「黒い雨」 「あ・うん」 「ゴジラVSビオランテ」(1989年 昭和64年 平成元年)

 

独断と偏見の我がベスト10

昭和天皇が崩御され、平成が始まり、

手塚治虫が死去した

1989年 昭和64年 平成元年

まずは、邦画

①黒い雨   ②あ・うん   ③社葬     ④魔女の宅急便     ⑤ゴジラVSビオランテ

⑥君は僕をスキになる     ⑦その男凶暴につき      ⑧どついたるねん

⑨千利休 本覚坊遺文       ⑩座頭市

個人的には「ゴジラVSビオランテ」が大好きです(笑)。

神戸三宮のステーキハウスで、食事をした後に鑑賞。

嫁が長男を妊娠中に観た、懐かしい思い出です。(案の定、もどしていました(笑))。

 

少し、涼しくなってきましたね。

自民総裁選は、今日ですか。

先日、新聞に載っていたのですが、

1957年、昭和32年(私の生まれた年ですが)の時点の

日本人の平均寿命、

男性は、63,24歳

女性は、67,6歳だそうです。

小生は、今、63,4歳。

なんか、おまけをもらった、得した気分?(笑)。

黒沢清監督、ベネチア国際映画祭

監督賞、おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄金

「黄金」

1948年制作公開の作品。

ハンフリー・ボガードの汚れ役でもあり、男くささ満載の映画。

ジョン・ヒューストン監督。

ハードボイルドとサスペンスと

ちょっぴり西部劇という感じです。

人間模様も面白かったです。

 

今月末に、ジャーナリストの須田慎一郎氏の講演会に

銀行の招待で行くはずだったのですが、

このコロナ禍で、またも中止。

残念です。

今、このご時世、この人だったら、

テレビで言えないことも、しゃべってくれそうだったのに (笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リチャード・ジュエル

「リチャード・ジュエル」

クリント・イーストウッド監督が、アトランタ オリンピック爆破テロ事件の

真実に迫ったドラマ。

1996年。オリンピック開催中に爆破テロが発生。

容疑者として逮捕された、爆弾の第一発見者リチャード・ジュエルを

救うため、弁護士のワトソン・ブライアントが

立ち上がる。(キネマ旬報からの抜粋)

やっぱり、イーストウッド監督は

話の持っていき方が、うまい!

ちょっと、強引なところも有りますが・・・・・・・。

サム・ロックウェルは、上手いねえ。

 

安倍首相、お疲れさまでした。

色々と言いたいことは有りますが・・・・・・・。

それにしても、次は、菅さんか⁈

意外と、岸田さん、人気ないですね。

タイガースの藤川投手も、お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョジョ・ラビット

「ジョジョ・ラビット」

「マイティ・ソー バトルロイヤル」の タイカ・ワイティティが

監督・脚本・出演を務めたコメディ。

第二次世界大戦下のドイツ。

心優しい10歳の少年ジョジョは、

青少年集団ヒトラーユーゲントで、立派な兵士になるため、

空想上の友だち”アドルフ”の助けを借りて、

日々奮闘していた。(キネマ旬報からの抜粋)

喜劇なんだけど、悲劇。高評価の作品です。

ボクの好きな今村昌平監督の悲喜劇みたいな作品なんだけど、

もひとつなじめないのは、洋画と邦画の違いかしらん。

前半は、ややもすれば退屈だったのですが、後半は

俄然面白くなりましたね。

サム・ロックウェルが、もうけ役です。

 

先日、日本経済新聞に池上彰さんの記事が

掲載されていたのですが、

アメリカのトランプ大統領や、その娘も

あのハーバード大学級の大学に

ある程度の学力さえあれば、

コネやカネで簡単に入れるのが、最近のアメリカらしいです。(卒業は難しい?)

