「九十歳。何がめでたい」
現在100歳を超えた直木賞作家・佐藤愛子が
90歳を過ぎて執筆したベストセラーエッセイ集を、
昨年90歳を迎えた草笛光子主演で
映画化した
パワフル・コメディ。(キネマ旬報からの抜粋)
まず、草笛光子さんに、脱帽!
毎回、注目作品を演出している前田哲監督。
テレビドラマになりそうな作品なのですが、
うまく、無難に面白くまとめ上げておられます。
さすが、職人芸。
そして、草笛光子さんの存在。(ということは、佐藤愛子さんにも恐れ入りまする)
本当に、今の世の中、その通りなんですが、
なんか、生きにくい方向に行っていますよね。
道徳や常識さえも、良いか悪いか、その時の都合になっています。(まあ、そらそうなんですが)
でも確かに作品で言うように、人のことを考えた、元気で面白い爺さんに
なりたいものです。(笑)
米国アカデミー賞の発表がありましたが、
既報の通り、段々、欧州の世界3大映画祭(カンヌ、ベネチア、ベルリン)の結果に
似てきましたね。欧州の映画祭は、どちらかというと、
芸術性や作家性に重きを置かれた作品が多かったのですが・・・・・。。
だから、ハリウッド発の大規模やエンタメ性の高い作品が
少ないということで、何かさみしいなあと。
時代なのか、お金なのか、多様性なのか・・・・・