エイリアン・コヴェナント

「エイリアン・コヴェナント」

SFホラーの金字塔「エイリアン」の原点に迫った「プロメテウス」の続篇。

人類初の宇宙移住計画のため航行していた宇宙船コヴェナント号は

謎の電波をキャッチし発信元の惑星へ向かう。

そこで想像を絶する恐怖に遭遇した乗組員たちは、

惑星からの脱出を試みるが・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

「プロメテウス」からの新シリーズの2作目。

「エイリアン」の前日譚、3部作の第2弾。

実は、メーカーの研修で、シンガポールに行ったのですが,その時の

行きの飛行機の中で観ました。(帰りは「3月のライオン(前篇)」)。

封切りは、今週の15日の金曜日からなのですが、

ひと足早く、鑑賞出来たという次第です。

でも、御存じのように、機内食を食べながら、

しかも、画像は悪いわ、音は聞こえにくいわで、まともな鑑賞ではなかったのですが・・・・・・・・・・・。

しかし、そこら辺を差し引いても、

やや、わかりにくい?

リドリー・スコット監督は、面白い作品が多いし、

「ブラックレイン」 「ブラックホーク・ダウン」 「エイリアン」などなど、

好きなのですが、この作品はいまいち、乗り切れませんでした。

 

5年半ぶりのシンガポールだったのですが、

前回はサッシメーカーさんの旅行でした。

その時は、かの有名なマリーナ・ベイ・サンズホテルの上層階で、

プールやカジノを満喫させて頂きました。

今回は、ガラスメーカーさんの研修旅行。

でも、本当に研修をみっちりするとは

思いませんでした(笑)。

 

 

最近、日本経済新聞の新聞小説が新しい作品に

変わったのですが(その前は、伊集院静さんのサントリーさんの歴史を現わした作品で、

なかなか、面白かったのですが)、

今回は、

林真理子さんの、

シンガポールの駐在員や、その奥様方の不倫小説?!

さすがに、現地の人も、”これは無いよなあ”と、

苦笑いされておられました。

タイミングの良すぎる、新しく始まった小説の話題でした(笑)。

次回も、少し、この続きを。

 

 

 

 

破門ふたりのヤクビョーガミ

 

「破門ふたりのヤクビョーガミ」

第151回直木賞受賞作の黒川博行の”破門”を 

佐々木蔵之介と関ジャニ∞・横山裕のW主演で映画化。

やくざの桑原がいる二蝶会は、建設コンサルタント・二宮の紹介で映画に出資する。

しかしプロデュ―サーの小清水は金を持って姿を消してしまう・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

佐々木蔵之介とかキムラ緑子とか橋爪功などは、相変わらず、芸達者なところを

見せてくれて楽しませてくれるのだけど、

なにせ、ひどい演技の人もいるので(笑)

ちょっと、興ざめムード。

後、テンポが悪い。

 

NHKで、植木等さんを描いたドラマが始まりましたが・・・・・・。

ミス・キャストだと思います(笑)。

ワタクシは、前にもブログに書きましたが、(2015年 12月17日)

苗字が一緒だからというわけじゃなく、

植木等さんの大ファンです。(時代は すこうし、ちがうのですが)。

この間の、黒柳徹子さんを満島ひかりさんが演じていたのは、良かったのですが・・・・・・・・。

 

先日、読んだ映画の評論本に、こんなことが書いてありました。

”あきらめと忍耐こそが生きるための最良の姿勢。運命とは、ただ甘受するのみ。

他人の不幸に対して涙をそそぐことがカタルシス”

戦後の日本人に対しての、映画を作る、ひとつの目安みたいなことでしょうね。

 

はい、広島カープは実力通りです。

もう、プロ野球には興味ありませんので(笑)、

広島の親戚や友達に申し上げます。

いちいち、メールや電話をしてこないように(笑)。

明日から、また、ちがうメーカーさんと 2週続けて旅行です。

続・社長太平記

「続・社長太平記」

このブログ、3度目の登場です(2014年8月12日・2015年5月18日)。

すんません、なんせこの社長シリーズ、大好きなもので。

制作年が、昭和34年。

まだ戦後の影響が作品にも表れています。

 

