バッド・ジーニアス 危険な天才たち

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」

高校生のカンニングをスタイリッシュに描くタイ発クライム・エンタテインメント。

進学校に特待奨学生として転入した天才的頭脳を持つ女子高生リン。

テスト中にカンニングで友人グレースを救うと、

グレースの彼氏からカンニングで金を稼ぐことを

持ちかけられる。(キネマ旬報からの抜粋)

面白く観させてもらいました。

ハラハラドキドキを含めての、タイ映画の上質なエンタテインメント作品です。

中国で、実際に起きた事件がモチーフらしいです。

IT技術とアナログが交差する面白さ。

なんせ、女性主人公が魅力的でした。

 

ここ数日の出来事の多様さ。

天皇在位30年式典   日本文学研究者ドナルド・キーンさん、死去      沖縄県民投票

米朝首脳会談     米アカデミー賞       「雨に唄えば」のスタンリー・ドーネン監督、死去

 

 

 

ジュラシック・ワールド/炎の王国

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

恐竜たちが生息するテーマパークを舞台にした人気アドベンチャー第5弾。

”ジュラシック・ワールド”が存在する島で、

火山噴火の予兆が検出される。

恐竜行動学のエキスパート、

オーウェンは、元運営責任者のクレアと共に、

恐竜たちの救出に向かうが・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

前半は、良いけど後半が

また、いつものパターンかなと思って、ややたいくつな展開でしたが、しかし、

ラストは、うなった(笑)。

3部作の2作目というのも、納得。

相変わらず、CGは、すごいけど

今回は、アニマトロニクスというのですか、

そういうなんかとの(笑)組み合わせが、すごすぎる。

そして、パペット(アラクティカルエフェクト)も、スゴイ進化。

子供向けには違いないのですが、

真面目な作り方です。

 

 

 

 

ペンギン・ハイウェイ

「ペンギン・ハイウェイ」

森登美彦の同名小説をアニメーション映画化。

小学4年生のアオヤマ君の地元の住宅街に、

ある日突然、ペンギンが現れる。

その謎を解くため、研究を始めるアオヤマ君は、

通っている歯医者のお姉さんが投げ捨てたコーラの缶が

ペンギンに変身するところを目撃する。(キネマ旬報からの抜粋)

「夜は短し歩けよ乙女」の原作者だからかでもないけれど、

不思議な面白さでした。

とにかく、

キュンときました。

最初、頭悪いからか(笑)

ストーリーの整理がつきませんでした。

しかも、アニメとはいえ、ペンギンが

あんなに速く歩かんだろうとかで、

珍しく途中で止めようかなと思ったくらいです。

でも、良かったです。

これは、男の子の初恋物語だったんですね。

大林作品を思い浮かべてしまいました。

今さらなんですが、このアニメは子供向きではなく、

青少年向けなのですね。

絵もいいし、声優陣もいい。

得した気分です。

 

 

おおさかシネフェス、あと10日。

 

 

空飛ぶタイヤ

「空飛ぶタイヤ」

直木賞作家、池井戸潤によるベストセラー小説を「超高速!参勤交代」の本木克英監督が

長瀬智也主演で映画化。

ある日突然起きたトラックの脱輪事故。

整備不良を疑われた運送会社社長・赤松は

車両の欠陥に気づき、製造元・ホープ自動車に再調査を要求するが・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

確かに、面白く観させてもらいました。

ただ、前半とラストは良いのですが、途中、中だるみは感じました。

なにか、軽い。

演出のせい?俳優のせい?

いや、そうではなく、まるで水戸黄門のテレビドラマみたいな流れ方。

ラストは、逆転勝利が、見え見えだったから?

だから、それでもいいので、

もう少し、気持ちよく見せてくれれば、申し分ないのだけど。

つまるところ、(上から目線で申し訳ないのですが)テレビドラマから、ぬけていないのか。

良質な作品だとは、思います。

骨太な人間ドラマには、時間が足りないのか!?

 

「新幹線大爆破」 「君よ憤怒の河を渉れ」 「植村直己物語」

「人間の証明」 「野生の証明」 「男たちの大和/YAMATO」

佐藤純弥監督、楽しい作品をありがとうございました。

 

 

焼き肉ドラゴン

「焼き肉ドラゴン」

「血と骨」などの脚本家でもあるチョン・ウィシンが

自身の人気戯曲を映画化。

1970年代、関西のとある地方都市で小さな焼き肉店を営む夫婦・龍吉と英順は、

三姉妹と一人息子の6人で暮らしていた。

夫婦はつらい過去を乗り越え前向きに生きていたが、

やがて時代の波が押し寄せる。(キネマ旬報からの抜粋)

舞台劇を、悪い意味で、ひきずっているような、

内容が良いだけに、

すごく惜しい作品だと思います。

在日のイメージが、

貧乏人か大金持ちというのは、

極端だと思いますが、(監督談)

強い人(強がる人)と

やわらかい人を受け止めて、

どっこい生きているという

たおやかな人々を描いているというのは、良く解ります。

大泉洋は、相変わらず、うまいですね。もう少し、掘り下げて

人間を描いていればと。

しかし、北朝鮮に渡ればという思い、せつないですね。

万博も、なつかしい。

3月3日のおおさかシネフェス、

大谷亮平さん、新人男優賞、おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

来る

「来る」

第22回日本ホラー小説大賞を受賞した澤村伊智による”ぼぎわんか、来る”を

「渇き。」の中島哲也監督が映画化。

幸せな新婚生活を送っていた田原秀樹の会社に、

とある来訪者が現れ、取り次いだ後輩は謎の死を遂げる。

それ以降、秀樹の周囲で奇妙な出来事が起こるように。(キネマ旬報からの抜粋)

