Archives 2016

妻への家路

 

「妻への家路」

名匠チャン・イーモウと彼のミューズであるコン・リーが 8年ぶりにタッグを組む、

滋味豊かな人間ドラマ。文革が終結し家族のもとへ 20年ぶりに戻ったイエンシーは、

心労により夫の記憶だけを失った妻ワンイーに 思い出してもらおうと

奮闘する。(キネマ旬報からの抜粋)

いまだに抱える中国の問題を追求する 作家性の強い力作です。      

監督は北京オリンピックの開会式の演出を務めたチャン・イーモウ。

「紅いコーリャン」 「活きる」 「あの子を探して」 「初恋のきた道」 「至福のとき」

「HERO」 「LOVERS」  「単騎、千里を走る。」などなど

私も好きな作品が多い監督です。同じく中国を代表する女優の一人、コン・リー。

この監督の作品にも数多く出演していますが、

その他にも、「さらば、わが愛/覇王別姫」という名作もありましたね。

後で 効いてくる映画のひとつでした。

 

さくらの開花も間近。

大相撲大阪場所、センバツ高校野球も始まり、プロ野球もいよいよ来週開幕。

春が、来ます。

以前にも書きましたが、中学生の頃、大阪場所には、何回か足を運びました。

大関の清国が 御贔屓のひとりでした。(魁傑も好きだったなあ)

昨日は、今場所の 大一番。

琴奨菊 VS 稀勢の里。          熱戦の大相撲を期待していたファンには、

あっけない結果になってしまいましたが、緊張感のあるいい相撲でした。

解説の 舞の海さんが、理想と現実の違いを例にとって

話をされていました。琴奨菊は、横綱相撲を取ろうとし、片や 稀勢の里は、

ライバルに先を越されたくないし、ましてや、初めての優勝が近いとあらば、

なりふりかまっては いられない。

そんな、心理戦も駆け引きになったような一番でした。

 

理想と現実といえば、この間、一緒に食事に行った いとこが

そんなことを言っていました(すんませんが、この項、次回に続きます。)

 

 

 

 

 

 

マネー・ショート華麗なる大逆転

 

「マネー・ショート華麗なる大逆転」

「マネーボール」原作者マイケル・ルイスのノンフィクションを基にした実話を映画化。

サブプライム・ローンの破綻を機に起きたリーマン・ショック。

その裏で経済危機をいち早く予見しウォール街を出し抜いた金融マン4人の

戦略と大勝負を描く。(キネマ旬報からの抜粋)          80点

嫁さんと西宮市にある近くの阪急西宮ガーデンズの映画館で鑑賞いたしました。

経済用語が飛び交うというので、前もって少しばかり、予備知識を仕入れていきました。

まがりなりにも、経営者のはしくれなのですが、勉強していって良かったです。

隣では、すやすやとお休み中でした。

「家族はつらいよ」の映画にしようかなとも思ったのですが、以前、予告編を観ると、

離婚が関わっている内容だったので、わざと?避けました。

脚本は良く出来ていると思いました。噛み砕いて良質のエンターテイメントになっていると

思います。アカデミー賞の最優秀脚色賞を獲得しています。

しかし、バブルがはじけても、国や銀行は大丈夫で(銀行も大きすぎれば、つぶせないので、

税金を投入する。どこの国も一緒?)

貧困層や移民が犠牲になっていく。

無数の庶民や、

今回の場合、

800万人の人が失業し、600万人の人が家を失ったり、また破産したそうです。

この作品も痛快な逆転劇じゃあなくて、途中の過程も、

大変、ひやひやもので、

最終的には

希望通り、とてつもなく大金持ちになったのかもしれないけれど、

その代わりに上記のような結果になってしまっているのだから、

最後は苦い

ラストですよね。

だから、題名も原作本の題名 (世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち)で

良かったのにと思います。

 

帰り、映画館は5階にあるのですが 4階の大型書店の周りが騒がしいので何事かなと

思ったのですが、

翌日の新聞を見ると、百田尚樹さんのサイン会に 爆弾予告があったそうで、

それで、たくさんの警察官が集まって調べていたそうです。(さもありなん?)

