寄生獣 完結編

 

「寄生獣 完結編」

人間と未知の寄生生物との戦いを描く岩明均の漫画を、ヒットメーカー山崎貴が

実写映画化した二部作の後編。

右手に寄生生物を宿す新一の住む東福山市では

人間たちが特殊部隊を組み、同地でネットワークを広げるパラサイトの

殲滅の機会を狙っていた。(キネマ旬報からの抜粋)

一種、哲学的な この作品。

今回は、ややラストが 弱い様な、だんだん スケールが 小さくなってきた感じが

しました。  いろいろ、考えさせてくれる作品だけに、惜しい気がします。

 

先週は、挨拶回りと新年会。10日は、えべっさん。

最近は わが町の西宮神社の

福男選びが、すっかり有名になり、喜ばしいことです。(確かに、この神社は広いです。)

ここで 頂く マス酒は美味。 そういえば、最近、BSテレビで 放映中の うら若き乙女が

ひとりで、酒場を飲み歩く (こういう番組は 今、流行っていますが)  ワカコ酒 という

連ドラ?が あるのですが、

この女の子の 飲みっぷりが いいのです。

また、肴とお酒の 組み合わせも、思わず、わかる、わかると うなずいてしまいます。

武田梨奈嬢、御年、24歳。 

最近の作品では、「進撃の巨人」などに出演している、いわゆるアクション女優ですよね。

特に セゾンカードのCMで  頭突きで瓦を割るシーンは 印象に残ります。

それで、この番組ですから、

そのギャップは 面白くて、楽しませてくれます.

 

 

 

 

 

 

幕が上がる

あけまして おめでとう ございます

本年も どうぞ よろしくお願いいたします

 

「幕が上がる」

劇作家・平田オリザの処女小説を 人気アイドルグループの ももいろクローバーZ 主演で

映画化。

演劇部で部長を務める高校3年生の さおりは、ある日 東京からきた

演劇経験者で 美人の新任美術教師・吉岡に後押しされて、

全国大会を 目指すことになる。(キネマ旬報からの抜粋)

申し訳ございません!ただのアイドル映画と 思っておりました。ところが、どっこい、

お正月から 元気と笑顔を もらいました。

ももクロが 何人グループかも知らない このオッチャンが・・・・・・・・

ひろいものの作品といえば、失礼かもしれないぐらい、

直球ど真ん中の秀作の青春映画でした。

オッチャン、遅れてるで という声や ももクロの真髄は ライブや という声も

置いといて、この作品に少し ふれたいと思います。

フジテレビが バックにつき 「踊る大捜査線THEMOVIE」の 本広克行監督の

アイドル映画ということで、ちょっと、タカをくくっておりました。

しかし、少女たちの あのころの一瞬の輝きを 演劇の舞台を通して見事に

表現しています。ラストシーンの百田夏菜子ちゃんの笑顔には まいりました。最後に

見事に 幕があがります。

そして、特筆ものは、脇役がいいのです。

特に、特に 黒木華の演技は

素晴らしい。

なぜかと言えば 「小さいおうち」 「銀の匙SilverSpoon」「舟を編む」「繕い裁つ人」

「ソロモンの偽証(前・後編)」 「母と暮せば」などなど 教師の役も多いのですが、

これがまた、同一人物が演じているのかと 思わせるぐらい使い分けた演技を

しています。 す・凄すぎる!

確かに なにをやっても同じ演技の人もいますし、これはこれで 個性派として

スゴイのですが、黒木華さんの演技は これが役者なんだという凄みを

魅せてもらいました(あっぱれ!)

