Archives 2016

はじまりのうた

「はじまりのうた」

「ONCEタブリンの街角で」のジョン・カーニーがニューヨークを舞台に音楽の力を

瑞々しく描き出す。恋に破れた失意の歌姫グレタと落ちこぼれプロデューサーのダンは、

偶然出逢って結託。  街中でのゲリラ録音を経て一枚のアルバムを完成させる。

(キネマ旬報からの抜粋)

後味爽やかな作品。

観たかった一本です。

キーラ・ナイトレイは、きれいな女優さんですが、こんなに知的な可愛い役が似合うとは。

確かに、こういう女の人、いますよね。

いい音楽に、また、いいセリフもありましたね。

”何気ない風景にも、音楽を足すと、その場面は真珠になる。”

人生の一場面、音楽がついて回る場面は誰にでもありますよね。音楽と共に

想い出すあの日の事。

(映画が総合芸術といわれる一面ですね。)

映像も、音楽が入ると別物になります。

また、男と女にならないというのも ナントも言えず いいですネ!

 

昨日、GWの最終日、近くの武庫川の河川敷で、体操しながら、ボゥーしていたら、

ガシーン、グチャーンという大きな音。

思わず、最初、上を走る阪急電車の神戸線を、見上げてしまいましたが、

後ろを見て、びっくり!

乗用車が逆さまにひっくり返っているのです。

GWの間にも、各地で交通事故が多発していたので、いやなものを見てしまうなあと、

思ったのですが。

ところが、ドアをこじあけて、中から若い両親と小学生以下の子供が3人、

無傷で這い出してきたのです。なんという幸運。

不幸中の幸いとは、この事。

どうも わき見をして、左の縁石を乗り越え壁に当たり、ひっくり返った模様。

単独の物損事故。

対向車ともぶつからず、後続車からも突っ込まれず、正に、奇跡的。

ホント、心から良かったと思いました。

 

皆さんも、私も、わき見せず、車間距離を取って、安全運転をいたしましょうね。

 

 

 

レヴェナント・蘇えりし者

「レヴェナント・蘇りし者」

アメリカ開拓時代に実際に起きた事件を映画化した、第88回アカデミー賞監督賞&

主演男優賞&撮影賞受賞作。未開の地を探索中に熊に襲われ瀕死の重傷を負った

ヒューは、敵意を抱く仲間に置き去りにされた上、目の前で最愛の息子を

殺されてしまう。(キネマ旬報からの抜粋)         80点

念願のオスカー像を手にしたレオ様の 文字通りの熱演。

映画らしい映画。美しく、そして、寒さ、痛さを感じさせてくれる画の力強さ。

(さすがに、奥さんも おやすみには なられませんでした(笑)。)

この監督にしては、解り易かったのではないかと。でも、

環境問題、差別や先住民族の問題とか、どこの国にでもある問題を

強烈な映像でメッセージをしています。力作です。

 

僕は、以前は、成人映画であろうが、芸術映画と言われる作品でも

なんでもかんでも、観ていたのですが、

さすがに、寿命が短くなってきましたので(笑)

高い評価の作品や好みの作品を選ぶように なってきました。

前にも書きましたが、映像と人間が描けているかです。(生意気ですが)

写真や絵画、小説、音楽、漫画との違いは その辺ではないかなと。

もちろん、映画は 所詮、見世物という意見に、 真っ向から反対する気も

ありませんが、人を喜ばせるということでは、他の芸術にも負けていないと

思います。ただ映画は人や物で、たくさんのお金がかかるものですから、

テレビと違って、こんな作品で、お金がもらえるかどうかということが

ネックになります。(だから、マーケティングは大事だし 英語圏が多いだけに

英語の作品は有利ですよね。全世界では吹き替えが主流だそうです。)

 

娯楽映画と芸術映画の境目ってあるのでしょうか?