 

そういえば、この間は 大阪梅田で 乗用車が暴走するという、加害者も被害者も

気の毒な事件がありました。

ニュースを見ていると、黒色のトヨタのプリウス。運転手は50代の会社経営者。

しかも、高血圧で、

ぶつかった場所も、よく利用させて頂いている、新阪急ホテルの

玄関。

テレビを見ていた社員らが 口々に、「あっ、うちの社長や、社長や!」って、

じゃあ、今、横に座っている 私は誰?

またまた、非常に不謹慎な発言、失礼いたしました。申し訳ございません!。

 

皆様も、お気を付け下さいませ。

 

 

 

シルミド/SILMID  ロスト・イン・トランスレーション  オアシス

 

アテネオリンピック、夏の高校野球は駒大苫小牧高校が優勝した平成16年 2004年の

独断と偏見のマイベスト10(洋画編)

①ミスティック・リバー     ②ロードオブザリング/王の帰還   ③シルミド/SILMID

④シービスケット      ⑤ロスト・イン・トランスレーション   ⑥スパイダーマン2

⑦僕の彼女を紹介します      ⑧オアシス

⑨オールドボーイ        ⑩Mr.インクレディブル

昨年一年間の作品に対しての 表彰も そろそろ終盤に近づいてきましたね。

世界3大映画祭は ベネチア、カンヌ、ベルリンだそうですが、特長も やや違いがありますよね。

ベネチアは、古い歴史を持ち、芸術的な色合いが濃いですね。

カンヌは、商業的な感じで、だから、新作の売り込みが多いそうです。

ベルリンは、社会派で、また、若手の登竜門的な映画祭だそうです。

アカデミー賞は、派手で、いかにも アメリカ合衆国のお祭りですよね。

歴史の浅いアメリカでは、映画で文化を創っていこうという思惑もあったそうです?

いろんな人種のるつぼの国を ひとつにまとめ上げるむつかしさ。  だから、作品は英語でないと

いけないし、他の言語の作品は 総て、外国映画作品になるそうです。

だから、意外に対象作品はおのずと少なくなりますよね。

(余談ですが、戦後、アメリカが日本を統治した時、洗脳するひとつの方法として、

3S作戦が実行されたそうです。

 3Sすなわち スクリーン、スポーツ、セックスということらしいですが。)

日本アカデミー賞は、大手の映画会社の 力関係もあり、マイナーの作品は、

よっぽどでないと無視されますし。

 

僕は、キネマ旬報の評論家のベスト10ではなく、身銭を切って劇場まで足を運んで、

芸術的に、また娯楽としても 楽しく観れる作品を選んだキネマ旬報読者のベスト10を

参考にして、見逃した作品を 追っていますです。

 

 

誰も知らない   チルソクの夏  血と骨

 

上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、蒼井優、宮崎あおい などなど魅力ある若手女優が、

ガンガン出始めた 2004年 平成16年の独断と偏見の マイベスト10。(邦画編)

バファローズとブルーウェーブが合併し、冬のソナタで 韓流ブームでした。

①父と暮らせば    ②誰も知らない    ③血と骨     ④チルソクの夏

⑤ワイルド・フラワーズ     ⑥隠し剣鬼の爪     ⑦お父さんのバックドロップ

⑧スウィングガールズ    ⑨花とアリス     ⑩下妻物語

 

NHKテレビの あさが来たにも、また、売出し中の期待の新人さんが 出ていますね。

「幕が上がる」にも チョイ役で出ていた  吉岡里帆さん。(眼鏡の宣ちゃん)

NHKは、大河ドラマや朝ドラに、 今から伸びてきそうな新人俳優を 

映画や演劇界から 見つけて 早い抜擢をしますね。

この女優さんは、演技もいいけど、どうも将来、脱ぎっぷりも良さそうで?

楽しみです!?(そこの旦那、この娘の水着姿、たまりまへんで!  びっくりぽんでっせ)

失礼いたしました!!