脚本も「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平さんだからか、よく練られていました。

若い子たちも いいけれど、我々年代にも充分元気を注入してくれます。

難点は しゃべりすぎ(説明過多!)と テレビ的演出(演出サービス過剰)。

しかし、フジテレビ的(面白くなければ、テレビじゃない)青春映画かもしれないけれど、

きわきわに それを押さえてアイドル映画の域を超えた作品になっていると

思います。(生意気な言い方だけど)。

 

たまたま、お正月の特番で、ももクロの デビュー前から現在までの 特集を

放映していました。

これを見ると(遅まきながら)、みんながハマル理由もわかります。

(どうでも いいことなんですが)  旧メンバーに 早見あかりさんが いたんですね。

今は、朝ドラに出たり 女優として活躍されていますが、

実は、彼女が抜けてから、名前の最後に Zを付けて ももいろクローバーZに

なったそうですね。そして、このことによって、団結力がより増し、

ここから、ももクロの快進撃が始まったそうです(もう一度書きますが、どうでも

いいことなんですが・・・・・・・・・・。)

でも、そうなると、確かに世間で言われているように ももクロの紅白落選は

残念ですね。(そして、全員が20歳を 超えそうとのこと。大人の女性グループとして、

これから、どういう方向に

行くんでしょうね。)

でも、とにかく、お正月から 元気と笑顔を オッチャンは もらいました。

よおし! 今年も がんばるぞお!

皆様、今年もよろしく お願いいたします。

 

 

 

 

母と暮せば

「母と暮せば」

山田洋次が、井上ひさしの構想を引き継いで描いたファンタジー。

1948年8月9日、長崎で助産婦として働く伸子の前に、3年前に原爆で亡くなったはずの

息子・浩二が現れる。

二人は思い出や 浩二の恋人 町子のことを話し、幸せな時間を過ごすが・・・・・・・・・。

 

賛否両論あるみたいですが、

私としても、良いのは わかりますが、何か合わないのです。

僕個人としても思うのは、

長い。

むだな場面が多い。そして、ミスキャスト。

黒木和雄監督の「父と暮せば」や 佐々部清監督の「夕凪の街 桜の国」と

比較するものでもないですが、ちょっと、微妙に、目線がくいちがっているような、

消化不良感が 漂う作品だと思います。      78点

                         

 23日の祝日の前の晩、次男と玄関でバッタリ会い、こんな時間から どこへ行くのかと

尋ねたら、今から夜行バスで 東京へ行くと。

24日のパシフィコ横浜での  福山雅治の 男限定ライブに 行くんだそうです。

うーん、なんともはや、うらやましいというか、よくわからん・・・・・・・・。

 

今日は、弊社の仕事納め。今年も、皆様、いろいろ有難うございました。

来年もよろしくお願い申し上げます。

今宵、私は、年末恒例の 高校時代の友達らと、神戸三宮で一献傾けます。

では、良いお年を。

 

スターウォーズ/フォースの覚醒

「スターウォーズ/フォースの覚醒」

1977年に始まったSFシリーズ 「スターウォーズ」の新たな3部作の第1弾で、

JJエイブラムスが 監督を務める。

「スターウォーズ ジェダイの帰還」から 30年。

砂漠の惑星 ジャク―で暮らす孤独な少女レイの運命は、ある出会いによって

一変する。(キネマ旬報からの抜粋)

 

遠い昔、はるかかなたの銀河系で・・・・・・・・・

そして、ジョン・ウィリアムズのテーマ曲が 流れてくると同時に

不覚にも、涙が出そうになりました。それは、エンド・クレジットが出た時もそうでした。

あの時から、38年。

ルーク・スカイウォーカーが ハン・ソロが  そして レイア・オーガナ姫が・・・・・・・

作品の良し悪しじゃあ ないんですよね。一緒に生きて来たんですよね。

 

作品としては、オマージュというか、「スターウォーズ」第1弾のエピソードⅣの

リブートそのものでしたね。 次の展開が 読めるというか

焼き直しに近い作品でした。

でも、それが、たまらないんですよね。

ある意味、やり方としては、うまいと思いました。

(昔からのファンは あっという間にSWに 覚醒してしまいました。

マーケティングの勝利です。)

でも、次回からの、エピソードⅧ、エピソードⅨは 大胆でもっとスケールの大きな 新しい

展開を 期待したいです。

こういう時代になったんだなと 感じたところは、主人公が 女性と黒人になったことです。

このシリーズでも、始まりは、少年が主人公でした。

おおむね、男の子が好きな 冒険ものは そういうものでした。

20世紀フォックスのファンファーレとサーチライトが無かったのは

ちょっと、寂しかったけど、なんか、いろいろ、思い出しちゃったりしました。

第1弾は 東京での学生時代、弟を連れて、今はない シネラマタイプのテアトル東京で

鑑賞。

前作、第6弾は 息子と 一緒に観に行ったもんです。

 