確かに、監督と会社側との意見の食い違いは(興行と芸術)、よく聞くお話だし、

もちろん、映画自体も観る人のそれぞれ価値観の違いもありますしね。

ただ、よく言われるのは、ピカソの絵をよくわからないと否定する前に、自分自身が絵やその他

あらゆることを勉強したのちに、評価しているのか、自分の勉強不足を

棚に上げて意見を述べていないか、ということも一理ありますね。

 

紀伊國屋書店で 本やDVDを購入した後、阪急百貨店の食料品売り場で

酒の肴と甘いものを買うという、いつものパターン。

ゴールデン・ウィーク中ということで、すごい人の数。

熊本の地震からまだ、日も浅く影響も残っているのですが、

あの阪神大震災の しばらく後、帰宅の途中、

大阪の地下街はいつもと変わらない 人の多い風景だったのを

思い出しました。その時、

ちょっと、ウーっと  思いましたが、

それでいいんですよね。

自分自身が がんばっていれば、誰かが助けてくれる。また、

がんばりすぎなくてもいいし、誰かを頼ってもいいし、誰かの力にも

なれればいいんです。

 

時々、書かせてもらってますが、僕は 僕のひとつの考えとして、

”バランス”という言葉が 好きです。

 

 

 

 

 

 

スポットライト 世紀のスクープ

「スポットライト 世紀のスクープ」

第88回アカデミー賞作品賞&脚本賞受賞作。カトリック教会による組織ぐるみの

隠蔽を暴いた新聞記者の実話を映画化。2001年 ボストン・グローブ紙の

新編集局長に着任したマーティは、神父の性的虐待事件の詳細を取材する方針を

打ち出す。(キネマ旬報からの抜粋)

学生の頃は、新聞記者に憧れていたこともあり、面白く観させてもらいました。

定期購読者の半数以上を カトリック信者が占めるボストン・グローブ紙。

それだけに、これは社としては腹を入れた戦いになります。

地域密着度の高い新聞だけに、あらゆるところから妨害が入る。

そして、このことは、弱者(性的被害者)を世間に公表させることになる。

(だから、派手には しにくい事件だけに 結果においても

 記者にしても勝利の喜びというものが、少ない。)

上司からも、個人ではなく、攻撃を組織(巨悪)に、しぼれ、

全体像を暴け、でないと再発を防げないという指示がでる。確かに

これは、メディアのひとつの指針ですよね。

良く出来た作品だと思います。    80点

でも、宗教観の違い?日本人にはわかりづらい点もありますよね。(カトリック教会とか、

神父さんの存在価値とか)

古くは 「エクソシスト」や「オーメン」が、全世界でヒットしましたが、

怖さが もうひとつ伝わらなかったようなのも その辺があるのかなと。

地味な内容だけに、横では また気持ちよく お休み中。(笑)

マイケル・キートンが バットマンや去年のバードマン以上に 渋く存在感のある演技。

作品としては、ウォーターゲート事件を扱った「大統領の陰謀」によく似た展開でした。

(この作品も、ちょっとセリフが多すぎるというところも 似ている。)

記者というものにかぎらないのですが、こういう地味な仕事は

モチベーションを保つのが 確かに大変です。

ましてや、ただ単に仕事をこなしているだけでは、こうはいかないだろうと

思うところは むずかしいところです。

記者としても、正義感と好奇心と、

そして出世欲で特ダネを獲り、心も満たしていく。

だから、時間もかかるし、めんどうくさいし、家庭を顧みないことも出てくる。

仕事で 忙しいのは(何かを成し遂げたりする時とか)

米国や日本だけでなく、全世界共通。

また、上からの指示も同じこと。結果がでるかどうか わからない時間のかかる仕事に

いつまで 辛抱できるか。

ただ、現在は昔以上に 非合理な仕事はやめさせられていく傾向にあります。

いろんな意味で(働くひとの価値観も多様化して)難しい時代。

 

パンフレットに 今、絶好調の週刊文春の編集長の文章が掲載されていました。

”親しき仲にもスキャンダル”という言葉を載せられておりました。

突っ込んだ記事を取るためには、親しくしないといけない が、しかし、それとこれは

(仲のいいことと特ダネは)別だと。

深い言葉です。(その特ダネが正義感のある記事だと理想ですね。)

 

