孤狼の血

 

 

「孤狼の血」

”警察小説×「仁義なき戦い」”と評された柚月裕子の同名小説を東映が映画化。

暴力団対策法成立直前の広島 呉原を舞台に、激化する地場の暴力団と

新興勢力の抗争の中、

所轄に配属された新人刑事と、

暴力団との癒着が噂される

ベテラン刑事の

捜査がはじまる。(キネマ旬報からの抜粋)

80点

東映のヤクザ映画も、結構、観てます。

役者陣も、がんばっています。

監督も、「彼女がその名を知らない鳥たち」の白石和彌さん。

大阪シネフェスでも、打ち上げで

お喋りさせて頂いたのですが、

こういう感じの作品は、お得意で

ワタクシも好きな監督さんの おひとりです。

広島の呉へは、友達もいますし、(大島、元気か?)

当然、広島にも、行きますので、何度かいったことがあります。

しかし、神戸、大阪、広島のイメージ、いまさらながら 悪いですよねえ(笑)。

ラスト、ちょっと、きれいすぎ?

 

 

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

 

「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」

高度な知性を持った猿への覇権の変遷を描く 「猿の惑星」シリーズのリプート版第3弾。

家族を殺された猿のリーダー、シーザーは、

群れと別れ、口のきけない少女ノバらと共に

復讐を果たしに敵軍大佐の元へ。しかし冷静さを失い、猿存亡の危機を招く。

(キネマ旬報からの抜粋)

昔の1作目の衝撃が余りにも強すぎるのかな、

正直、思ったほどでもなかったです。

ただ、CGの進歩は、お見事。(リプート版第2弾の感想も このブログにありまする。)

 

休み中、手術後の事でもあり、おうちで、

じっとしていることが多かったのですが。

深夜や早朝、NHKの再放送の番組が面白かったです。

特に、ドキュメンタリーやインタビューは、

際物的なあつかいをしてなくて、見応えがありました。

銀座の高級クラブのママの時も、(弊社の税理士の先生に似ているなあというのは秘密です。)

大変さや、

特に銀行とのやり取りなんかは、大いに共感しました。

また、わたしの好きな作詞家のひとり、

松本隆さんの、”君は天然色(大瀧詠一)”にまつわる秘話には、

大変驚きました。

愛する妹さんが、若くして亡くなった悲しみを

こういう表現で現わしていたなんて・・・・・・・・・・。

探偵物語

 

「探偵物語」

1952年製作のアメリカ映画。

初見です。

60年以上も前の作品で、まだ私も生まれていなかった頃の映画ですが、

今の奇をてらったような映像もなく、

観ているうちに引きずり込まれる、人間ドラマの傑作でした。

舞台劇を基に、名匠ウィリアム・ワイラー監督の演出が冴え渡ります。

カーク・ダグラスも熱演。エリナー・パーカーの美しい事。

いろいろ考えさせられるところの多い優れた作品でした。

 

休みを利用して、両側眼瞼下垂の手術をしました。

昔の顔面神経麻痺の影響と老化で、まぶたが下がりつつあり、

このさい、思い切って手術をしました。

一時間ほどで終わったのですが、1週間ほどは、

お酒や車の運転が禁止です。

抜糸までは、1週間、

ボクシングで、ノックアウトされたような顔面が

落ち着くまでは、約1ヶ月以上かかるそうです。

私の場合は、保険適用なので、4万円ちょっとだったのですが、

某有名美容(!)整形でしたら、保険適用外ということもあり、

50万から70万円だそうです。

ココだけの話、儲かるのですね。

こういう御商売をしなければ(笑)。

 

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

 

 

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

スティーヴン・スピルバーグ監督×メリル・ストリープ&トム・ハンクス初共演による社会派ドラマ。

1971年、ヴェトナム戦争が泥沼化し国内に反戦の機運が高まるなか、国防総省が

作成した戦争の調書・分析の文書が流出。

ニューヨーク・タイムズがスクープするが。

(キネマ旬報からの抜粋)

高評価の作品。

でも、金曜日のメーカーとの懇親会の後の

レイトショー。(前日はゴルフ)。

案の定、うつらうつらと してしまいました(笑)。

楽しみにしていた作品だったのですが・・・・・・。

ただ、ストーリーは単純だし、

途中で、これはまずいなあと(笑)。

やっちゃいました。

なんとなく、観たような気もするのですが、DVDで見直しましょうか。

この手の社会派映画は大好きなのですが、

それにしても、スピルバーグ監督は ふり幅の大きい映画作家ですね。

また、「大統領の陰謀」も見直したくなりました。

ゾンビ

 

