、スリルありで、見応えは有りました。

監督さんも、以前メガホンをとった「ホワイト アウト」 「沈まぬ太陽」同様、原作を、うまくまとめてるなあと思いました。

だから、

エンターテインメントとして、面白かったです。

どちらかと言えば、酷評の方が多いのですが、まあ、批評家は大体あちら系が多いですし、

(私は、もう一度申し上げますが、真ん中です(笑))仕方ないかな。

気にさわったのは、コンビニのシーンと、女性記者の演技ぐらい。

余り、期待していなかったのですが、

今の時代や状況では、納得、納得の出来だと思います。

しゃべりすぎというのも、判るのですが、説明がないと理解できない部分もありました。

しかし、西島秀俊は、あんなに上手い役者だとは思っていませんでした(失礼)。

でも、あんな極限状態で、その後の事や、相手の事を思うのは日本人だけじゃあないでしょうか?

というより、あんな人居る?という感じでした。

凄い判断力、決断力を要求されます。

そして、

最新の?ウェポンは、スゴイ! これを観るだけでも勉強になりました。

平和のために頑張っている人たちが(自衛隊も)います。

しょうもない奴のために、命投げ出す必要があるのかという意見は置いといて、

上の一部の人の、訳の分からん、自分の事しか考えない人が、

国と国を争わす。誰も戦争をしたいものは、いないと思いたいです。

でも、偶然が重なると衝突になることもある。そういう事にならない様に祈るばかりです。

トランプ大統領が来日して、”かが”に乗船していました。

この映画では”いぶき”が、日本で初めての空母という設定でしたが、

将来、この”かが”が、改修されて、日本初の空母になるのですね。

 

降旗康男監督のご冥福をお祈りします。

 

中野量太監督の「長いお別れ」も観に行きたいのですが、同じく今週から封切りの

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

評論家の評判は悪いですねえ!

楽しみにしてるんだけど(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 山口組三代目

「山口組三代目」

2回目です。28年ぶりの再見です。

作品は、1973年の製作です。ということは、46年前の映画です。

御存じ、神戸が舞台の、やくざ映画(笑)。

小中学校の頃、住んでいたところは、

本部近くに友達が結構居ました。(本部所在地は、そこそこの高級住宅地!)

当時も、反対意見が

当然、多く出た問題作らしいのですが、

今では、考えられない描写の連続。

この当時は、

興行など(相撲、ボクシング、プロレス、芸能、映画、演劇などなど)が、やくざなしでは成り立たなかったと言う事です。

日本映画発祥の地、新開地が舞台。

山下耕作監督、高倉健、菅原文太、丹波哲郎などなど。

演出も、当時はまだ、存命中だから、忖度するする。

今だったら、そんなあほなという場面の連続。

でも、あの時代の勉強にはなります(笑)。