弊社の税理士の先生は、A新聞の販売店のお客様が多数いらっしゃる上に、

旦那さんはA新聞にお勤めでいらっしゃいますが、

今、新聞を読まない人が多いとか。

(裏事情も時々、聞かせてもらっています。)

 

また、最近、SNSとかが、流行っていますが、

当然、その人にとって都合のいいことの

情報やきれいごと、建前しか 発信しません。

僕は、以前から バランス感覚というものが、大事なんじゃあないかと、

日頃から気を付けて そういう目で見ているつもりなんですが、

この作品を観て、

改めて、そう思った次第です。

 

見事なラスト・シーンでした。

 

次回は今年のアカデミー賞で念願の 最優秀男優賞を獲得した

レオ様の「レヴェナント・蘇えりし者」の予定です。

 

 

007/ゴールドフィンガー  007/私を愛したスパイ

(前回の続きも兼ねて)

007シリーズは、私としては、どうしても、評価の高いショーン・コネリー時代ではなく、

リアルタイムで観た ロジャー・ムーアの時代の作品の方が印象としては残っています。

ちなみに 007シリーズ 我がベスト3は

① 007/カジノロワイヤル

② 007/ゴールドフィンガー

③ 007/スカイフォール

後、主題歌が好きなのは、 「007/私を愛したスパイ」   「007/ユアアイズオンリー」

「007/黄金銃を持つ男」   「007/死ぬのは奴らだ」  「007/ロシアより愛をこめて」

などなど。

ダニエル・クレイグは、今回が最後なのでしょうか?

意外に似合っていた気もするのですが、

今回は、やや、マンガチックで派手になり、

まだ これじゃあ、ミッション・インポッシブル シリーズのほうが、きわきわに、

リアリティ感があるような、ないような。

でも、このあらゆる面での英国感?たまらない魅力のひとつですよね。

 

先週末は 卸組合の旅行で 岐阜県に おじゃましました。

新大阪からだと、名古屋を経て 岐阜まで 約90分。意外に近いですね。

夜は 岐阜で一番古いという、老舗の料亭、水琴亭という

 お庭の見事なところで、会席料理を味わいました。

そして、そのあと、わたくしは、翌日に仕事を控えておりましたので、

皆さんが、日本三大SのKに 行かれ、翌日は ゴルフというスケジュールを

尻目に 泣く泣く? 帰ってまいりました。(これは事実です!)。

 

次回は 今年のアカデミー賞作品賞の「スポットライト 世紀のスクープ」です。

 

007スペクター

「007 スペクター」

ダニエル・クレイグが 4度目のジェームズ・ボンドを演じた「007」シリーズ第24作。

少年時代を過ごした”スカイフォール”で 焼け残った写真を手に入れたボンド。

その写真に隠された謎に迫るべく向かった先で、

悪の組織スペクターの存在を突き止める。(キネマ旬報からの抜粋)

ダニエル・クレイグになって、ボンドのダークな過去を

リアルっぽく描いていたのが、

ここにきて、娯楽色満載の原点に近くなったような作品。

それはそれで、ボンド映画の面白さなんですが、

ただ、ダニエル・クレイグは、似合わない様な。(この項、次回に続かせて下さい。)

 

先週、福島の原発で働き、2か月後に スェーデンの原発へ 三菱重工の人たちと、

クレーム処理に行く友達と

三宮で、一献傾けました。30年近い年月の 久しぶりの再会。

お互いの複雑で波乱万丈の人生に(笑)乾杯し、健康で無事な再会を祝いました。

おのずと、

原子力(原発)の話になりましたが、いろんな原発にまつわる話の果て、

彼も、原発は いらないよと。

僕も同じ意見なのですが、一番の理由は 処理の仕方が見つかっていないということです。

”原子力は 人類が使うのは まだ早いよね” 彼の意見にまったく同感です。

 