「ゾンビ」

ゾンビ映画の父、ジョージ・A・ロメロの1978年の作品。

ゾンビ映画の原点。

なんと、40年前の作品。

ワ・タ・ク・シ、実は初見です。

はっきり言って、最初は、ちょっとたいくつ。 まあ、こんなものかなと。

しかし、ゾンビより人間の方が怖いという、テーマは

よ~くわかりました。

 

先日、日経新聞の夕刊に漫画家の

弘兼憲史さんのインタビュー記事が出ていたのですが、

マンガで表現できないところは、例えば、音楽。

だから、そこに関しては、映画のほうがうらやましい部分であると。

確かに・・・・・。

ワタクシも、休日にビールなぞを飲みながら、DVDで

好きな映画の好きな音楽を聴くのは、至福の時です。

忍びの国

 

「忍びの国」

「のぼうの城」の原作者・和田竜の時代小説を「映画怪物くん」の監督&主演コンビで実写化。

織田信長の次男・信雄が超人的な忍者衆が暮らす伊賀に向け

独断で挙兵。

様々な思惑が交錯する中、伊賀一の凄腕・無門 率いる忍び軍団と

織田軍との壮絶な戦いが始まる。(キネマ旬報からの抜粋)

今どきの作品らしく、(時代なんだろうけど)

演出方法に乗っていきにくい。

結構、人気のある作品らしいですが(嵐のメンバーが出ているから?)。

悪くはないと思うけど、リアリティがなさすぎるのでは。

 

最近、朝、早くに目が覚めてしまう。

当然、それは、老いることへの一歩を

踏み出していることだと思うのですが。

この間、日経新聞の文化欄で、作家の村田喜代子さんが、

述べられていたことに、大いに共感させて頂くことがありました。

”老人は気ままである。NHKのラジオ深夜便の午前4時くらいは、高齢者のゴールデンタイムで

あるらしい。”

”晴耕雨読というのはこのことではないか。人生の秋がきても冬がきても適当に仕事はする。

24時間は自分の手の中にある。朝の3時に起きていけないことはない。”

”若いうちはカッチリとした三次元世界に生きていて、やがて齢を取ると時間の境目が解けてきて、

朝と昼と夜が ぐずぐずに混ざり合う。”

 

”私の友人がいなくなったことについては問題ではない。

私が思うとき懐かしい人々はいる。

思わないときは彼らはいない。春の道をひとつ違えるだけのことではないのか。” さすがにここまでは、

まだ考えられませんが・・・・・・・・・・・(笑)

 

 

 

沈黙ーサイレンスー

 

「沈黙ーサイレンスー」

遠藤周作の”沈黙”を、M・スコセッシが構想28年を経て映画化。

17世紀、江戸初期の日本では幕府が厳しくキリシタンを弾圧していた。

高名な宣教師フェレイラが捕まえられ

棄教したことを知ったロドリゴとガルぺは、キチジローの手引きで

長崎に潜入する。(キネマ旬報からの抜粋)

 

かなり前に、鑑賞済みなのですが(笑)。

一年ぐらい前に封切られた作品です。

ある意味、

凄い作品です。

宗教って、何?    人間って何?

神とは?    人の強さとは、弱さとは?

理想と現実    人間のエゴ(勝手な思い)  聖と俗

そして、差別、白人の上から目線は感じます。

目の前の事より、長い目で物事を考える?

役者も一流ばかり。

時代考証、日本の描き方、さすがです。

いろいろ、考えさせられる作品だし、自分自身の価値観などを

話し合いたくなります。ともかく、

一見の価値はあると思います。

 

 

 

SING/シング

 

「SING/シング」

「ミニオンズ」「ペット」を生んだイルミネーション・エンターテインメントが手がけるアニメーション。

取り壊し寸前の劇場支配人であるコアラのバスターは、

かっての栄光を取り戻すため歌のオーディションを開催する。

個性的な動物たちが会場に集まってくる。(キネマ旬報からの抜粋)

最近のアニメには、作家性や奥深いテーマ、考えさせられるものが

多かったから、期待しすぎた?かな。

でも、

途中までは、たいくつだったけど、

最後の舞台シーンは、楽しくて、お見事。(井筒監督の「のど自慢」を思い出しました。)

 

プロ野球も始まりました。

タイガースも何とか最後まで楽しませてくれそうです。

それにしても、大リーグエンゼルスの大谷君は、凄すぎます。

どんなスポーツをしても、ハイレベルでしょうね。

「じゃりん子チエ」 「火垂るの墓」 「かぐや姫の物語」などなど

楽しませて頂きました、

高畑勲監督のご冥福をお祈りいたします。

 

