マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

第89回アカデミー賞 主演男優賞 脚本賞を受賞したヒューマンドラマ。

ボストン郊外でアパートの便利屋として働く リーは、

突然の兄の死で 故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る。

リーは16歳の甥パトリックの後見人となり、

過去の悲劇と向き合うことに。(キネマ旬報からの抜粋)

主演男優賞、脚本賞を受賞しているだけではなく、

作品としても、当然 優れた作品だと思います。

でも、暗く、重たく、全体的にヨーロッパ調の

作家性の強い映画でした。

しんどい作品です。

 

作家性の強い映画も、味があるけど。

でも、たいていの映画は、元がかかっているし、

商売であり、産業でもあるので、

どうしても採算性を考えてしまいますよね。

ボクとしては、

両方、ほどよく調和されて、楽しく面白い作品が好きです(笑)。

 

https://www.oocf.net/ (おおさかシネマフェスティバル公式サイト)

 

 

午後8時の訪問者

 

「午後8時の訪問者」

「サンドラの週末」のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督によるヒューマンサスペンス。

診療時間外に鳴ったドアベルに

応じなかった女性医師ジェニー。

翌日、ベルを押していた少女の遺体が発見され、

ジェニーは後悔の念から彼女の足取りを探り始める。(キネマ旬報からの抜粋)

移民問題、

確かに各国の事情はあると思います。

簡単に受け入れられないとも、思います。

余りにも困難な問題、でも、無関心ではいけない・・・・。

この作品、見応えのある良心作で、この時代を写した、映画らしい映画でした。

派手な展開はないのですが、

現代のいろいろな問題を定義してくれています。

そして、医者という仕事のきつさ、

個人の問題に、

良心がからんでくる。

映画は、その時代を写していきます。

 

https://www.oocf.net/   (おおさかシネマフェスティバル公式サイト)

 

帝一の國

 

「帝一の國」

舞台化もされた古屋兎丸のコミックを、「溺れるナイフ」の菅田将暉主演で実写化。

超名門・海帝高校に進学した帝一は、総理大臣になって自分の国を作る夢を

実現させるために、

将来の内閣入りが

約束されるという生徒会長の座を狙い 熾烈な政権闘争を

繰り広げる。(キネマ旬報からの抜粋)

予想外の笑っちゃう作品でした(にやにやしっぱなし)。

評判の高い作品とか、評論家がほめているとかの映画ではないけれど、

自分自身のツボにはまる映画ってありますよね。

近年ですと、僕にとっては

「キック アス」 「幕が上がる」・・・・・・・それに近い面白さでした。

最初、流行りのキラキラ青春映画なのかなと・・・・・・、だから最初は、

観る気もなかったです。

しかも、イケメンぞろいで、マンガ原作だし、正直、

避けていました。

イケメンとかわいこちゃんの学園ドラマは、苦手なんだけどなあと、

思って拒否反応を示していたんだけど。どっこい、

あにはからんや、ひろいものといったら、怒られそうな、快作、怪作(笑)。

(実は、今年のシネフェスの主演男優賞は、菅田将暉さんが、最有力という

下馬評がありますので、観ておかなくちゃあという理由だったんですが・・・・・・。)

大げさな演技を 抑え気味に演出するという見事さ。

楽しませて頂きました。

 

http://www.oocf.net/   (おおさかシネマフェスティバル公式サイト)

 

勝手にふるえてろ

 

「勝手にふるえてろ」

芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を、「ちはやふる」の松岡茉優主演で

実写化したラブコメディ。

中学時代の同級生 イチを 思い出しては 胸をときめかせている

24歳のOL ヨシカ。  

同期の ニに 告白されるが 彼との関係に馴染めない彼女は、

今の イチに 会おうとする。(キネマ旬報からの抜粋)

またまた、ほとんどの人が高評価の作品なのですが、・・・・・私としては?(笑)

77点

評判が良かったので、期待しすぎたのかもわかりません。

テンポも良くないし、主人公たちに余り共感できないし。

また、

主人公も絶賛されています。

が、確かに、うまいとは思いますが、

僕は、ミスキャストだと思います。

処女には見えないし(笑)、きれいすぎる。

ある意味、ブス可愛い(失礼!)子の方が、現実的なお話になると思いますし、

今、現在で言うと、

伊藤沙莉ちゃんあたりが、適役ではなかったかと。

 

大相撲、荒れてきましたね。

 

阪神大震災から、23年。

このブログでも、たびたび書かせてもらってますが、

この日になると、いろんなことが、

どうしても思い出されます。

わたしの人生にとっても、大きな出来事でした。

 

 

 

ダンケルク

 

「ダンケルク」

クリストファー・ノーラン監督が初めて実話に挑む戦争映画。

第二次大戦中の1940年、フランス・ダンケルク港に追い詰められた英仏連合軍の兵士40万人。

英首相チャーチルは彼らを救うため、

軍艦と民間の船舶も総動員したダイナモ作戦を

発動させる。(キネマ旬報からの抜粋)

第二次大戦の戦闘機好きにとっては、

スピットファイアの かっこよさは たまりません。

(日本機では、隼と紫電改が好きです。)

イギリスから見たダンケルク。

この作品だけを観ると、ちょっと背景が分かりにくいですよね。

良い作品でしたが、DVD鑑賞になったことは、ちょっと悔みます。

 

大相撲初場所、始まりました。

 

また、今年も”おおさかシネマフェスティバル”(3月4日・日曜日)、

表彰式で、登壇させて頂けることになりました。

うれしいです!