恋人たち

「恋人たち」 

「ぐるりのこと。」の橋口亮輔が、自ら選んだ新人俳優を主役に起用した7年振りの

長編監督作。 通り魔事件で妻を失った アツシ、自分に関心のない夫と暮らす瞳子、

同性愛者のエリート弁護士 四ノ宮。 心に傷を抱えながらも、3人は 幸せを求めて

歩き出す。(キネマ旬報からの抜粋)

去年、2015年、平成27年を代表する作品ということで、見逃していたので先週、大雨の中、

健康診断を済ませ、バリウムの排出に怯えながら、

わざわざ、尼崎のムービックス尼崎まで、期間限定凱旋上映を

観に行ってまいりました。

結論、「ハッシュ!」や「ぐるりのこと。」は 非常に良く出来た作品だと思ったんだけど、

今回は、僕には、なぜか、合わない。なんでかな?

つらい作品。それが狙いなのだと思うけど。

今村昌平監督の作品には、救いがあった。

単に、今回は 肌に合わなかったと思いたい。(その時の体調や精神状態も 

影響するとは、もちろん思いますけどね)   77点

 

半年に一度、税理士の先生をお招きしての 社内勉強会。

終了後は、恒例の懇親会。今回は あの、ブラック企業として、最近騒がしている居酒屋W。

そういえば、年末の忘年会も 倒産したファミリーレストランFのグループ、寿司 炉端のG。

でも、Wは、量は多かったし、Gも お刺身はおいしかったですね。

 

僕は、落語も好きなのですが、

落語家の 桂文枝さん。

今の この世の中の雰囲気の中。

 ちょっと、気の毒ですね。(また、怒られそうですが)

今さら、それがどうしたのという感じです。

学校の先生とか警官とか・・・・・・・・は、拙いと思うけど。

芸人やしね。普通のことが 出来ないから芸人やってるとこもあるし、

普通の考えの芸人なんて、見ててもおもろないし、

社会に迷惑かけなけりゃあ、いいんではないかい・・・・・という一個人の意見です、はい。

ナイトクローラー

「ナイトクローラー」

「ボーン・レガシー」の脚本家であるダン・ギルロイ初監督作。偶然通りかかった交通事故の

現場で、テレビ局に悲惨な映像を売るカメラマンの存在を知った無職のルイス。

その夜から 警察無線を盗み聞きし、過激な瞬間を求め 夜の L.A.を

車で走り回る。(キネマ旬報からの抜粋)

現代を描く作品だけど、最後にもうひとひねり、欲しい様な。 

やや物足りない。

 

(日々徒然に)

育休議員の件のみならず、ベッキー、甘利大臣、清原など、

今年に入っての 週刊文春は 絶好調!

でも、僕の世代としては、清原より、江夏のほうが、衝撃は 大きかったですね。

 

ヒーローというものを、一般大衆は 求めているものなのですが、

もちろん、フツーの人より 優れていて 人の出来ないことを、可能にし、

芸術やスポーツでも、いい意味で変わっていて、観たくなる人。

 

才能があり、その上で努力を惜しまない。あらゆる分野で そういう人は

どうしても、世間知らずで、非常識になる。

だから、周りで、フォロー出来る人がいるかどうか・・・・・・・・・。

 

甘利大臣の件なぞは、また、怒られそうですが、

いい仕事も やっていたとも 思うのですが・・・・・・・・。

 

リーダーという人は、若いころは、やはり、苦労なぞをし、(その時には、わからなくても)

いいことや、良くないことを経験し、清濁のみこんだ判断が 出来る人が

いいんではないかなと、思ったりもします。

もちろん、本当のリーダーになった時には、不正は だめですが。

 

先日の 雇用セミナーは 生涯現役雇用制度導入の勉強会。この業界は 若い人が

少なくなりつつあるので、こういう制度も 考える余地ありかなと。

この間は、39回目の献血に。 献血も 若い人より 元気な年配の方の方が

多いようで・・・・・・・。    次の日の LIXILの経営者セミナーも 毎度おなじみの

これからは、きびしいよ というお話。  へえ、へえ わかっとりまんがな・・・・・・・・・・・。 

 

 

 

 

明治侠客伝 三代目襲名

「明治侠客伝 三代目襲名」

鶴田浩二 藤純子 藤山寛美 津川雅彦 嵐寛寿郎 丹波哲郎の御存じ、

東映やくざ映画。加藤泰監督で、明治の末期の大阪が舞台。

映像美に優れ、前半は、快調。 後半の展開は お約束通りです。

 

(日々徒然に)

日曜日の朝、5時過ぎ、突然のマンションの火災報知器の誤作動。静寂な冬の朝、たたき起こされました。

でも、表に出て来たのは、僕を除いて全員女性・・・・・・・・・なんで?

