「晩菊」
ボクの大好きな監督の一人、
成瀬巳喜男作品です。
昭和29年 1954年作品。
女性の逞しさ、そして小津とはまた違った演出方法。
さりげないのですが、上手いなあと思います。
女優陣が秀逸。
風俗は、今回も勉強になりましたし、
まだ生まれていない頃なのですが、なんか、懐かしいです。
ちょっと、ラストが弱いかなとも思ったのですが、
いつもの様に、流れていく
成瀬流の
雰囲気が大好きです。
緊急事態宣言が、延長。
つらいなあ。
このコロナ禍と戦後を比べても仕方がないのですが、
上記の「晩菊」もそうです、
真面目なひとが、バカを見る。お商売でもそうです。
それかと思えば、
今どきの若いものは、とか
戦争で亡くなった人は、何のために犠牲になったんだとか、
いろいろ言われますよね。
でも、やっぱり、時代がそうさせるのですよね。
どの時代も、いい面と悪い面があるのは当たり前ですし、
いろんな人が、います。
今の若者で、大したやつも多いですし、
何時の時代も、
いい意味でも悪い意味でも、
逞しい人は多いです。