名もなく貧しく美しく

 

北陸、越前ガニ、堪能させていただきました。

いくら、夜のお付き合いがワタクシめのお仕事とはいえ、

このような料理、個人的には値段も含めて行けるわけありませんがな。

だから、嫁には料理の内容は、いまだに秘密です。

「名もなく貧しく美しく」

高2の冬、母と妹と東宝名作リバイバルで、「生きる」を観に行った時、

第2弾の予告編で上映されていたのがこの作品でした。

だから、52年前の作品を40年越しの?待望の初見です。

松山善三監督、高峰秀子、小林桂樹主演。

戦後、有楽町で靴磨きをしていた実在の聾唖者夫婦の

お話だそうです。

電車のシーンのみならず、感動作には、まちがいありませんが、

ただ、ラストはあまりにも、悲劇すぎて、僕的には、

それはネエダロと思いました。

 

今日は冬至。STAP細胞もお寒い結果に終わりました。

明日からは陽も長く?なるのかな。まだまだ、今からが

冬本番です。では、では。

シャレード

 

今年の12月はさっぶいですね~。明日から北陸福井です。

皆様もお身体をご自愛下さいませ。(断熱には、ぜひ内窓を)

永遠の妖精 オードリー・ヘプバーン。  あらゆる世代のあこがれ。

世界中で愛されている女優。

「ローマの休日」 「ティファニーで朝食を」 「暗くなるまで待って」

「マイフェアレディ」(この作品ではジュリーアンドリュースとの因縁がありますが、

じゃあ、ジュリーの次にイライザ役ができるのは、オードリーしかいないじゃないかといわれると・・・・・・ちょっと。

この項は後日)

意外と面白かったのは「うわさの二人」

「シャレード」この有名な作品、実は初見なのです。

スタンリー・ドーネン監督、共演はケイリ―・グラントそして、なんと僕の好きな

ウオルター・マッソー。音楽はヘンリー・マンシーニ。

しゃれたミステリーコメディ。しかもオードリーのファッションは御存じ

ジバンシィ。確かに当時のカップルがデートでの最適な?映画かな。

おしゃれで、ちょっと謎解きもあり(原題は謎解き)観た後に、会話も弾みますよね。

 

無法松の一生  ホビット思いがけない冒険

 

昨日、衆議院選挙がありましたが、昼前に、投票に出掛けようとした時。   嫁に、

「あれ、行かないの?」と聞いたところ、「今回のは、結果がわかっているから、無駄だ」と。

「いやいや、清き一票、お国のために」と、のたまったところ、

「国のことより、家庭や会社のほうを先、なんとかせえ」とのお言葉。

黙って、出て行く旦那さんでした。

「無法松の一生」

稲垣浩監督が戦時下で制作した前作のリメイク版。

三船敏郎と高峰秀子。(私にとって、ベストの顔合わせ)

これもいいんだけど、昔、観た阪妻版のほうが、

迫力があった様な・・・・・・

「ホビット思いがけない冒険」

御存じ、ロード・オブ・ザリングの前日譚3部作の第1部。

壮大なスケールと進歩したCGが目を見張ります。

ただ、少しの予備知識がないと、ややこしいのも事実です。

 

 

 

凶悪

 

「凶悪」

 雑誌記者が ある死刑囚の告白から、闇に埋もれた事件を暴き大きな話題になった

ノンフィクション小説を基にしたクライムサスペンス。

雑誌記者の藤井は上司から誰にも話していない3件の殺人があると書かれた死刑囚の

手帳を渡され、本人に会いにゆく。   (キネマ旬報からの抜粋)

私的に去年の邦画第1位に挙げさせていただきました。

実話のおぞましさとリリーフランキーの熱演で、重ーい出来になりました。

見応えあり。

(あとベスト10以外で印象に残ったのは、東京家族 さよなら渓谷 共喰い もらとりあむタマ子

甘い鞭などなど)

今年の漢字は「税」だそうです。 なるほど・・・・・・・・・・。

 

 

セデック バレ

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そろそろ、去年の第1位をお伝えしないと、今年も終わっちゃいますよね。

ということで、わたくしめの、洋画お薦め第1位は・・・・・・・・・台湾映画「セデック バレ」です。

日本が台湾を統治し日本人化運動を推し進めていた時代に起きた抗日暴動「霧社事件」を

題材に描く歴史ドラマ二部作。日清戦争以来続く日本統治に業を煮やしていたセデック族が

独自の文化を守るために蜂起し霧社公学校で開催されていた連合運動会の最中、

多くの日本人が殺害される。日本軍は直ちに報復行動を開始する。

(キネマ旬報からの抜粋)

4時間半を超える大作。しかし、長さを微塵とも感じさせない怒涛のごとく押し寄せる作品。

残酷な描写も多いのですが、一時も画面から目が離せません。

実話なのですが、正直、こういう歴史はどこの国にもあると思います。

でも、この映画のスゴイところは、台湾側にも、日本側の立場でも、描かれていないところです。

(ベスト10以外で印象に残った作品は「キャプテン フィリップス」 「ゼロダークサーティ」

「愛、アムール」 「キャリー」などなど・・・・・・・・・)

 

 

フューリー

 