映画は新しいから、面白いわけじゃなく、技術は進んでいるけど(人間を描く)面白さは、不変ですよね。

 

映画は、先週、メーカーの招待で訪れた九州・福岡と 11月に行く予定の別府が舞台。

おかげさまで、今年もメーカー表彰を頂きまして、社員一同、感謝しております。

そのときの観光で、長崎の端島、通称、軍艦島を見学させてもらいました。

私も含めて、皆さん異口同音に”来てよかった”と、

おっしゃっておられました。

波が荒れていると、上陸出来ないのですが、幸運にも

好天に恵まれ、見学することが出来ました。

長崎港から、三菱重工業の,ばかでかいドック内のイージス艦などなどを見ながら(やるなあ、三菱)、

小さな船に揺られながら、小一時間。

無事、到着。

1881年から1974年まで、

東京ドーム5個分の面積で、多い時で5.300人、当時、東京都より、人口密度がはるかに高かったということです。

そんな、ヤマの男の給料は、サラリーマンどころか、他の地域のヤマの男たちより、はるかに良かったそうです。

当時のテレビジョンの全国普及率が8パーセントだったのに対して、島では、なんと100パーセント。

奥様方も、おしゃれな服装だったらしいです。

まあ、それだけ仕事が過酷だったわけですね。

周りの壁のないエレベーターで、スカイツリーのエレベーターと変わらない速度で

地下600メートルまで降りていき、

そこから、まだ、30℃以上で、湿度95パーセント、約500メートル下へ降りるそうです。

しかし、石炭から石油。そして原子力へ。

エネルギー問題を問いかけて、ここは、閉山されました。

 

「進撃の巨人 ATTCK ON TITAN」の舞台でもありますが、世界遺産は

この島の建物の一部だそうです。

 

その後、お昼は 長崎の史跡料亭”花月”さんへ。

創業375年という 卓袱(しっぽく)料理のお店です。

日本(和)、中国(華)、オランダ(蘭)がコラボ?

通称、和華蘭料理というらしいです。

まさに、出てくるお料理は、いろんな種類があり、

”わからん”料理でした。

 

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

 

「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」

ランサム・リグズの小説”ハヤブサが守る家”を、ティム・バートン監督が映画化。

唯一の理解者だった祖父を亡くし、

その遺言に従って小さな島を訪れた孤独な

少年ジェイク。

そこはミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちが住む家で、

やがてジェイクは彼らの秘密を知ることになる。(キネマ旬報からの抜粋)

もう、ダーク・ファンタジー・・・・・・・。

バートンの奇妙な世界、満載、

大爆発。

バートン作品、結構好きだけど、どれもが好きじゃない(笑)。

でも、今回は いつも以上に、お金がかかっていますねえ。

ダーク・ファンタジーといえば、「パンズ・ラビリンス」を

すぐに思い出しますが、これも背景に

戦争がありましたよね。

そして、被差別者に対する思い・・・・・・・・。

やっぱり、大好きじゃあないけど、気になる監督(笑)。

 

ミサイル!

やっぱり、テレビの画面を見ているときは、

気色悪いもんでした。

戦争は、絶対に避けなければいけないけど、

現実的な(理想じゃなく)打開策、平和論を進めなければ。

 

(こういう時に、新聞やマスメディアの姿勢が顕著に表れますね。)

怪談

 

 

「怪談」

1964年 小泉八雲原作 

小林正樹監督作品。

怪談といっても、ちっとも怖くないのですが。

見逃していた作品の一本です。

 

耽美的で、丁寧につくられた芸術的な映画です。

時間とお金をたっぷり使った ぜいたくな作品だなあと、

直ぐにわかるくらいです。

結果、制作会社の にんじんくらぶは倒産したらしいのですが・・・・・・。

 

広島では、覚悟していたのですが(笑)、

強いカープの自慢話。

わかりましたよお!

