「オデッセイ」
アンディ・ウィアーによる SF小説を、リドリー・スコット監督が映画化。
探査中の事故で火星に取り残された 宇宙飛行士のワトニー。奇跡的に死を免れた彼は、
4年後に次の探査船が 火星に到着するまで生き延びようと、
あらゆる手段を尽くす。(キネマ旬報からの抜粋)
映画史に残る「エイリアン」、「ブレード・ランナー」などの リドリー・スコット監督作品。
アカデミー賞候補にもなっている この作品。評価も高いのですが・・・(絶賛の声、多し。)
確かに 映像も凄いのですが、私的には、正直 少し違和感が ありました。
この監督の「ブラック・ホークダウン」じゃないけれど、
(この作品は 面白くて 迫力あり。
戦場 敵地の中心に残された仲間たちの救出に
向かうお話。)
同じ 救出に行くお話が、こちらは、エンタテイメント・ショーになっているような。
(アカデミー賞の前哨戦の ゴールデングローブ賞では、コメディ/ミュージカル部門で賞を
受けているのも、何となく わかります。・・・・・・・・そういう見方をしないといけないのかな?)
ある意味で、多くの人種などを、統一するためのプロパガンタ映画かなと
うがった見方を してしまいます。(中国の協力を得るのも、そういう同じ悩みを
持つ国だから? )
だから、軽くて、ポジティブな主人公で、
いい人しか出てこないのかなあと、
・・・・・・・考えすぎ? 77点
プロパガンタ映画 (政治的意図をもつ宣伝活動)と 言えば、
この間、深夜、NHKテレビで 放映されていたドキュメンタリー番組を
観たのですが、
ドイツが ヒットラーの時代、
ユダヤ人大量虐殺は周知の事実なのですが、
その少し前の時代、ヒットラーは、ドイツの障がい者の人たちを 排除しようとした事実が
あったらしいのです。
それが、後の ユダヤ人排除にもつながるのですが。
優生思想というそうです。(優生学)
優生思想とは、劣悪な子孫の誕生を抑制し、優秀な子孫を増やすことにより、
単に 一個人の健康ではなく 一社会あるいは 一民族全体の健康を はかろうとする思想を
いうそうです。(アメリカの白人の 一部もそう思っているそうです。)
税金や人手を、健康な人たちに使う方が 将来のためだそうです。
そんなことなどを(他にも あらゆる考えや 思想) 含んだプロパガンダ映画で、国民を洗脳したとのこと。
やりきれない 気持ちになりました。
(閑話休題)この間は、節分。
この時期になると、今年の恵方の話題が出ます。
以前、母が 方位学や九星気学に熱心だった頃(今も、そうですが)
毎月、何度も、その本人の 祐気(吉の方位)の方向の神社へ行き、
お参りとお水取りをしたものでした。(商売していたので、吉凶方位に
こだわっていました。) ちなみに わたくしめは、七赤金星です。
まあ、でも、これも、統計学のひとつですし、あながち、根拠のないことでもないですので、
今は、僕としては 、目安というか、振り回されないぐらいの お付き合いを
させてもらっています。(結構、指針のひとつに している方も多いみたいです。)
しかし、優生学でいえば、僕なんか、顔で判断されて、
すぐ、排除されるでしょうね。(不謹慎な発言、失礼いたしました。)