荒野の誓い

「荒野の誓い」

クリスチャン・ベール主演の西部劇。

1892年、ニューメキシコ州。

かってインディアンと戦った騎兵隊のジョー・ブロッカーは、

シャイアン族の酋長

イエロー・ホークの護送任務に就く。

途中、コマンチ族に家族を殺された

女性ロザリーを加え、

旅は続くが・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

映画は時代を映す。

この作品も、今だからこそ撮れるというものかな。

誰の側にも立ってはいません。

こういう時代だったといえば、それまでですが。

そりゃ、こういう歴史があるから、この国では、

暴力は憎まれているとは

思いたいのですが・・・・・・・。

作品的には、やや、長い。1時間40分ぐらいにすれば、締まったかも。

 

お盆休みも終わりましたが、皆さんは、どうお過ごしになられましたか?

なんか、消化不良なお休みでしたね(笑)。

 

休み前には、恒例の人間ドックに行ってまいりました。

 

渡哲也さん、ご冥福をお祈りいたします。兵庫県淡路島出身。でも、僕的には、弟さんの方が、

映画によく出てらっしゃたので、印象が深いです。

ただ、渡哲也さんの場合は、全盛期の頃、映画の斜陽期に入り、

また、事情があり、

テレビ中心で活動を余儀なくされたのは、少し惜しい気がします。

 

1976年から始まった”おおさかシネマフェスティバル”

この間、お聞きしたのですが、大林監督が、このシネフェスに

何度も、何度も来られていたそうです。

残念、一度、お話しさせて頂きたかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海辺の映画館ーキネマの玉手箱

「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」

大林監督が20年ぶりに出身地である広島県尾道市で

メインロケを敢行、戦争や映画の歴史を辿るファンタジー劇。

尾道の海辺の映画館が閉館の日を迎え、日本の戦争映画大特集の

オールナイト興行を見ていた3人の若者が

スクリーンの世界へ

タイムリープする。(キネマ旬報からの抜粋)

 

78点

ボクの好きな大林作品は、余り大林流の

スパイスのきつい作品より、

ソフトな方が僕的には受け付けるのですが、・・・・・・・。(実験映画と商業映画の中間(笑))。

 

違う、違う、

思い出しました。記憶が、サーッと浮かび上がりました。

そうだ、そうだ!

大林監督の劇場第1作「HOUSEハウス」を観た時と

同じ気持ちに戻りました。(併映は山口百恵の「泥だらけの純情」)

あの頃、自主上映とCFディレクターという今までにない肩書で、

時代の先駆者という触れ込みでした。

いかにも実験映画という感じで、少し戸惑ったのを覚えているというか、

それが、鮮明によみがえりました。

そうです、大林監督の真骨頂は、

あの私が好きな”尾道三部作”ではなく、

これこそが、監督の面目躍如の作品だと思います。

だから、この映画は、本当に大林色に染まった作品だと思います。

ファンタジーに実験を加え、

メッセージ性の強い、作家性の高い作品だからこそ、この作品が

各評論家に、大絶賛されているのもうなずけます。

 

だから、今から私が述べるのは、この映画は映画としては、見るべきものも多く

優れていると思いますが、

アクマで、一個人としての、この映画のメッセージテーマに対しての感想です。

 

前半は近代史の日本人同士の殺し合い、後半は現代史の日本人が殺し殺される場面の連続。

挙句の果ては、日本人が大虐殺されるラスト。

このブログでも、ちょくちょく書いてはおりますが、

やはりこの描き方は、少し違和感を感じます。

戦争は狂気だとは解かりますが、

どちらがいい悪いはないと思います。

 

原爆を落としたB-29エノラ・ゲイ号の白人乗組員たちは、(黒人はいません)

全く、もう一回言ってもいいぐらい,全く、罪の意識はないそうです。

早く戦争を終わらせたとか、お互いの国の被害者が少なくて済んだとか、命令だから仕方がないとか、ソ連の赤の恐怖が迫っていたとか、パールハーバーの仇とか、

日本が原爆を持っていたら同じことをするだろうとか、・・・・・・・。そして、

乗組員たちどころか、多くの(白人)米国民が、そう思っているそうです。

あの時代でも、非戦闘員、いわゆる一般市民に攻撃してはいけないという国際法があるにも関わらず、

14万人の人たちを即死させ、後に計30万人の人たちが亡くなっています。

しかも、3日後に長崎にも落としています。広島への影響被害はわかっていたはずです。それどころか、

広島と長崎の原爆の種類は違うそうです。

明らかに、実験です!