低迷期も長かったですし、存分にお話し下さいませ(笑)。

広島の叔父の一人は、古くから、自民党政調会長の岸田文雄氏の

選挙の応援演説を手伝っているのですが、

女性の場合は、うぐいす嬢というらしいのですが、

男性は カラスと言うそうです。

 

 

 

 

 

ハクソー・リッジ

 

「ハクソー・リッジ」

メル・ギブソンが「アポカリプト」以来10年ぶりに監督、

良心的兵役拒否者として名誉勲章を受けた デズモンド・ドスを

モデルにした戦争ドラマ。

武器を手にしないと誓った衛生兵デズモンドは

激戦地ハクソー・リッジに赴き、銃弾が降り注ぐ中

多くの人の命を救う。(キネマ旬報からの抜粋)

8月15日の終戦の日に、観に行ってきました。

まず、このお話が真実だと 言う事に驚きました。

最初、宗教色の強いドラマかなと思って、

弱冠、敬遠していたのですが。

 

さすが、メル・ギブソン監督。

商業的な見せ場を出しながら、自分の色を充分に出しています・・・・・・・。

 

というか、この監督、サドかマゾか、やり過ぎの感も有り、

賛否の声が上がるのも当然かな。

 

シンプルなストーリーですが、じゃあ、あなたはと、

問われると、いろんな意味で考え込んでしまいます。

というのは、場面、場面によって主人公に肩入れしてみたり、

相手方に賛成してみたり、(そう思わせる作品なのでしょうが)。

 

映画としても、矛盾があったり、雑な演出もあるのですが、

強引に押し切ってしまう作品でした。

 

音響もすごく、臨場感たっぷりです。(映画館で観て良かった)。

だから、ちょっと甘いかな、 82点。

 

戦争は、絶対にだめなんだけど、

話し合いで解決できない事や、

また、

両方の上の えらいさんの思惑もあるしなあ。

でも、絶対に戦争は、ダメ。

 

久しぶりに、原爆ドームへ、行ってきました。

新設なった平和記念資料館。

オバマさんの折り鶴も展示されていました。

親戚も犠牲になっています。

ちょうど、こんな真っ青な空の暑い日だったそうです。

その晩、その子孫の いとこ達でお酒を楽しみました。

平和に感謝!

 

 

博奕打ち 総長賭博

 

 

「博奕打ち 総長賭博」

かの三島由紀夫が絶賛したという、

任侠映画の最高傑作、名作中の名作といわれる一本。

昭和42年 山下耕作監督 鶴田浩二 藤純子 若山富三郎 金子信雄などが出演。

この評判の高い作品。

私も初見なのですが、

確かに面白く、

堪能させて頂きました。

今までに、任侠映画も、何本も観させてもらいましたが、

ちょっと、この作品は突出していると思います。

ストーリーも しっかりしているし、様式美の素晴らしさ、そして、役者も適材適所。

所詮は、殺し合いの 人殺し。

ラストのセリフは、心に残ります。

 

なにか、自分の人生に任侠映画を、重ねている人は多いらしいのですが、

特にこの作品は、私にとっても、かぶさるところが多く、

ちょっと、怖い(笑)。

世の中、長生きする人は、(いい意味でも)怒りを爆発させない人ですよね。

がまんしなきゃあ。

みんな、がまんしているんですよね。でも、内にためると身体に悪い。

だから、ストレス解消に こういう映画が当たるのでしょうが、

ただ、この作品は 少し切り口が違い、

そこが、また、いいのです。

 

先週、人間ドックに 1年ぶりに行って参りました。

鼻から挿入する内視鏡検査にも、すっかり、慣れました(3度目)。

 

メーカーさんの招待で、山口県のサッシリフォーム会社を

見学に行って参りました。

いやあ、夜のお刺身が、おいしかったなあって、勉強もして参りました。

 

また、8月6日と9日が やって来ました。

核兵器禁止条約、

被爆国として、なぜ反対なのか、

北朝鮮の核の脅威としても、もっと、説明すべき。

でも、先頭に立って 署名はするべき。

 

明日から、弊社もお盆休みです。

私も、広島の両親に会いに行きます。

 

 

 

 