だから、益々、一流大を卒業したセレブな人たちは

上から目線で、モノを言い、大衆の気持ちが解らない。

そんな、時代だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君が世界のはじまり

「君が世界のはじまり」

ふくだももこの2つの小説を、脚本家・向井康介が

一つの物語に再編し、ふくだ自らが監督した青春ドラマ。

大阪の端のとある町。

高校2年生の えんは、彼氏を頻繁に替える親友の琴子と

退屈な毎日を送っていた。

そんなある日、琴子がサッカー部の業平君に

一目惚れする。(キネマ旬報からの抜粋)

76点

 

ミニシアターの応援に行って参りました(笑)。

 

俺が、個人的に

うっとうしかった中高生時代を過ごしていたからか、

中高生を描いた作品に、

あまりなじめない・・・・(笑)。

まっ、それは半分冗談として、

前作の「おいしい家族」より評価の高い作品ですが、

僕的には、乗り損ねました。

監督の自伝かな?若い役者さんたちは、皆、生き生きとした演技でした。

 

今年の”おおさかシネマフェスティバル”に、この監督さんも

松本穂香さんも来られる予定でしたが、このような状態だと、

来年の開催も怪しいですね。 コロナ、何とかならんか。(脚本家の向井さんは三年前に来られました。)

それにしても暑い。

プロ野球も、とどめを刺された。(泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒野の誓い

「荒野の誓い」

クリスチャン・ベール主演の西部劇。

1892年、ニューメキシコ州。

かってインディアンと戦った騎兵隊のジョー・ブロッカーは、

シャイアン族の酋長

イエロー・ホークの護送任務に就く。

途中、コマンチ族に家族を殺された

女性ロザリーを加え、

旅は続くが・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

映画は時代を映す。

この作品も、今だからこそ撮れるというものかな。

誰の側にも立ってはいません。

こういう時代だったといえば、それまでですが。

そりゃ、こういう歴史があるから、この国では、

暴力は憎まれているとは

思いたいのですが・・・・・・・。

作品的には、やや、長い。1時間40分ぐらいにすれば、締まったかも。

 

お盆休みも終わりましたが、皆さんは、どうお過ごしになられましたか?

なんか、消化不良なお休みでしたね(笑)。

 

休み前には、恒例の人間ドックに行ってまいりました。

 

渡哲也さん、ご冥福をお祈りいたします。兵庫県淡路島出身。でも、僕的には、弟さんの方が、

映画によく出てらっしゃたので、印象が深いです。

ただ、渡哲也さんの場合は、全盛期の頃、映画の斜陽期に入り、

また、事情があり、

テレビ中心で活動を余儀なくされたのは、少し惜しい気がします。

 

1976年から始まった”おおさかシネマフェスティバル”

この間、お聞きしたのですが、大林監督が、このシネフェスに

何度も、何度も来られていたそうです。

残念、一度、お話しさせて頂きたかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海辺の映画館ーキネマの玉手箱

「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」

大林監督が20年ぶりに出身地である広島県尾道市で

メインロケを敢行、戦争や映画の歴史を辿るファンタジー劇。

尾道の海辺の映画館が閉館の日を迎え、日本の戦争映画大特集の

オールナイト興行を見ていた3人の若者が

スクリーンの世界へ

タイムリープする。(キネマ旬報からの抜粋)

 

78点

ボクの好きな大林作品は、余り大林流の

スパイスのきつい作品より、

ソフトな方が僕的には受け付けるのですが、・・・・・・・。(実験映画と商業映画の中間(笑))。

 

違う、違う、

思い出しました。記憶が、サーッと浮かび上がりました。

そうだ、そうだ!

大林監督の劇場第1作「HOUSEハウス」を観た時と

同じ気持ちに戻りました。(併映は山口百恵の「泥だらけの純情」)

あの頃、自主上映とCFディレクターという今までにない肩書で、

時代の先駆者という触れ込みでした。

いかにも実験映画という感じで、少し戸惑ったのを覚えているというか、

それが、鮮明によみがえりました。

そうです、大林監督の真骨頂は、

あの私が好きな”尾道三部作”ではなく、

これこそが、監督の面目躍如の作品だと思います。

だから、この映画は、本当に大林色に染まった作品だと思います。

ファンタジーに実験を加え、

メッセージ性の強い、作家性の高い作品だからこそ、この作品が

各評論家に、大絶賛されているのもうなずけます。

 

だから、今から私が述べるのは、この映画は映画としては、見るべきものも多く

優れていると思いますが、

アクマで、一個人としての、この映画のメッセージテーマに対しての感想です。

 