ありがとうございます。

 

 

 

サバイバルファミリー

「ウォーター・ボーイズ」の矢口史靖監督が、すべての電気が止まった危機的世界を

活写する異色ドラマ。

東京で暮らす平凡な家庭、鈴木家。

ある日突如、電気で動くものすべてが止まってしまう。

混乱が広がる中、

一家は東京脱出を図り、生き残りを懸け奮闘する。(キネマ旬報からの抜粋)

この監督の作品は好きなのが多いのですが、

今回は期待外れでした?!

ややテンポが悪く、予定調和の感が有り。

 

新年会が続き、バタバタしています。

昨日は我が街の、年に一度の”福男選び”の日でしたね!

夜は短し歩けよ乙女

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

「夜は短し歩けよ乙女」

第20回山本周五郎賞受賞の 森見登美彦の同名小説をアニメ化。

京都の街を舞台に、クラブの後輩である”黒髪の乙女”に

思いを寄せる”先輩”は、なるべく彼女の目にとまる

”ナカメ作戦”を実行する。

外堀を埋めることしかできない”先輩”の思いの行方は・・・・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

実写で可能な原作なら、無理にアニメにすることはないと思うんだけど、

これは、アニメにして、成功ではないかしらん。

ひろいもんといったら、怒られますけど、十分に楽しめました。

大人向け、いや、若い人のデート向けの作品ですね。

学園祭を中心にして、縁をつないでいく・・・・・そして、

酒、本、女性(黒髪の乙女)、議論(詭弁論?)、

私の嗜好にピタッとはまります(笑)。

星野源さんもぴったり。

湯浅政明監督の作品は 観たかった監督のひとりでした。

京都、(余りいい思い出がないのですが)

また、

行こうかな。

面白かったです。

ビジランテ

 

「ビジランテ」

「22年目の告白-私が殺人犯です-」の入江悠監督のオリジナル脚本作品。

父の死をきっかけに、市議会議員 二郎と 

デリヘル店長 三郎が暮らす地元に、

幼い頃失踪した 一郎が戻ってくる。

一家の邸宅や土地をめぐり、

30年ぶりに再会した兄弟と

町の自警団が衝突する。(キネマ旬報からの抜粋)

入江監督作品、今年は印象に残りましたね。  81点

役者陣も熱演でした。

ビジランテとは、自警団ということらしいです。

 

トランプ米大統領は、ビジネスマンですね。(武器商人)

日経新聞”私の履歴書”、今月は私の一番好きなプロ野球選手

”江夏豊”さんでした。なつかしかったです。

 

弊社も本日で、仕事納めです。

今年一年、ありがとうございました。

来年も よろしくお願い致します。

では、良いお年を。

愚行録

 

「愚行録」

ポーランド国立映画大学で学び、本作で長篇監督デビューを飾る石川慶が、

貫井徳郎の直木賞候補作を映画化したミステリー。

1年前に起きた一家惨殺事件の真相を追う週刊誌記者・田中が、理想の家族とされた

被害者一家の評判とはかけ離れた実体を目の当たりにする。(キネマ旬報からの抜粋)

役者の顔ぶれもいいし、脚本も良くまとめられていると思います。

ただ、内容の後味が

あまり良くないですよね。

 

”おおさかシネマフェスティバル2018”    (シネマフェスティバル 公式サイト)

来年、3月4日(日)に決まりました。

そろそろ、各映画賞が発表になっています。

菅田将揮・蒼井優・田中麗奈・有村架純・長澤まさみ・浜辺美波・竹内涼真・石橋静河などなどの

お名前があがっております。

どなたが来られるのか、いまから、楽しみです。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

 

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

”スター・ウォーズ”シリーズ第8弾。前作”フォースの覚醒”で伝説のジェダイ、

ルーク・スカイウォーカーと巡り合ったレイは、驚くべき真実を知る。

そして、

レジスタンスを率いるレイアの息子カイロ・レンが

ダース・ベイダーを受け継ごうとする理由とは。(キネマ旬報からの抜粋)

 

それなりでした(笑)。79点

賛否両論が、多いのもうなずけます。

ストーリーや人物の描き方、位置づけ。確かに、予定調和にならずに、

裏切られるような展開だけど。

長いし、わくわく感が少ない。

ということは、テンポが もひとつ悪い。

ラスト、お馴染みのテーマ曲が出た時に、

涙が出そうになったぐらいかな。というか、

どうしても、

期待もって、

観てしまいますよね。