その夜、熊本で地震。

原発も心配でした。

3年半前に、お得意先の旅行で、熊本城、湯布院、阿蘇山(そういえば、

スザンヌさんのお母さんのバーにも寄せてもらいました。)各地を周り、

辛子蓮根や馬刺しを お土産に持って帰ったなあと 思い出されました。

テレビで見ていても、当然、ライフラインの復旧や物資の不足はあるのですが、これからは、

若い人の手が 欲しくなるのです。

地震直後に、各家に無事を確認する声をかけさせてもらったりしたことが、

昨日の事のようにも思います。

このブログにも、時々書かせてもらっていますが、

21年前の地震で、人生が変わった一人です。

あの時、親戚の若い子や知り合いに どれだけ助けられたか。

改めて、感謝とお礼を申し上げます。

 

 

 

七人の侍 生きる 悪い奴ほどよく眠る

今回は、お分かりの様に、いつもの最近観た作品ではなく、御存じ、”世界のクロサワ”の

作品群です。全世界では、天皇より、名前が知れ渡っているのではないかと、

一時言わしめたほどの、日本映画界の最高峰、黒澤明。

私も、少し時代は後になりますが、クロサワ作品に楽しませてもらった一人です。

私のベスト3は

①七人の侍    ②生きる    ③悪い奴ほどよく眠る

(あと、印象深かった作品は)

天国と地獄    酔いどれ天使   椿三十郎     赤ひげ

用心棒     野良犬      羅生門 などなど、やっぱり凄いですね!

 

G7の外相会合が、広島で行われ、また、

パナマ文書が、世界を震撼させていますが、

私は、先週はメーカーさんと ゴルフを行い (また、散々な結果でした。

もう、やめたろかな!)

週末は、メーカー会議で 久しぶりの上京。

お江戸は、相変わらず、人が多うございます。

その折に、弟一家と食事を致しました。長女は 部活動で逢えませんでしたが、

小学校2年生になったばかりの、次女の姪っ子に逢い、

目の保養をしたというか、

なんともいえず、可愛いものですね。

(でも、私と歩くと、両方とも首から身分証をかけていないと、

どっかの危ない 

おっさんが、連れまわしていると勘違いされるで という声が・・・・・・・・ほっとけ!)

 

改めて、岸田外相、

いい仕事されましたね。

今回は、右も左も関係なく 歴史に残る良いお仕事だと思います。

ケネディ女史にも感謝です。

(私の広島の母の弟、すなわち、叔父が 岸田さんの選挙応援を、最初からお手伝いを

しているという縁は、全く無視させていただいても そう思います。

もっとも、昔から無視してましたが・・・・・・・)母の姉も犠牲者の一人です。

 

いまだに、米国は正当性を主張しています。ある程度は理解できますが、

(前にも書きましたが、)じゃあ、ヒロシマは一歩ゆずったとしても、

ナガサキは 落とす必要はなかったんじゃあないかと。

単なる実験としか思えません。

ともかく 核廃絶に向けての一歩は踏み出されました。

ミッション:インポッシブル/ローグネイション

「ミッション:インポッシブル/ローグネイション」

トム・クルーズ本人のスタントも見どころのスパイアクションシリーズ第5弾。元エリート諜報部員で

構成されたスパイ組織の存在によって、イーサン・ハントが所属するIMFは解体の危機に。

イーサンは組織存続を懸けて、仲間とともに任務に挑む。(キネマ旬報からの抜粋)

導火線の着火と共に、流れてくるお馴染みのテーマ曲。

幼い頃、大人たちが夜遅く、楽しそうに TVを 観ていたのを思い出します。

映画のシリーズになり、毎回、トム・クルーズの体を張ったアクションは 凄いものです。

これも、映画のひとつの面白さですよね。

特に、我々は 硝子なんぞを あつかわせてもらっているので、硝子を使ったアクションには、

吃驚します。そして、

今回も、ラスト・シーンに使われていましたね。

スパイものといえば、漫画家の望月三起也さんが、先日、亡くなられました。小中学生の頃、

少年キングに掲載されていた ”秘密探偵JA”は よく読んだものです。

特に ”脱走列車”という作品は映画的で印象に残っています。  

あと”ケネディ騎士団”という作品もお気に入りでした。なつかしいです。

 