その後、乗組員たちは全員、長生きし、裕福な生活を満喫したそうです。

誰も、バチが当たらなかったみたいですね(苦笑い)。

米国以外の外国人は、広島を訪れて、現実に触れた時、”なぜ日本人は復讐しないのか?怒らないのか”と言うそうです。

(まあ、徹底的に叩かれましたし、戦後教育や、金など援助も受けていますし、安保もありますし)

でも、

やはり、亡くなった方は国の犠牲者なのか、それでは浮かばれないだろう、みんなを守ったのだ、その人たちを忘れるな、か、

天皇の責任か、

いや、アジアを米英などの植民地侵略を,最終的に防いだのだとか、

いやいや、やはり、白人の差別主義だよね、人種差別ですよ、とか。

宗教、貧富、教育など。

監督も、各論じゃあなく、総論で考えろとおっしゃるのもよく解ります。

もう一度書きますが、この作品は本当に

自主映画、実験映画の代表だった監督の集大成の作品であり、

また、その思いや情報のあふれた作品、

よくできていると思います。大林哲学フィロソフィーの塊みたいな作品でした。

僕の意見は、アクマで、個人の感想です。

確かに、監督が言うように、今の日本、いや、世界は資本主義、金が絡んだスクラップ、アンドビルドの繰り返し。

正義ではなく、人は正気であれ。

負けた国だから、反戦が判る。

ただ、僕は日本人の多くは、よく解っていると思うし、他国はどうよと。

だから、日本人が、反省したり、過ちを繰り返すのを恐れるのじゃあなくて、このことを、

もっと世界に。

国ではなく、各個人、人として発信すべきだと思う。

そうじゃないと、監督が言うように、人は、国に流されるでしょう。

コロナウイルスもそうだけど、自分で判断しないと。

国には頼れません。

ただ、国は社会的な弱者には手を差し伸べてほしいと思います。

何度も書きましたが、僕は右でも左でもないつもりです。バランスをとっているつもりです。

理想は持ちますが、現実を踏まえているとも思います(笑)。

感謝の心を持っているのも日本人。有名な話ですが、他国には、もったいないという言葉がないそうですが、

大陸的な考えとの違いでしょうか。

 

最後にもう一度、

大林監督、有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸福路のチー

「幸福路のチー」

東京アニメアワードフェスティバル

2018長篇グランプリを受賞した

台湾アニメーション。

台湾から米国に渡り成功を収めたチーは、

祖母の訃報を聞き、

故郷である台北郊外の幸福路に帰る。

そこで幼いころの思い出とともに

自分を見つめ直すと、

ある決断を下す。(キネマ旬報からの抜粋)

監督は、ソン・シンイン

やや、長い。

期待しすぎたかな。

でも、どこか懐かしく、全篇に優しさが漂う。

政治が絡み、幼き日の頃の想い出を

走馬灯のように流していく。

大人のためのアニメーション。

声の出演者は、「薄氷の殺人」の グイ・ルンメイ。(2016年1月22日のブログも)

「藍色夏恋」を梅田の映画館で

女子高生に囲まれて観たなあ、懐かしい。

 

大相撲、復活照ノ富士、あっぱれ!

アラン・パーカー監督「ミッドナイト・エクスプレス」、ご冥福をお祈りいたします。

「ポセイドン・アドベンチャー」、NHKのBSで放映されていましたね。

ホント、懐かしい。(DVDは、もちろん持ってはいますが)

パニック映画のはしりでしたね。

でも、高校1年生だった私は、むちゃくちゃ感動したのを覚えています。

”モーニング・アフター”モーリン・マクガバンの

レコードも、もちろん(笑)。

ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、あのころお気に入りのステラ・スティーブンス、

シェリー・ウインタース、ロディ・マクドウォール、レッド・バドンズ、

パメラ・スー・マーティン、キャロル・リンレイなどなど。

すらすらと名前が出るのが怖い(笑)。

タイガース、何とかせえよ!