前半は近代史の日本人同士の殺し合い、後半は現代史の日本人が殺し殺される場面の連続。

挙句の果ては、日本人が大虐殺されるラスト。

このブログでも、ちょくちょく書いてはおりますが、

やはりこの描き方は、少し違和感を感じます。

戦争は狂気だとは解かりますが、

どちらがいい悪いはないと思います。

 

原爆を落としたB-29エノラ・ゲイ号の白人乗組員たちは、(黒人はいません)

全く、もう一回言ってもいいぐらい,全く、罪の意識はないそうです。

早く戦争を終わらせたとか、お互いの国の被害者が少なくて済んだとか、命令だから仕方がないとか、ソ連の赤の恐怖が迫っていたとか、パールハーバーの仇とか、

日本が原爆を持っていたら同じことをするだろうとか、・・・・・・・。そして、

乗組員たちどころか、多くの(白人)米国民が、そう思っているそうです。

あの時代でも、非戦闘員、いわゆる一般市民に攻撃してはいけないという国際法があるにも関わらず、

14万人の人たちを即死させ、後に計30万人の人たちが亡くなっています。

しかも、3日後に長崎にも落としています。広島への影響被害はわかっていたはずです。それどころか、

広島と長崎の原爆の種類は違うそうです。

明らかに、実験です!

その後、乗組員たちは全員、長生きし、裕福な生活を満喫したそうです。

誰も、バチが当たらなかったみたいですね(苦笑い)。

米国以外の外国人は、広島を訪れて、現実に触れた時、”なぜ日本人は復讐しないのか?怒らないのか”と言うそうです。

(まあ、徹底的に叩かれましたし、戦後教育や、金など援助も受けていますし、安保もありますし)

でも、

やはり、亡くなった方は国の犠牲者なのか、それでは浮かばれないだろう、みんなを守ったのだ、その人たちを忘れるな、か、

天皇の責任か、

いや、アジアを米英などの植民地侵略を,最終的に防いだのだとか、

いやいや、やはり、白人の差別主義だよね、人種差別ですよ、とか。

宗教、貧富、教育など。

監督も、各論じゃあなく、総論で考えろとおっしゃるのもよく解ります。

もう一度書きますが、この作品は本当に

自主映画、実験映画の代表だった監督の集大成の作品であり、

また、その思いや情報のあふれた作品、

よくできていると思います。大林哲学フィロソフィーの塊みたいな作品でした。

僕の意見は、アクマで、個人の感想です。

確かに、監督が言うように、今の日本、いや、世界は資本主義、金が絡んだスクラップ、アンドビルドの繰り返し。

正義ではなく、人は正気であれ。

負けた国だから、反戦が判る。

ただ、僕は日本人の多くは、よく解っていると思うし、他国はどうよと。

だから、日本人が、反省したり、過ちを繰り返すのを恐れるのじゃあなくて、このことを、

もっと世界に。

国ではなく、各個人、人として発信すべきだと思う。

そうじゃないと、監督が言うように、人は、国に流されるでしょう。

コロナウイルスもそうだけど、自分で判断しないと。

国には頼れません。

ただ、国は社会的な弱者には手を差し伸べてほしいと思います。

何度も書きましたが、僕は右でも左でもないつもりです。バランスをとっているつもりです。

理想は持ちますが、現実を踏まえているとも思います(笑)。

感謝の心を持っているのも日本人。有名な話ですが、他国には、もったいないという言葉がないそうですが、

大陸的な考えとの違いでしょうか。

 

最後にもう一度、

大林監督、有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸福路のチー

「幸福路のチー」

東京アニメアワードフェスティバル

2018長篇グランプリを受賞した

台湾アニメーション。

台湾から米国に渡り成功を収めたチーは、

祖母の訃報を聞き、

故郷である台北郊外の幸福路に帰る。

そこで幼いころの思い出とともに

自分を見つめ直すと、

ある決断を下す。(キネマ旬報からの抜粋)

監督は、ソン・シンイン

やや、長い。

期待しすぎたかな。

でも、どこか懐かしく、全篇に優しさが漂う。

政治が絡み、幼き日の頃の想い出を

走馬灯のように流していく。

大人のためのアニメーション。

声の出演者は、「薄氷の殺人」の グイ・ルンメイ。(2016年1月22日のブログも)

「藍色夏恋」を梅田の映画館で

女子高生に囲まれて観たなあ、懐かしい。

 

大相撲、復活照ノ富士、あっぱれ!