君の膵臓をたべたい

「君の膵臓をたべたい」

住野よるの同名ベストセラー小説を「君と100回目の恋」の

月川翔監督が映画化。

女子高生・咲良が密かに綴る闘病日記を 

偶然見つけた同級生の僕は、

彼女が膵臓の病気で余命わずかなことを知る。

12年後、母校の教師となった僕は 咲良との

日々を思い出していた・・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)     77点

ちょっと、点数が

からいかも。

またまた、難病物のお涙ちょうだいの作品かなあ、ありきたりだなあと。

事実、そうだったのですが、・・・・・・・・・・でも、泣きました(笑)。

いい作品だと思います。

ただ、通り魔の件は、ちょっと いただけないというか、あのまま押した方が

良かったと思います。

そして、ちょっと、きれいごとすぎる。(ここは、人によって評価が

分かれるところだとは思いますが。)

 

浜辺美波ちゃんは、可愛くて,表情豊か。

間違いなく、ブレイクするでしょう?。

 

テレビの ”ひよっこ” シリアスになってきましたねえ(笑)。

でも、このドラマ、脇役がメチャ面白い!

観ているうちに、思わず笑顔になっている自分がいます。

特に、ウェイトレス役の佐藤仁美さん。

「バウンス・koGAL」のスリムな頃からは、思いもつかない、はじけっぷり。

そして、米屋の娘の伊藤沙莉ちゃん。

(なんと、この娘も「幕が上がる」に出演していたのです。)

ほんと、うまいし、めっちゃ楽しい。

晩に一杯やりながら、録画を観ているのですが、仕事の疲れも癒されます(笑)。

 

 

 

ヒトラーの忘れもの

 

「ヒトラーの忘れもの」

アカデミー賞外国語映画賞のデンマーク代表に選出された、史実にもとづく人間ドラマ。

ナチス・ドイツの降伏後、

デンマークの海岸に埋められた地雷の撤去作業に、

捕虜のドイツ少年兵が駆り出される。

指揮官はナチスへの憎しみと無垢な少年たちとの間で葛藤する。

(キネマ旬報からの抜粋)

観るべき、そして語るべき映画の一本です。

でも、出来れば、二回目は観たくない。

それぐらい、

半端じゃなくて、

凄まじい、いやな緊張感が全編を被います。

これが、史実とは!

 

地雷というのは、本当に残酷な兵器とか。

爆死に加えて、また、別に

火薬の量を控えて、負傷させ、敵に負傷兵の介護をさせ、目先の意欲を割く。

という効果も狙っているらしい。

だから、紛争地で、ほったらかしの地雷で子供たちの犠牲が絶えない。

戦争とは、かくもひどいものかと、一言では言い表せないぐらい、えげつない。

誰が勝者で、何が正義なんでしょう。

確かに、ナチスは、ひどかったでしょう。

でも・・・・・・・。

家に、帰ろう、家に帰りたい、という少年たちの叫び声。

もう、観ていても、涙も出ないくらいです。

 

この映画、ドイツとデンマークの共同作品というのも、

驚かされます。

今年の対象作品ですが、レンタルビデオ屋さんには、

もう並んでおります。

お薦めさせて下さい。

メアリと魔女の花

 

「メアリと魔女の花」

メアリー・スチュアートの児童文学を原作に 「思い出のマーニー」の米林宏昌監督が

アニメ映画化。

7年に1度しか咲かない禁断の花”夜間飛行”を見つけた少女メアリ。

一夜限りの不思議な力を手に入れた彼女は、雲海にそびえ立つエンドア大学への

入学を許可された。(キネマ旬報からの抜粋)

ジブリから離れ、

一作目は、スポンサーの手前、

ヒットさせなければいけないのは分かるけど・・・・・。

ちょうど、2年前の細田守監督の「バケモノの子」と一緒だと思います。

商業的な色が濃いすぎて、作家性が殺されている。

確かに、ヒットさせなければ、2作目は、無い。

でも、ここまで、ジブリの域から、出てなくて、

単なる亜流になっているのは、残念。

「思い出のアーニー」も良かっただけに、やや期待はずれでした。

題材の選び方も、まずいし、ジブリを継承すればいいというものでもないし。

魔法もので、ジブリ的に空を駆け巡る、

ただ、それだけで個性がない。

ちょっと、きつく書きましたが、それだけ期待していたのも確かです。

なんとか、最後まで観れたのは、杉咲花ちゃんの声に、すくわれたようなもの(笑)  76点

ただ、ファミリー向けとしては、良いと思いますが。