でも、最初の週の観客動員数は

 「映画妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」に負けたそうです。

(興収記録も危ないそうですが)

そりゃあ、幼いお子達は、SWに興味もないし、ましてや、映画には

ひとりでは、行けないし。

確かに 映画館には 親子連れが あふれかえっておりました。

恐るべし、妖怪ウォッチ!

 

まあ、とにかく 楽しい お祭りでした。   (おまけして、81点)

 

 

 

東京物語

「東京物語」

先日、亡くなられた 原節子さん。小津安二郎監督の世界の名作「東京物語」。

久しぶりに、見直しました。

今年の 初めに尾道に行ったことを、思い出しながら。

今の時代にも通じる テーマですよね。というか、今の方が、より切実な問題です。(家族)

その尾道を 通り 広島へ 母の傘寿の祝いに行ってきましたが、

僕が幼いころは

片道、6時間以上の汽車の旅でしたが、今では2時間もかからないですね。

 

平良とみさんも お亡くなりになりました。「ナビィの恋」は 本当に良い作品でした。

お薦めです。

野坂昭如さん     5月のゴールデンウィークの真っただ中、母子連れがほとんどの

映画館で 「火垂るの墓」を観た記憶があります。(同時上映は「となりのトトロ」)。

また、東京で学生生活をしていたころ、新宿の大人のおもちゃ屋の店先から、

(おもちゃのチャチャチャの メロディで)            野坂さん作詞

 ♪♪ 大人のおもちゃ、大人のおもちゃ、

チャ、チャ、チャ、   大人の お・も・ちゃ! ♪♪

って、繰り返し、繰り返し 流されていたのが 忘れられませんって どんな思い出や!

だから、

あの当時の 永六輔さんや  小沢昭一さんの影響は少なからず受けております。合掌。

 

ニッポン無責任時代

いやあ、     わかっちゃいるけど やめられない!      実に奥深い言葉ですよね。

この間、BSで 植木等さんの特集を放映していました。 そこで、久しぶりに

「ニッポン無責任時代」を 見直しましたが、 今回は 前以上に新たな面白さを

再発見しました。時代というか、そのバイタリティ、改めていうわけじゃあないですが、

良く出来ています。

亡くなって、もう8年。別に苗字が 一緒だからでもなく、大好きです。

植木さんの

考え方や生き方は 植木さんの父親が住職の影響か、無責任どころか、真面目な人だった

らしいですね。(私と よく似ています?)

 

ハイ、それまでよ      スーダラ節        これが男の生きる道

どうしてこんなにもてるんだろう         ホンダラ行進曲

だまって俺について来い       遺憾に存じます   etc.

 

歌は 作詞の青島幸男さんも すごいのですが、植木さんの歌いっぷりに

大勢の国民が 支持したのも納得です。

 

そのうち なんとか なるだろう!!         (植木等に乾杯!)

 

 

 

国際市場で逢いましょう

「国際市場で逢いましょう」

韓国で同国映画歴代2位の大ヒットを記録した家族ドラマ。 朝鮮戦争時の興南撤収作戦による

混乱の中で父と末妹と離れ離れになったドクス。母と2人の弟妹とともに

釜山で育った彼は、いつでも笑顔を絶やさず家族のために働き、

激動の時代を生き抜く。(キネマ旬報からの抜粋)

韓国版の大河ドラマ。韓国の近現代史を描いた 文字通りの力作。

勉強になりましたが、どうしてもエピソードのつぎはぎの感は 否めなく、

もう少し時間的に長くても 良かったんじゃないかなと思いました。

でも、 泣けます。  親は子に自分と同じ苦労を させたくないと思うのは、

万国共通ですね。

 