ちはやふる ー結びー

「ちはやふる -結びー」

 

末次由紀のコミックを原作に 競技かるたに打ち込む高校生の青春を描き、

2016年に二部作が大ヒットした「ちはやふる」の第3弾。

3年生に進級した瑞沢高校競技かるた部の綾瀬千早たちは、

個性的な新入生たちを迎え、

最後の全国大会に向けて動き出すが・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

去年も、広瀬すずちゃん主演の「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」で、私の

邦画の幕が上がりましたが(笑)、今年もすずちゃんで、スタートです。

今年は、良い映画というか、私の好みの作品が多いですね?!

この作品も楽しかったです。   81点

すずちゃん、来年の おおさかシネフェス,来ないかなあ(笑)。

 

青春映画って、エネルギーや力をもらいますよね。(おじさんとしては)。

この作品も「幕が上がる」と同様に、ストーリーも

王道中の王道で、

予定調和や

わざとらしい面もあるのですが、

若さが、吹っ飛ばしていきます。

Perfumuの主題歌も心地いい。

「ちはやふるー上の句ー」  「ちはやふるー下の句ー」は、

単に面白かっただけだったけど(笑)、

この最期の作品は、青春映画のジャンルの代表作になりそうです。

今、上り調子の若手俳優たち。

清原果耶、「3月のライオン 後編」や テレビ”あさが来た”からの急成長。(イチ押しです)。

上白石萌音の うまいこと。「帝一の國」の野村周平も好演。

新田真剣祐の男前度(去年のシネフェスに来いよな!(笑))。

松岡茉優は、まあ、こんなもの(笑)。

それより、賀来賢人は、存在感ありすぎ!お見事。

そして、脇を名優、國村準が ぐいっとひきしめる。

かるたという、知的好奇心をくすぐる題材を

若い俳優たちが熱演して、熱い熱い作品にしたのが成功。

作家性の濃いい映画もいいけれど、

やっぱり、映画は楽しくなくっちゃあ!

 

 

 

シェイプ・オブ・ウォーター

「シェイプ・オブ・ウォーター」

 

 

「パシフィック・リム」のギジェルモ・デル・トロが第74回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を

受賞したファンタジー・ロマンス。

1962年、アメリカ、

声を出せない清掃員イライザは、

勤務する政府の極秘研究所で不思議な生き物と出会い、

その姿に魅了される。(キネマ旬報からの抜粋)

何という映画だろう!

確かに、この監督特有のダーク・ファンタジーに

違いないのですが・・・・。

あらゆる事柄、事象がぶちこまれているような。

音楽、美術、撮影も素晴らしく、

また、テーマや細かい遊びも てんこ盛り。

アカデミー作品賞は、やはり時代を現わしますね。

この間観た「デトロイト」や「スリー・ビルボード」もそうだったんですが、最近は

差別をあつかう(色々な)作品が目立ちます。

この作品も、やはり、1962年という時代。

確かに、アメリカの男性社会の時代。

強いアメリカ?の時代。冷戦の時代。

トランプ大統領のあこがれている?時代。

自由経済と民主主義を旗頭にアメリカが勢いのあった?時代。

また、その時代は、あらゆる差別の時代?

黒人(有色人種)、ゲイ、障がい者、モンスター、男と女などなど、

この作品は、差別のオンパレード?です。

当時作られた映画作品も、いまじゃあ、差別といわれそうな作品も数多くありますよね。

この作品の監督が「美女と野獣」もひどい差別の話だと、言っていましたが、

確かにその通りの作品なのですが(笑)。

まあ、私としましては、この「美女と野獣」の映画もファンタジーとして、

夢多き女性が楽しむとしてで、いいんではないかなと・・・・・。(笑)

映画の多様性として、そこまではとは・・・・・・。

 

印象に残る作品でした。

81点

次回は、・・・・・・・

観てきました!

楽しかったですう。

新たな青春映画の傑作の誕生です。

「ちはやふる -結びー」です。

 

先日、半年に一度、税理士の先生をお迎えしての社内勉強会。

来期に向けての会の後、北新地で恒例の社員会を催したのですが、

その晩は、広島から 親戚が集まってのいとこ会と重なりました。

同じ梅田なので、掛け持ちさせてもらったのですが、

話題は近づくプロ野球。

今年も例年以上に、カープ戦の

チケットは入手、困難だとか。

がんばれ、タイガース!