今日は、日米開戦の日。今度の14日の日曜日の選挙。景気の動向ばかりでなく、

戦争の経験が乏しい我々も、考えなければいけない問題も山積みです。

そんな第2次世界大戦をリアルに描いた「フューリー」という戦争映画を、

師走の混雑する繁華街で観てきました。

「フューリー」

ブラッド・ピットが脚本に惚れ込み主演と製作総指揮を兼ねた戦争映画大作。

第2次大戦末期の1945年4月、戦車、「フューリー」で過酷な戦線を戦い抜いてきたドン

率いるチームに突然配属された新兵ノーマンは、戦争の悲惨な現実に衝撃を受ける。

(キネマ旬報からの抜粋)

 

出だしは快調。リアルな表現で事実、手に汗をかいてしまった。ただ、中盤の、女性が

からむシーンが、少しトーンが変わるので、長く感じてしまいました。

もう少し、短くした方が良かったんでないかい?      80点

仁義なき戦い

 

様式美の任侠映画から実録映画、高倉健から菅原文太へ。

東映を支えた2人が相次いで。

広島を舞台の深作欣二監督の「仁義なき戦い」は、当然、強烈な印象に残っていますが、

「ボクサー」や「太陽を盗んだ男」も忘れられません。合掌。

そこのみにて光輝く

今日は、ちょっと早いですが、弊社の忘年会。今年は、みんな、よくがんばりました。

お疲れさまでした。

明日は、私事ですが、年に一度の映検のテストの日(英検ではありません。念のため)

映画検定のテストです。(息子からは、お父さん、こんなん取って、何の役に立つの?って、

うるへー!)

 

41歳で自ら命を絶った作家、佐藤泰志の原作小説を「オカンの嫁入り」の呉美保が映画化。

短い函館の夏を舞台に、生きる目的を失った男と夢を諦めた女の邂逅から、

底辺で生きる家族を描く。目的もなく日々を過ごす達夫はある日、千夏に出会う。

(キネマ旬報からの抜粋)

モントリオール世界映画祭最優秀監督賞受賞作。綾野剛、池脇千鶴が好演。

じわじわと後に残る作品。

 

 

セーラー服と機関銃

 

薬師丸ひろ子嬢が、紅白初出場とか。何を歌ってくれるのでしょう・・・・・

僕的には、やはり、「夢の途中・セーラー服と機関銃」です。

あの頃、映画が今以上に斜陽産業だった時に青春時代を過ごした我々にとって、

あの、(あざとい)角川商法に乗せられるつもりはなくても、角川3人娘(渡辺典子 原田知世)には、

映画ファン以外のひとも、心踊らされた人は多かったと思います。(個人的には原田知世ちゃんの

ファンでしたが・・・・)

映画出演は

この間、亡くなった高倉健さんとのデビュー作「野性の証明」、「戦国自衛隊」そして、

相米慎二監督との「翔んだカップル」「セーラー服と機関銃」

(当時、ピンク映画で、「セーラー服と一晩中」という企画が挙がったとか・・・当然、ボツに

なったそうですが)

作品では、「Wの悲劇」が面白かったです。お薦めです。

歌も素直な歌い方で透明感があり、好感がもてますよね。

「あなたをもっと知りたくて」「すこしだけやさしく」「womanWの悲劇より」

「メインテーマ」「元気を出して」などなど、結構、覚えてるもんです。

(松任谷由美、大滝詠一、松本隆、来生たかお、竹内まりや、中島みゆき などなど

楽曲提供スタッフは当時最強)

みなさん、それぞれ、好きな俳優や歌手、アイドルいらっしゃることだと思います。

僕にとって、映画の中のあこがれは、

秋吉久美子、原田知世、古くは、高峰秀子、ジュリーアンドリュース、最近では

クロエ・グレース・モレッツ・・・・・・

みなさんは、いかがですか?

ちなみに男優では、三船敏郎です。好きな女優男優論は、また後日・・・・・・・・・・

紙の月

 

角田光代の同名ベストセラーを、異才、吉田大八が感性豊かに映画化。バブル崩壊後の

1994年、夫との生活に虚しさを覚えつつ、銀行の外回りの仕事に励む梨花は

偶然知り合った大学生の光太と逢瀬を重ねるうちに、顧客の預金に

次々と手をつけてゆく。(キネマ旬報からの抜粋)

確かに、宮沢りえと小林聡美の演技は素晴らしかったです。

でも 落ちて行ったきっかけの描き方が、すごく弱いと思った。(嫁さんなんかは、

春のNHKのテレビドラマの方が、良かったという始末)

「クヒオ大佐」 「桐島、部活やめるってよ」でも感じたんだけど、人の心のひだの

描き方をもう少し細かく、積み重ねていけば・・・・・だから、少し物足りない。惜しい。77点

 

長野の地震、テレビで見る限り死者が出ていないのは奇跡。良かったなあと、

こちらは、阪神大震災でエライ目にあっているから、そう思うばかり。

改めてお見舞い申し上げます。

そういえば、来年、1月が来れば、あれから20年か・・・・・・

昨日、北海道の友人がイクラを送ってきてくれた。毎年贈ってくれる。

あの震災の後も、すぐ10万円という大金を送ってきてくれた。(もちろん、金額の問題では

ないが)・・・・・・感謝しかない。