しかし、消費税、増税前にもめるぞお!  国民や国の事を考えて 政治してよ。

ラストエンペラー フルメタルジャケット ロボコップ

冬季カルガリーオリンピック   夏季ソウルオリンピックの行われた1988年 昭和63年の

独断と偏見のベスト10 洋画編

①ラストエンペラー   ②太陽の帝国    ③グッドモーニングベトナム

④フルメタルジャケット     ⑤ロボコップ     ⑥ブロードキャストニュース

⑦ベルリン天使の詩  ⑧タッカー  ⑨ロジャーラビット  ⑩遠い夜明け

 

忘年会のシーズンが始まりました。先週も2度ほど寄せて頂いたのですが、帰り道に

スィーツ類をおみやげで買うのが くせになっているというか 楽しみというか

おかげで、

長い旅から戻った頃には やせて精悍な顔つきだった次男は 今やすっかり、

ゆでたまご坊やになっております。

 

以前 このブログで 「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ監督が 次作スターウォーズの

監督だと書いたのですが、この冬公開の新作ではなく、来年冬公開の 

                スターウォーズ・アンソロジー、(外伝 ?)  その監督だそうです。

今月公開の作品の監督は J.Jエイブラムス、あの「スタートレック イントゥ ダークネス」の

監督ですよね、期待大です。

 

又、そろそろ、赤穂浪士討ち入りの日が近づいてきました。日本人は本当に

このお話が好きですよね。第2次大戦の後、アメリカの進駐軍が この話の

芝居や映画を禁じたのも 何となく解ります。

でも、こういう忠臣蔵みたいな話が

好きなのは 万国共通みたいですよね。

家族で この間、久しぶりに一泊旅行をしました。その赤穂へ行き、赤穂城と大石神社を

お参りし、釣りをし、翌日は新装なった姫路城を見学し、

帰りに明石の 魚の棚商店街に

寄り、明石焼きを たらふく頂き 海の幸を おみやげに帰途につきました。

火垂るの墓    マルサの女2   アキラ

今年も あと1か月。はやいですねえ! 

1988年  昭和63年 南海ホークスと阪急ブレーブスが身売りをした年。

独断と偏見の我がベスト10  邦画編

①「さよなら」の女たち    ②火垂るの墓     ③母      ④アキラ

⑤敦煌    ⑥マルサの女2     ⑦木村家の人々

⑧極道渡世の素敵な面々     ⑨となりのトトロ     ⑩帝都物語

 

先月、11月も、世の中いろいろありましたね。

パリの同時多発テロ、野球プレミア12、ラグビー人気、 ゴルフ イ・ボミ賞金女王、

北の湖、水木しげるさん 死去、

そういえば、例の わが街の 号泣県会議員も裁判を欠席していましたね。

(あれだけのキャラをしているんだから、もう開き直って、 

かつらもはずして、タレントでも

したほうが、受けるのではないでしょうかって、ちょっと不謹慎?)

さあ、今月は いよいよ スターウオーズが 上映されます。

映画ファンにとっては、作品の良し悪しより、ちょっとしたお祭りですよね。

男はつらいよ葛飾立志篇

御存じ、男はつらいよシリーズ、第16作「男はつらいよ葛飾立志篇」、久しぶりに見直しました。

マドンナは 樫山文枝さん。相変わらず、上品で好感のもてる女優さんです。

先日、BSで、テレビ版 男はつらいよの最終回を放映していました。

ハブに噛まれての 最後。伝説の場面、しっかり観させていただきました。

映画になる前の、映画には無かった寅さんのラスト。

そういえば、渥美清さんが亡くなられて 来年で もう20年。

わたくしにとっての ベスト3は (確かにむずかしいですが)

①男はつらいよ 寅次郎相合傘  (浅丘ルリ子)

②男はつらいよ            (光本幸子)

③男はつらいよ 柴又慕情     (吉永小百合)

全体的には、森川信のおいちゃんの頃を含めても 最初のシリーズのほうが、

作品としても 良く出来ていたし、渥美清さんも 元気で(最後のほうは 痛々しかった)

爆笑ものでした。楽しかったです。

 

同じく、BSで、植木等さんの特集も放映していました。

大好きです。

植木さんについては、また後日、書かせていただきます。