次回、10月からのNHKの大阪制作の朝ドラのヒロインに、芳根京子さんに

決まったそうですが、

なんと、吉岡里帆さんに続いて「幕が上がる」からの抜擢。正に、びっくりぽんです。

 

昨日、奥さんが、たまたま、阪急西宮ガーデンズの近くを通ると、

あの藤原紀香さんが、地元での一日警察署長で、訪れていたとのこと。

近くで見ると テレビで見るより きれいだったそうですが(笑)。

そういえば、高校生の頃、京都で撮影中の 松坂慶子さんを 見たときは、

本当に、 お綺麗でした。

龍三と七人の子分たち

 

「龍三と七人の子分たち」

多彩なヤクザ像を描いてきた北野武が、非道な世間に抗う元ヤクザたちを描いたコメディ。

極道から身を退き息子一家と渋々同居する龍三だが、オレオレ詐欺に遭ったのを機に、

昔の仲間を招集し暴走族上がりの卑劣な組織潰しに意欲を燃やす。

(キネマ旬報からの抜粋)

「座頭市」 「BROTHER」 「その男、凶暴につき」などなど、僕も好きな

北野武監督作品だけど、今回は内輪だけで受けているような タケシの趣味みたいな映画。

 

4月に入りました。弊社も 第74期を、なんとか無事に終り、第75期を迎えることが

できました。営業社員とパートさんも、それぞれ、一人ずつ雇えることができました。これも、皆様がたの

おかげと、社員一同、感謝、感謝。                    

そして、改めて、

今一度、気をひきしめて、頑張る所存です。

サクラの季節、次男も東京での入社式に 向かいました。

 

プロ野球も開幕し、この間は大相撲も、千秋楽の結びの一番は物議を醸しだし、

はたまた、消費税の行方は如何に。

 

NHKの朝ドラ ”あさが来た”も終わりました。なかなか、楽しかったですね。

広岡浅子さんという女性実業家が主人公で、

九転十起の精神とか、

勉強意欲の旺盛さ、そして同性を応援する心とか、

自分の事だけじゃなく、社会に貢献する気持ちとか、

学ぶことの多い番組でした。

それだけに、映画で もう少し人物像を掘り下げて、

じっくり見てみたいと思うような

魅力のある人ですね。

特に お商売の大変さとか、人間関係のむずかしさとかを描いてもらえれば。それと、

あとは、村岡花子さんとか、市川房枝さん(勉強会の教え子らしいです)とかが登場すると

面白いでしょうね。

最期に、やっぱり、

宮崎あおいさんは、うまかったですね。

セリフのない場面では、特に上手でしたね。その表現方法は感嘆ものです。

舞台ではオーバーにならざるを得ない部分とか、また、読書では、想像しか出来ない部分とか

ありますよね。

だから、映像でしか出来ない表現は、

その映像からしか読み取れない、

映像の醍醐味のひとつですよね。

 

 

 

リップヴァンウィンクルの花嫁

 

「リップヴァンウィンクルの花嫁」

「花とアリス」以来12年ぶりに 長編実写日本映画を手がけた岩井俊二による

監督作。    SNSで知り合った男と結婚するも すぐに家を追い出された派遣社員の

七海は、”何でも屋”を名乗る安室に 月給100万円という住み込みメイドの

仕事を紹介される。(キネマ旬報からの抜粋)

初日、梅田のブルグ7で(東映系)。         久々の この劇場での鑑賞。

座席が広く改善されていて、(前日の夕刊紙にも広告有り)見やすくなっていました。

満員でしたが、圧倒的に女性が多うございました。

久しぶりの 岩井美学?を 堪能させて頂きました。

最近は、復興支援ソング ”花は咲く” の作詞で おなじみの岩井俊二監督の久々の新作。

「リリィ・シュシュのすべて」 「undo アンドゥー」  「スワロウテイル」

そして、なんといっても、中山美穂、豊川悦司共演の 岩井の名を世間に知らしめた

「Love Letter」 (良かったですよね。)

一言で言うと、それぞれのひとによって、深読み満載の作品。

今年を代表する一本には、間違いないのですが、

僕的には、ちょっと長いかなと。(3時間)          81点

でも、これだけ余韻にひたれる作品も珍しいですよね。

主人公の黒木華さんや、綾野剛さんが、うまいのは、織り込み済みなんだけど、

この、脇役の COCCO(コッコ)さんていう人。早くも、助演女優賞じゃない?っていう演技です。

存在感ありすぎ!