 

11日の建国記念日の祝日の日、午前中にお得意先の業者会があったので、それに参加した後に、

ちょっと、大阪梅田の阪急デパートの地下食料品売り場に 寄りました。

いつもの通り、酒の肴と甘いものを買って帰ろうかなと(今回は だし巻き卵とロールケーキ

でした)。              ゲッ!なんだ、この人だかりは! しかも、女性ばかり。

そうだ、14日は バレンタインデーだ。 しかも、 この日は、陽気もいいものだから、

異常な位の熱気。大汗が だらだらと・・・・・・・・。

しかし、こんなに盛況なのに、吾輩には チョコのかけらも、 巡ってこないとは・・・此れ如何に。

(いと,あわれ)

 

もてるといえば、例の最低の育休議員。

まさに ゲスの極みでしたね。(ある意味、ベッキーの場合も 男のほうが 悪い?)

しかし、自民党や多くの男性が 思っている以上に、女性の怒りは大きいみたいで・・・・・・

先日、弊社の税理士の先生の新年会でのこと(懇親会の前の講演は ワタクシも大いに

関係のある 脳卒中についての お話)。

冗談半分で、昔から、政治家や、一般の男性は 仕事が出来れば、あとのことは、

ちょっと、大目に見てほしい うんぬんといったが最後。

周りの御婦人方に つるし上げられ?ました。  ごめんなさい。反省してます。

 

天空の蜂

「天空の蜂」

東野圭吾が 1995年に発表した原作小説を映画化。 乗っ取った巨大ヘリを 原子力発電所の

真上に静止し、要求が通らなければ 墜落させると犯人が脅す前代未聞の テロが発生。

ヘリ設計士の湯原は、原発設計士の三島と共に危機を止めるべく奔走する。

(キネマ旬報からの抜粋)

社会派娯楽映画。見応えは有ります。    特に前半の救出劇は 迫力満点。

 

安倍総理の政策は マズマズかなと(というか、それまでが ひどかった。なんせ、

一年持たない人ばかりだったので)。

でも、わたしゃあ、原発には 賛成出来かねる ひとりです。

事故の恐怖ばかりじゃあなく、その廃棄物の処理。どう考えても、マイナスの方が、

勝っています。

真実が どこにあるのか?

それとも、何も知らないで 生きていくのが 幸せなのか?

国や大企業の利潤で 判断されて、犠牲になっていくのか?

一部の 頭のいい人や お金持ちの人の いいなりか?

 

近々、友達が、原発の改修工事で、スウェーデンに 行くそうです。

いろんな意味で、いろいろ聞いて、教えてもらいたいことだらけです。

(お~い、H君。 もちろん、原発以外でも聞きたいことだらけだよお!)

オデッセイ

「オデッセイ」

アンディ・ウィアーによる SF小説を、リドリー・スコット監督が映画化。

探査中の事故で火星に取り残された 宇宙飛行士のワトニー。奇跡的に死を免れた彼は、

4年後に次の探査船が 火星に到着するまで生き延びようと、

あらゆる手段を尽くす。(キネマ旬報からの抜粋)

映画史に残る「エイリアン」、「ブレード・ランナー」などの リドリー・スコット監督作品。

アカデミー賞候補にもなっている この作品。評価も高いのですが・・・(絶賛の声、多し。)

 

確かに 映像も凄いのですが、私的には、正直 少し違和感が ありました。

この監督の「ブラック・ホークダウン」じゃないけれど、

(この作品は 面白くて 迫力あり。

戦場 敵地の中心に残された仲間たちの救出に

向かうお話。)

同じ 救出に行くお話が、こちらは、エンタテイメント・ショーになっているような。

(アカデミー賞の前哨戦の ゴールデングローブ賞では、コメディ/ミュージカル部門で賞を

受けているのも、何となく わかります。・・・・・・・・そういう見方をしないといけないのかな?)