アラン・パーカー監督「ミッドナイト・エクスプレス」、ご冥福をお祈りいたします。

「ポセイドン・アドベンチャー」、NHKのBSで放映されていましたね。

ホント、懐かしい。(DVDは、もちろん持ってはいますが)

パニック映画のはしりでしたね。

でも、高校1年生だった私は、むちゃくちゃ感動したのを覚えています。

”モーニング・アフター”モーリン・マクガバンの

レコードも、もちろん(笑)。

ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、あのころお気に入りのステラ・スティーブンス、

シェリー・ウインタース、ロディ・マクドウォール、レッド・バドンズ、

パメラ・スー・マーティン、キャロル・リンレイなどなど。

すらすらと名前が出るのが怖い(笑)。

タイガース、何とかせえよ!

 

また、8月6日が、来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは光をにぎっている

「わたしは光をにぎっている」

「四月の永い夢」の中川龍太郎監督が「おいしい家族」の

松本穂香を主演に迎え、

居場所を探す若い女性の姿を描く人間ドラマ。

亡父の親友を頼り上京した澪は、

居候先の銭湯を手伝い、

次第に商店街の人々と親しんでいくが、

銭湯はじきに閉店することになっていた。(キネマ旬報からの抜粋)

惜しいかな、ちょっとテーマがあいまいだと思う。

穂香ちゃんが見たかったので観たのです。半分冗談です(笑)。

でも、この監督と穂香ちゃんは、今年のシネフェスに

来られる予定で、お話しも したかったので本当に残念です。

光石研さんと樫山文枝さんは、さすがにお上手でした。

 

昨夜、テレビで、京アニの「映画 聲の形」を放映していましたね。

あれから、一年。

私も、評判を聞いていましたので、2年前に観せてもらいましたが、

いまだに心に残っています。(2018年9月1日のブログ見てやってください。)

 

お待たせしました(?) 遅くなりましたが   2019年(平成31年 令和元年)

独断と偏見の昨年のベスト10

ご笑覧下さいませ!

まずは、邦画

①宮本から君へ     ②新聞記者      ③アルキメデスの大戦

④空母いぶき     ⑤岬の兄妹    ⑥ひとよ       ⑦よこがお

⑧閉鎖病棟-それぞれの朝-     ⑨蜜蜂と遠雷      ⑩半世界

 

もれたのは、”愛がなんだ”  ”さよならくちびる” ”おいしい家族”  ”タロウのバカ”  ”楽園”などなど

 

洋画は、

①ジョーカー   ②グリーンブック     ③ROMA/ローマ

④存在のない子供たち     ⑤ワンス・アポン・ア・タイムインハリウッド  ⑥家族を想うとき   ⑦アイリッシュマン

⑧ゴジラ・キングオブモンスターズ    ⑨イエスタデイ    ⑩運び屋

 

失礼いたしました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族を想うとき

「家族を想うとき」

 

マイホーム購入の夢を叶えるために、

フランチャイズの宅配ドライバーとして

独立した父。

家庭の幸せのために働き続けるが、仕事がどんどん増えていき、

家族との時間を奪っていく・・・・・。

イギリスにおける「ゼロ時間契約」労働者の厳しい現実をもとに、

格差社会への痛烈な批判を込めた家族ドラマ。(キネマ旬報からの抜粋)

さすが、ケン・ローチ監督。

ラストも、印象深く、ある意味、衝撃的な終わり方。

というか、ここで終わったら、

えげつない映画だなと思ったら、終わりました(笑)。

労働者の気持ち、家族の気持ちもそうなのですが、

ここに、プラス

介護するもの、されるものの気持ちも織り込んで

見事な作品でした。

 

次々回の朝ドラのヒロインは、清原果耶さんらしいですね。

前にも書きましたが、最近、めきめき実力をつけ、存在感がありますよね。

 

僕は、右でも左でもなく、

何でもバランスだと思います。

話は変わりますが

大谷翔平選手も、投手でも打者でもどちらも、

本当に

成功してほしいですね。

頑張れ! 大谷。