 

また、8月6日が、来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは光をにぎっている

「わたしは光をにぎっている」

「四月の永い夢」の中川龍太郎監督が「おいしい家族」の

松本穂香を主演に迎え、

居場所を探す若い女性の姿を描く人間ドラマ。

亡父の親友を頼り上京した澪は、

居候先の銭湯を手伝い、

次第に商店街の人々と親しんでいくが、

銭湯はじきに閉店することになっていた。(キネマ旬報からの抜粋)

惜しいかな、ちょっとテーマがあいまいだと思う。

穂香ちゃんが見たかったので観たのです。半分冗談です(笑)。

でも、この監督と穂香ちゃんは、今年のシネフェスに

来られる予定で、お話しも したかったので本当に残念です。

光石研さんと樫山文枝さんは、さすがにお上手でした。

 

昨夜、テレビで、京アニの「映画 聲の形」を放映していましたね。

あれから、一年。

私も、評判を聞いていましたので、2年前に観せてもらいましたが、

いまだに心に残っています。(2018年9月1日のブログ見てやってください。)

 

お待たせしました(?) 遅くなりましたが   2019年(平成31年 令和元年)

独断と偏見の昨年のベスト10

ご笑覧下さいませ!

まずは、邦画

①宮本から君へ     ②新聞記者      ③アルキメデスの大戦

④空母いぶき     ⑤岬の兄妹    ⑥ひとよ       ⑦よこがお

⑧閉鎖病棟-それぞれの朝-     ⑨蜜蜂と遠雷      ⑩半世界

 

もれたのは、”愛がなんだ”  ”さよならくちびる” ”おいしい家族”  ”タロウのバカ”  ”楽園”などなど

 

洋画は、

①ジョーカー   ②グリーンブック     ③ROMA/ローマ

④存在のない子供たち     ⑤ワンス・アポン・ア・タイムインハリウッド  ⑥家族を想うとき   ⑦アイリッシュマン

⑧ゴジラ・キングオブモンスターズ    ⑨イエスタデイ    ⑩運び屋

 

失礼いたしました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族を想うとき

「家族を想うとき」

 

マイホーム購入の夢を叶えるために、

フランチャイズの宅配ドライバーとして

独立した父。

家庭の幸せのために働き続けるが、仕事がどんどん増えていき、

家族との時間を奪っていく・・・・・。

イギリスにおける「ゼロ時間契約」労働者の厳しい現実をもとに、

格差社会への痛烈な批判を込めた家族ドラマ。(キネマ旬報からの抜粋)

さすが、ケン・ローチ監督。

ラストも、印象深く、ある意味、衝撃的な終わり方。

というか、ここで終わったら、

えげつない映画だなと思ったら、終わりました(笑)。

労働者の気持ち、家族の気持ちもそうなのですが、

ここに、プラス

介護するもの、されるものの気持ちも織り込んで

見事な作品でした。

 

次々回の朝ドラのヒロインは、清原果耶さんらしいですね。

前にも書きましたが、最近、めきめき実力をつけ、存在感がありますよね。

 

僕は、右でも左でもなく、

何でもバランスだと思います。

話は変わりますが

大谷翔平選手も、投手でも打者でもどちらも、

本当に

成功してほしいですね。

頑張れ! 大谷。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ROMA/ローマ

「ROMA/ローマ」

「ゼロ・グラビティ」の

アルフォンソ・キュアロン監督による

 1970~1971年のメキシコを舞台にした半自叙伝的な作品。

政治騒乱に揺れるメキシコの姿を背景に、

ある中流家庭に勤める

若い家政婦の視点で

家族の物語を情感豊かに描くNetflix製作のドラマ作品。(キネマ旬報からの抜粋)

これは、素晴らしい!