ある意味で、多くの人種などを、統一するためのプロパガンタ映画かなと

うがった見方を してしまいます。(中国の協力を得るのも、そういう同じ悩みを

持つ国だから? )

 

だから、軽くて、ポジティブな主人公で、

いい人しか出てこないのかなあと、

・・・・・・・考えすぎ?   77点

 

プロパガンタ映画 (政治的意図をもつ宣伝活動)と 言えば、

この間、深夜、NHKテレビで 放映されていたドキュメンタリー番組を

観たのですが、

ドイツが ヒットラーの時代、

ユダヤ人大量虐殺は周知の事実なのですが、

その少し前の時代、ヒットラーは、ドイツの障がい者の人たちを 排除しようとした事実が

あったらしいのです。

それが、後の ユダヤ人排除にもつながるのですが。

 

優生思想というそうです。(優生学)

優生思想とは、劣悪な子孫の誕生を抑制し、優秀な子孫を増やすことにより、

単に 一個人の健康ではなく 一社会あるいは 一民族全体の健康を はかろうとする思想を

いうそうです。(アメリカの白人の 一部もそう思っているそうです。)

 

税金や人手を、健康な人たちに使う方が 将来のためだそうです。

 

そんなことなどを(他にも あらゆる考えや 思想) 含んだプロパガンダ映画で、国民を洗脳したとのこと。

やりきれない 気持ちになりました。

 

(閑話休題)この間は、節分。

この時期になると、今年の恵方の話題が出ます。

以前、母が 方位学や九星気学に熱心だった頃(今も、そうですが)

毎月、何度も、その本人の 祐気(吉の方位)の方向の神社へ行き、

お参りとお水取りをしたものでした。(商売していたので、吉凶方位に

こだわっていました。) ちなみに わたくしめは、七赤金星です。

まあ、でも、これも、統計学のひとつですし、あながち、根拠のないことでもないですので、

今は、僕としては 、目安というか、振り回されないぐらいの お付き合いを

させてもらっています。(結構、指針のひとつに している方も多いみたいです。)

 

しかし、優生学でいえば、僕なんか、顔で判断されて、

すぐ、排除されるでしょうね。(不謹慎な発言、失礼いたしました。)

 

 

 

 

 

 

 

くちびるに歌を

「くちびるに歌を」

人気歌手アンジェラ・アキの曲をモチーフにした同名小説を 「ホットロード」の

三木孝浩監督が映画化。  五島列島の中学校へ 天才ピアニストという噂の柏木ユリが

赴任する。 合唱部の顧問となった彼女は、部員たちへ、  ~ 15年後の自分へ~

手紙を書く課題を出す。(キネマ旬報からの抜粋)

2本連続で( 「きみはいい子」 「おみおくりの作法」 )、

監督の作家性が良く出た秀作に

めぐり合わせて いただいたんだけど。

 

この作品、一言で言うと、演出が あざとい。

でも、うぇーん、途中から、大泣きさせて 頂きました。

 

泣けるという映画には 涙、ひとつぶもこぼさず、なんで こんな映画に泣くの という

わたくし。 当然、泣かないぞと 斜に構えて観ておりましたが、

見事、泣かされてしまいました。

新垣結衣演じる、主人公の女教師には、何の魅力も感じませんでしたが、

(それどころか、自分勝手な甘い女と!)

 

でも、作品の中のひとりの男の子は、

これで、泣かなかったら、おかしいだろうというお話。(ある意味で、前記、あざとい?演出)

 

君は、悪くないのだから、・・・・そこまで、背負わなくて いいんだよと。

観ている人、皆、涙流しながら、画面に向かって 声、かけていると思う。

こういう環境の 親の気持ちを、いつも、考えるたびに、・・・・・・・・。

 

この作品、奇しくも 昨年、「幕が上がる」と同じ日に 封切りになりました。

同じような 片一方は中学の合唱部で、もう一つは高校の演劇部という、

部活を 中心にした青春映画。

でも、同じ涙をながしても、さわやかな涙と つらい涙の違いがありました。

 

~笑って!~  というセリフが 違う場面で  途中とラストと 2度出てくるのが

とても、印象に残りました。

 

15才の時、15年後の自分は どうなっていたか・・・・・・・

みなさんは、考えたことありましたか?

(今じゃあ、わたしゃあ、その倍、歳、往ってますが・・・・・・・・・・)