Archives 2月 2024

哀れなるものたち

「哀れなるものたち」

自ら命を絶った若き女性ベラは、天才外科バクスターの手によって

奇跡的に蘇生する。

世界を自分の目で見たいという強い欲望を

持つベラは、

放蕩弁護士ダンカンの誘いに乗り、

壮大な大陸横断の旅へ。

そして旅を通して自由と解放を知り、

驚くべき成長を遂げていく。

(キネマ旬報からの抜粋)

82点

監督 ヨルゴス・ランティモス

エマ・ストーン  ウィレム・デフォー出演

面白かった、面白すぎる!

ちょっと眠たい気分で観に行ったのですが、

(長い作品なのに)ひき込まれて、目が覚めました。

あのエマ・ストーンの体当たり演技にも、ビックリ。

しかし、こんな作品、見たことないというか、

独創的であり、ちょっと刺激的、衝撃的。

まだ、興奮しています(笑)

早くも、ワタクシ的には今年度ベストワンか?(笑)

映像美も凄いし、魅惑的。

いろんな問題を含んではいるのです、

(差別においても、人種間や男女間など)

でも、分かりやすいのに、

知的好奇心をくすぐる面も有ります。

なんせ、フランケンシュタインの生んだ怪物(女性)の

見事な成長物語でした.

 

いよいよ今週、3月3日の日曜日

おおさかシネマフェスティバルです。

みんなで、楽しみましょう!

 

 

 

 

ベイビーわるきゅーれ

「ベイビーわるきゅーれ」

2021年

阪元裕吾監督作品

高石あかり 伊澤彩織主演

意外に(笑)、ごめんなさい 面白く拝見しました。

若い女の子の殺し屋コンビを描くゆる~い?映画。

「キック・アス」やタランティーノ作品を彷彿させるような映画でした。

くせになるというか、

アクションも良いし、オリジナルというところも良いですね。

2も観たくなりました。

阪元監督、シネフェス新人監督賞、おめでとうございます!

(同じく、金子由里奈監督、「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」での受賞、

おめでとうございます!)

 

 

 

 

 

 

エゴイスト

「エゴイスト」

高山真の自伝的小説を鈴木亮平&宮沢氷魚の共演で映像化。

田舎町でゲイを隠して思春期を過ごし、

今は東京でファッション誌の

編集者として働く浩輔は、

パーソナルトレーナーの龍太と惹かれ合う。

幸せな時間を過ごす2人に、

やがて思いもよらぬ運命が訪れる。

(キネマ旬報からの抜粋)

高評価だけど、ボク個人としては合わない。(というか、アッチ系の

あのシーンは苦手というだけで、作品のテーマは解ります)

松永大司監督作品。

阿川佐和子が、良い、上手い。

鈴木亮平も上手すぎる、もちろん、宮沢氷魚も。

(鈴木亮平さん、

シネフェス主演男優賞、おめでとうございます!)

というか、俳優という仕事も、やっぱり大変だし凄いですね。

 

日本のGDPが世界第4位らしいです。

30年前は、第2位だったですね。

時代とは言え、世の中は大きく変わりましたね。

政治は、相変わらずの面はありますが、

(とは言っても、追い詰められる度合いも変わりました)

何もかも、何もかもが変わりだしました。

GDPが落ち込むのも当たり前で、

世界の中で、日本だけ歩みが遅く取り残されているそうです。

ただ、これからは進むだけでなく

足元や周りをよく見て進んで行かなければ・・・・・。

ただ、あまりにも早くハンドルを切られると

高齢者はついていけません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

いちご白書

「いちご白書」

1970年アメリカ作品

スチュアート・ハグマン監督

ブルース・ディヴィソン  キム・ダービー出演

これも何十年ぶりだろう、2回目です。

学園紛争の中の青春。

アメリカが変わった時代というか、

転換点のひとつを表した作品ですよね。

まあ、今でもそうですけど、

右か左か、極端に、

どちらが良いというものでも

ないとは思うのですが。

すぐ後に、荒井由実作詞の

”いちご白書をもう一度”という歌が流行ったりしました。

僕は、この映画の主題歌である”サークルゲーム”が

大好きで、

英語の歌を必死で覚えたのも懐かしい思い出です。

 

先週、三宅唱監督の「夜明けのすべて」を

観てきたのですが、

洋画「哀れなるものたち」に続いて、

早くも、

今年度、ワタクシの邦画ナンバーワンです(笑)

僕にとっては「ケイコ 耳を澄ませて」より、心に

沁みました。

 

 

 

 

ロストケア

「ロストケア」

42人もの老人の命を奪い、

その殺人を”救い”あるいは”介護”であると

主張する連続殺人犯と、

彼の罪を強く非難する検事の対立を描き、

なぜ犯人は殺人を犯したのか、

その真相に迫る社会派エンタテインメント。

監督は「老後に資金がありません」の前田哲。

(キネマ旬報からの抜粋)

前田哲監督は、本当に

魅せる職人監督だと思います。

お見事というか、

どの作品も、程よくエンタメ度が

合わせられています。

長澤、松山、柄本さんも、

見応えのある演技でした。

 

社内でコロナクラスター、

大変でした。

立春とはいえ、まだまだ寒く、

いろんな感染症が蔓延。

皆様もご自愛くださいませ。

 

球春到来!

 

3月3日(日)シネマフェスティバル

受賞者、発表になりました。

 

 

 

バービー

「バービー」

世界的に有名なファッションドール”バービー”を実写映画化。

毎日がハッピーで、

住民たちが連日パーティーや

デートに興じる夢の国”バービーランド”。

ある日、バービーと

その恋人ケンは、

ふとしたことから人間の世界”リアルワールド”に

出かけることになるが・・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

2023年 アメリカ映画 グレタ・ガーウィッグ監督

マーゴット・ロビー  ライアン・ゴズリング出演

主役のお二人は、いつも

楽しませてくれる

くせの強いお二人(笑)

チャラい作品に見えて、もっともそうなことを語る、

これぞ、アメリカ映画(笑)。

というような内容ですが、

しゃべりすぎ、語りすぎ、そして、押しつけがましい。

確かに、アメリカが悩んでいることの一部を

ぶちまけた作品。

悪くはないけど、良くもないし、

というか、乗れない。(その点、ディズニーは、そこが上手い)

 

近づくシネフェス。

主演女優賞は、本命 黒木華さん

対抗は 趣里さん

穴は 杉咲花さんか?

楽しみです。

 

先週、「哀れなるものたち」を観ました。

早くも、ワタクシにとって

本年度ナンバー1(笑)