ネットフリックスの製作なのですが、

ベネチアで最高賞の金獅子賞、そして、

アカデミー賞外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞しています。

だからというわけではなく。

久しぶりに、映画を堪能した気持ちにさせてもらいました。

白黒映画で、撮影方法も凝っています。音楽も良い。

ここで、

ハタと思いました(笑)。

この世界観、ボクの大好きな

成瀬巳喜男監督と一緒じゃないか。(小津という声も)

だから、ハマってしまったのか(笑)。

一昔前の日本、世界の人々も一緒ですね。ネットフリックスさんありがとう(笑)。

惜しむらくは、劇場で観たかったです。

いつも、申し上げていますが、

僕みたいなものでも、鑑賞ポイントは2つ。

①人間が描かれているか。

②映像美はどうか。

そして、好みは

作家性(芸術)と娯楽性がうまく融和しているかです。

でも、改めて、

他の作品と何が違って、こんな心に残る映画になるのでしょう。

もう一度、映画の手法を、勉強し直したいと思いました。

 

大相撲、始まりましたね。

プロ野球も、やっと、開幕しました(笑)。今日からです。

森崎東監督の訃報が入りました。「ペコロスの母に会いに行く」

2014年10月3日にブログを掲載させていただきました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲームの規則

「ゲームの規則」

1939年 フランス ジャン・ルノワール監督の

”映画の教科書”ともいわれる古典の名作。

内容は 上流階級の貴族たちのゲーム感覚の

ラブ・ロマンス物。

当時の風俗と、そして、社会風刺劇でもあり、

脚本と演出は、やはり、上手いなあと思います。

ただ、映画史を代表する古典的傑作だということですが、

古いからということは関係なく、

この作品内容自体の世界に

ついていけないような・・・・・(笑)。

 

新型コロナウィルス、また増加傾向に入りました。

この長い梅雨と共に、うっとうしいですね。

父の四十九日で

広島に皆が移動するのも

今、もめております(笑)。

その、広島カープ。

ご愁傷さまです(笑)。

先日、また、NHKで”植木等”特集を放映しておりました。

このブログにも度々書いています。が、(2015年12月17日など)

親戚でもないのですが、

ワタクシ、”植木等”大好き人間です。

でも、今の若い人は、知らないらしいですね。

さみしいなあ。

青島幸男さん、小林信彦さんらがブレーンだったのは有名な話です。

無責任を売りにしてはいますが、本人はすごい真面目な人らしいですね。

僕も、”いいかげんマジメ”に生きているつもりですが、

”植木等”さんの生き方は、尊敬に値するぐらいです。

もうすぐ、オリンピックだったんですね。(近づいてきました。)

前にも書きましたが、夫婦そろって

メーカーさんから、400メートルリレー決勝、招待されていたんですよね。

やっぱり、残念です(しつこい!)、 (笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

「レディ・バード」のG・ガーヴィグ監督が、

S・ローナンと再びタッグを組み、

”若草物語”を映画化。

19世紀、アメリカ。

メグ、ジョー、ベス、エイミーは、マーチ家の四姉妹。

ある日、ジョーはダンス・パーティーで、

資産家ローレンス家の

一人息子ローリーと出会う。(キネマ旬報からの抜粋)

 

この作品、評判も良かったのですが、本当に観たかったです。

なんといっても、

最近の私のお気に入り、

シアーシャ・ローナン嬢の主演だからでもあります。

「つぐない」 「ブルックリン」 「レディ・バード」などなど

出演した作品自体も素晴らしいのですが、

彼女の存在感の大きさには、誰もが納得するものでした。

それほど見事な演技を見せるのですが、

この作品も本当に圧巻の演技を見せてくれました。

監督は、「レディ・バード」に続いてタッグを組んだグレタ・ガーヴィグ。

こちらも売り出し中の女性監督。

撮影も素晴らしいが、

演出、シャッフル方法、編集、モンタージュが お見事!