主人公は(また、教師の役!) 派遣社員で、

声が小さく、地味で、友達も少なく、

どこかにいそうな23歳の女性。

SNSで、簡単に結婚相手を見つけたら、簡単に別れた。

 

便利な世の中でもあるが、また、反面、

うその世界、バーチャルな世界、仮面の世界、虚構の世界が簡単に

人の心に入る現在。

SNSが悪いのでもなく、ただ、あらゆる新しいことは、時間がたって、時代がそのもののよし悪しを

判断していく。

無知で、人が良いと、だまされる。

でも、だまされた側のほうが いいときもあるし、

だまされ続けられたほうが いいときもある。

あげくの果ては、生かさず、殺さず だましていた方も、少し、情が移っていたりして。

人生はかくも残酷で、世界は、なんて美しいんだろうって、誰かが言っていたけど、

強くないと生きていけないのか、突出したヒーローが 出なければいけないのか。

 

ラストが 2度あるような展開。                作品中にも次のようなセリフ。

コンビニ、スーパー、宅配 幸せが簡単に手に入る。ありがたくて、こわれちゃいそう、

だから、私は、お金を払わないと、いけないの・・・・・・

誰かに もたれかかりたい、心から満たされたいと思ったときは 危ないの・・・・

などなど、はっきり言って、いい意味でも悪い意味でも、 セリフも映像も、

突っ込みどころの 多い作品でしたの でした。

 

 

 

 

 

 

ミニオンズ

 

「ミニオンズ」

「怪盗グル―」シリーズの人気脇役キャラクターが主役の3Dアニメ。

代々最凶のボスに仕えてきた黄色い生物・ミニオンは、ボスが見つからないため

種族滅亡の危機が迫る。そんな中、兄貴肌のケビンら3人組は仲間を救うべく

最強最悪のボス探しの旅に出る。(キネマ旬報からの抜粋)

うちの次男みたいに、 ヘイ!  が挨拶?のミニオンズ。

次男は、おかげさんで、

また、モンゴルへ、2週間、旅に行き、

無事に 帰国し、卒業式に向かいました。

(本当は、また、トルコに行きたがっていたけど、さすがに今は危ないです。)

卒業、おめでとう。

そして、・・・・・・・(いろんな人に)感謝です。

 

(前回の続きです)

先日、いとこに誘われ、久々に北新地で食事を ごちそうになったのですが、

(私は、父も母も、7人兄弟であり、これに、嫁さん方も入るので、

親戚の数は たっくさんです。

そのなかでも、この、いとこ。

超資産家なんですわ。)

たまに、お付き合いさせてもらうのですが、(もちろん、その後、お礼もしてます)

この日は、いつも以上に、上から目線が 全開で、

もう、一触即発の状態。

確かに、半分は 私に対して叱咤激励しているんだなと。             

そして、

いつもの事だなと、思っていたのですが、・・・・・・・

私のことだけだと、がまんできるのですが、会社や両親や、もろもろのことなど、

(ここで、やっと 前回出て来た 理想と現実の話が出てくるんだけど(笑) )

現状のことや、また、将来、どうすんねんとか、理想と現実は違うのだから、甘いぞ、

考えをあらためよとか、なんとかかんとか。

確かに、この資本主義の社会では、大金持ちが成功者ということになっているけど、

(トランプに肩入れするのも 一部は解るけど)

それを、もろに出すなよなと。(自分の力だけでもないし)

・・・・・・・・・・・まあ、これ以上、言うと、大人げない身内の暴露話になりますし、その後、

おとなしく帰りましたが・・・・・・・・ただ、バーで 飲み過ぎたみたいで、

家に帰ったら べろべろでしたわ。