「グレイテスト・ショーマン」
「ラ・ラ・ランド」の音楽チームが楽曲を手掛けたミュージカル映画。
19世紀半ばのアメリカ。 興行師バーナムは型破りなショーを成功させるが、
社会には認めてもらえない。
そんななか、英国女王に謁見する機会を得た彼は、
オペラ歌手ジェニーと出会う。(キネマ旬報からの抜粋)
惜しい作品だと思います。(上から目線ですが(笑)。)
監督の力量不足か?
狙いは良いのですが、テーマも解りにくく、
詰め込み過ぎか、散漫な印象しかありません。
19世紀に実在した怪物団(フリークス)、そして、それを引き連れていた、興行師。
この事実に、もう少し絞り込んだ方が良かったのか、
というところは、賛否が分かれそうですが。
事実、実際、昭和7年に、「怪物団(フリークス)」という、アメリカ映画があったそうです。(未見です。)
調べました。
ストーリーを読みますと、す、すごすぎる。
今では、絶対、ありえないというか、許されないストーリー。
イギリスなどでは、30年間上映禁止。
日本でも、2週間で上映禁止。
本当の奇形のひとを(書くのも躊躇します。)
サーカスの見世物として出演させていたあるサーカス団。
そこにサーカスの花形の相思相愛の美男美女がいました。
(力持ち自慢と空中ブランコの女性)
その二人に、
たまたま遺産を受け継ぎ、
大金持ちになった奇形の男性が、標的になり
二人で
だまし、
その奇形の男性と
偽装結婚したのだけど、
それがばれて、
(家族同様のサーカス仲間たちが、そのだまされた男性と共に、一緒に手伝い)
女性の方は両手両足をもがれ、サーカスの見世物になったという、
おおまかにいうと、そういうおぞましい?ストーリーらしいです。
この作品に関しては、観ていないので、ノーコメントですが、仮に
観ていても、何も言えないと思います。
だから、「グレイテスト・ショーマン」は、きれいごとすぎて中途半端な作品になっているような。
でも、現代では、しかたがないのでしょうか?
なんか、テレビでよくやっている、対岸の火事みたいなチャリティーに、
見えるのです。
しかし、いかにもというか、アメリカ的。
手段はどうでも、
ともかく、
もうければ良い、それからだと。そして、
それが、見世物と言われようとも、楽しければ良い。(なんか、トランプ的?)
ただ、
音楽は、いい楽曲、ナンバーが多いです。
プロレスは、サーカスだ!というのは、私の持論ですが、
まあ、とにかく、言いたいことが多い映画というのは、
良い事です?(笑)。