エマ・ワトソンも綺麗。

どっかで見たことあるなあというぐらい最近売れっ子のローラ・ダーン(笑)。

 

個人的には、途中までは完璧なのですが、

原作通りとはいえ、ラストは

一気に成功の嵐(結婚、お金など)。

若干、そこにひいてしまったのですが、

見直したら、評価は変わるかも(笑)  80点

 

原作の純粋さとジョーの現在と現実を見事に調和させた作品。

 

理想と現実に苦しむ女性たち・・・・・それを作品は反映させます。

 

家族の主である(金儲けの下手な)父親は正しいことをしているんだと、

わかってはいるが

家族は大変な目に合う。

だからこそ、父を支える。

 

ほとんどの人は才能や理想、夢を捨てて現実を(生きていくこと)考える。 (俺もか!(笑))

 

家族とは、時間が流れるとは、そして、アメリカの歩んだ歴史とは・・・・また勉強させていただきました。

 

(閑話休題)それにしても、今年の梅雨も難儀。

 

 

 

 

MOTHER マザー

「MOTHER マザー」

実在の殺人事件に着想を得て作り上げたドラマ。

男たちとゆきずりの関係を持ち、

その場しのぎの生活を送るシングルマザーの秋子。

そんな母の歪んだ愛に、必死に応えようとする息子・周平。

やがて身内からも

絶縁された母子は

社会から孤立し・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

いやあ、3か月以上、

ご無沙汰でした。やっと、劇場新作が封切られましたので、

久々の鑑賞です。

日本映画で本年、再スタートです。

本当は評判の高かった

1か月前に封切りされた

外国作品の「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」にしようと思って

いたのですが、

前述のように父が亡くなり、

機会を逸していました。が、

ようやく、劇場で観ることが出来ました。

もちろん、入場時に手指消毒、検温、前後左右の席は空席でした。

お客様の入りも、もひとつなのは仕方ないですね。

 

さて、この作品。

評価は高いのですが・・・・・、私としては。

製作は最近話題作を連発する、スターサンズ。

監督は最近では、「タロウのバカ」や「日日是好日」など、好調な大森監督。

でも、これは、やや長く感じる。

僕の好きな評論家のお一人。

朝日新聞の石飛記者、曰く

”半径5メートルのことしか描かない日本映画”

という言葉に当てはまるような作品。

別に全然それが悪いわけではないけど、これは何か後味がよくない。

夏帆さんは、良い。

長澤まさみさんも、うまいけど、適役じゃあない。

「青春の殺人者」のセリフを思い出しました。

身内の殺人に

”うちの家庭のことだから、ほっといて!”

78点

 

 

 

 

 

アイリッシュマン

「アイリッシュマン」

マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロが24年ぶりに

タッグを組んだギャング映画。

伝説的マフィア

ラッセル・バッファリーノに仕えた実在の殺し屋フランク・シーラン”アイリッシュマン”の

目を通して第二次世界大戦後のアメリカ裏社会を描く。

Netflixでの配信に先立ち、一部劇場で公開。

(キネマ旬報からの抜粋)

やっと、観れました(笑)。

共演は、アル・パチーノ、ジョー・ぺシ、ハーヴェイ・カイテルなど。

面白いけど、見直さないと

人物設定にわかりずらいところが少し有り。

でも、3時間半は、ちと長い。

配給会社の影響か、

撮影方法が、テレビ的なのが、気になる。

 

旧友の O君、最近、私のブログを読んで、たびたび自身の感想文を

送ってきます。

(最初に送ってきたのは、ちょうど6年前に私がこのブログを

始めた作品の「小さな家」でした。)

 

この間は、BSで山口百恵主演の「伊豆の踊子」が放映されていたので、その感想文も。

 

いつも、

長文の力作で感心します。

公の場に出せばいいのにと、いつも言うのですが、本人は嫌がります。

 

ただ、その批評が本人の性癖を

絡ませてくるもんで、確かに出しにくいとは思います(笑)。

(ワタクシも、40年以上前に、百恵友和の5本立てを観たのを思い出しました。

「伊豆の踊子」 「潮しおさい騒」  「絶唱」 「春琴抄」 「風立ちぬ」   )

 

O君、今日から  CT戦だが、

何度も言うように、今シーズンは、もう終わっているのだから、

いちいちLINEを送ってこないように(笑)。