78点

豪華な俳優陣、セットも金かかってるよねえ。

それが、この映画の欠点か。(上から目線ですが)

大林監督の初期作品みたいに(同じようなCF作家出身)

奇をてらったような映像や、新しい試みは、

大歓迎なのですが、たまに、すべりますよね、この監督。

「告白」なんか、最高に面白かったですが、

今回は、力、入りすぎか。

たいくつは、しませんでしたが、深みがいまひとつ、ない。

見た目ばかりで、上滑り。

決定的に良くないのは、恐くないことかもしれない。

未来のミライ

「未来のミライ」

「バケモノの子」の細田守監督によるSFアニメーション。

妹が生まれたことで両親の愛情を奪われ

戸惑いの日々を過ごす4歳の くんの前にある日、

セーラー服の少女が現れる。

彼女は未来からやって来た妹のミライだった。

ミライに導かれ、時を超えた くんの冒険が

始まる。(キネマ旬報からの抜粋)

言われるほど、ひどくはないと思いますが。(笑)

賛否が分かれているというのも、わかります。

上映時間は、ちょうどいい長さだと思います。(98分)

当然、絵も素晴らしいです。

前作「バケモノの子」では、ちょっとなあ、と思ったのですが、

さすがですね。

家族、一族の歴史、良いテーマだと思います。

「おおかみこどもの雨と雪」や「サマーウォーズ」ほどではないにしろ、

良作だとは思います。

でも、くんちゃんは、わがままが過ぎます。(笑)

今の子なのかな、今の家族なのか・・・・・・。

 

また、今の家の造りなのか、

子供と老人に優しくない家。(段差)

 

それと、黒木華さんと麻生久美子さんは、いいのですが、

声の出演者。

やはり、ここは、プロの声優に任せた方が

良かったのじゃあないかしらん。なんて。

 

3月3日のシネフェスの受賞者が発表されました。

木竜麻生さん、おめでとうございます。

 

1月18日の金曜日、門真市立東小学校の3年生の生徒さんたちが

先生と一緒に、弊社を見学に来られました。

可愛い笑顔に、思わず微笑み、そして、元気をもらいました。

その後、お礼のお手紙を頂き、

全社員、感動しております。

明石市長の言動、確かに言い過ぎの面もありますが、

いちがいに、全面的に悪いとも思えないところがあります。役人根性丸出しだし、

メディアも一部情報操作しているし、

裏話を聞けば聞くほど、同情したくなります。

 

モリのいる場所

「モリのいる場所」

山崎努と樹木希林というベテランが初共演を果たし、

伝説の画家夫妻を演じた人間ドラマ。

30年間、ほとんど家の外へ出ることなく庭の生命を

描き続けた熊谷守一=モリのエピソードをベースに、

晩年のある1日をフィクションとしてユーモラスに

描いていく。(キネマ旬報からの抜粋)

この監督さんは、良心的な作品が多く、

(沖田修一監督 「横道世之介」など)

この映画も小品ですが

いい作品だと思います。

ただ、ところどころに、余分なカットが(僕的に)

入っているのが、惜しいところです。

主演のお二人は、当然素晴らしいし

撮影も見事なのですが。

 

大坂なおみさん、テレビでハラハラしながら

見ておりました。素晴らしいですね。大あっぱれですね。

でも、最初の疑問は、なぜ、米国人でないの?

と思いましたが(今は二重国籍らしいのですが)

最初に、日本人から、才能を認められたのを

恩に感じているからとか。

これが本当だったら、日本人より日本人らしいですやん。(笑)

同じ頃、嵐が活動休止という発表のニュースが日本中を

駆け巡りました。

思い出すのは、家族で北海道に旅行に行った時、帰りの電車や空港で、

嵐のコンサートから帰る全国のファンの方たちと、

ごっちゃになったこと。(笑)ともかく、すさまじい女性の数だったのは

印象に残っています。

ただ、年配の方、まだ、お若い方にしろ、

上品そうな方が多かったですね。(笑)母娘も多かったし、

ホント、身近な、家族みたいな存在だったんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

再鑑賞、見直しです。(笑)

昨年の4月20日に鑑賞しているのですが、

以前、書きましたように、疲労と宴会後の酒酔いで、

うつら、うつらの劇場鑑賞でした。

ごめんなさい、さすがスピルバーグさん。

良く出来ています。

”完璧な仕事ではなく、最高の仕事をしろ!”

確かに。

父や亡き夫から、急に受け継いだ同族経営の地方新聞社の社主の仕事。

しかも女性であるがゆえ、周りからも、とやかく言われていた。

そんな立場の女性主人公。自分の地位をなげうってでも、

投獄されるか、そして、

全財産の没収、社員や家族にも大きな迷惑や損害を

かけるかもしれないのに、

アメリカという国の威信や自分の意志、

新聞の意義、そして、民主主義、国民主権を貫いた。(それに反して、

今のアメリカ合衆国は、どうか?)

これが、ウォーターゲート事件につながってゆくラストもお見事。

ただ、ニクソンさんの功績も功罪相半ばなのに、

完全な悪役は少し、お気の毒。

 

 

 

 

 

リバーズ・エッジ

「リバーズ・エッジ」

若者たちの欲望と焦燥感を描いた岡崎京子の同名漫画を原作に

「ナラタージュ」の行定勲監督が実写映画化。

今どきの女子高生ハルナと

いじめられっ子の同級生・山田、

摂食障害のモデル・こずえは、

河原で発見した死体の秘密を共有し、

歪な絆を築いていくが・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

作家性の強い、力作だとは思いますが、

好きじゃあないですね、

単なる好みの問題ですが(笑)。