「マネー・ショート華麗なる大逆転」
「マネーボール」原作者マイケル・ルイスのノンフィクションを基にした実話を映画化。
サブプライム・ローンの破綻を機に起きたリーマン・ショック。
その裏で経済危機をいち早く予見しウォール街を出し抜いた金融マン4人の
戦略と大勝負を描く。(キネマ旬報からの抜粋) 80点
嫁さんと西宮市にある近くの阪急西宮ガーデンズの映画館で鑑賞いたしました。
経済用語が飛び交うというので、前もって少しばかり、予備知識を仕入れていきました。
まがりなりにも、経営者のはしくれなのですが、勉強していって良かったです。
隣では、すやすやとお休み中でした。
「家族はつらいよ」の映画にしようかなとも思ったのですが、以前、予告編を観ると、
離婚が関わっている内容だったので、わざと?避けました。
脚本は良く出来ていると思いました。噛み砕いて良質のエンターテイメントになっていると
思います。アカデミー賞の最優秀脚色賞を獲得しています。
しかし、バブルがはじけても、国や銀行は大丈夫で(銀行も大きすぎれば、つぶせないので、
税金を投入する。どこの国も一緒?)
貧困層や移民が犠牲になっていく。
無数の庶民や、
今回の場合、
800万人の人が失業し、600万人の人が家を失ったり、また破産したそうです。
この作品も痛快な逆転劇じゃあなくて、途中の過程も、
大変、ひやひやもので、
最終的には
希望通り、とてつもなく大金持ちになったのかもしれないけれど、
その代わりに上記のような結果になってしまっているのだから、
最後は苦い
ラストですよね。
だから、題名も原作本の題名 (世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち)で
良かったのにと思います。
帰り、映画館は5階にあるのですが 4階の大型書店の周りが騒がしいので何事かなと
思ったのですが、
翌日の新聞を見ると、百田尚樹さんのサイン会に 爆弾予告があったそうで、
それで、たくさんの警察官が集まって調べていたそうです。(さもありなん?)
そういえば、この間は 大阪梅田で 乗用車が暴走するという、加害者も被害者も
気の毒な事件がありました。
ニュースを見ていると、黒色のトヨタのプリウス。運転手は50代の会社経営者。
しかも、高血圧で、
ぶつかった場所も、よく利用させて頂いている、新阪急ホテルの
玄関。
テレビを見ていた社員らが 口々に、「あっ、うちの社長や、社長や!」って、
じゃあ、今、横に座っている 私は誰?
またまた、非常に不謹慎な発言、失礼いたしました。申し訳ございません!。
皆様も、お気を付け下さいませ。