
「力道山物語 怒濤の男」
日活作品 1955年 昭和30年
僕が、中学生のころ プロレスリングに夢中になっていたのは、
このブログにも、よく書いていますが、
日本のプロレスリングのパイオニア
力道山は、さすがの僕も記憶が少し、あいまいかな(笑)。
ただ、力道山が死んだというニュース番組は
鮮明に覚えています。
あと、リングの上を三菱電機の掃除機で掃除している場面とか(笑)。
本人が出演し、ある程度、子供向けに作られているのに、
見れる作品になっているのは、脚本が、あの菊島隆三だったからでしょうね。
まあ、今となっては、真実からは、かなり遠い内容だったらしいです。
力道山の演技も、まあ、まあ、なんとか(笑)。という出世物語でした。
朝ドラ”おちょやん”終わりました。
極端な話、この展開もプロレス的でしたね。
耐えて耐えて、最後に喜ばす(笑)。
泣いてしまいました。
昔から、杉咲花さんのファンということは、このブログでも
公言しておりましたが、
花ちゃん、いい仕事、しましたね。
”生きるってことは、しんどいけど、おもろい”
舞台、女優、声優、そして見事に大阪弁も
使いこなし、まさに、あっぱれ!
テレビドラマは、あまり見ないのですが
脚本は、あの”半沢直樹”の八津弘幸さんでした。
藤山寛美、浪花千栄子さんの話は
すさまじいですね。(朝ドラだから、ちょっとオブラードに包んでいましたが。)
喜劇評論家の小林信彦さんの感想は
聞きたいものです。
「はちどり」
第69回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門グランプリを獲得した人間ドラマ。
14歳のウニは学校に馴染めずにいるが、
両親には子供の心と向き合う余裕がない。
孤独を抱える彼女の前に、初めて自分の人生を
気にかけてくれる大人が
現れる。(キネマ旬報からの抜粋)
確かに良いとは思うし、
目茶苦茶、評論家の受けもいいです。
今までの韓国映画と違い、ドラマチックな場面も
ほとんどありません。
だから、もう少しそういうところが、あればいいかなと(笑)。
でも、納得する場面も多く、(恋愛場面はちょっと引いたかな)
気になる作品です。
と、思ったところに、納得いく評論がありましたので、
少しだけ紹介させていただきます。
韓国では、”女子中学生思考”という言葉は、
取るに足らないものという軽視の意味だそうです。
少年少女が大人の目を盗んで行動するのは、
信頼関係がないからです。(KINENOTEからの抜粋)
確かに!確かに! この繊細な作品を
言い表していると思います。
”おちょやん” 最終週。
杉咲花ちゃん、ますます浪花千栄子さんのしゃべり方に
似てきましたね。
見事な大阪弁です。
「あのこは貴族」
山内マリコの同名小説を基に、「グッド・ストライプス」で
新藤兼人賞金賞を獲得した岨手由貴子が
監督した人間ドラマ。
都会生まれの箱入り娘・華子と地方から上京し自力で
都会を生き抜く美紀。
境遇の異なる二人が出逢い、自分の人生を切り開こうとする。
(キネマ旬報からの抜粋)
やっぱり、映画はいいなあと改めて感じた作品でした。
緊急事態宣言が出る前に、ミニシアターで鑑賞した一本なのですが、
また新たな有望な女性監督(そでゆきこ)が
新しい女性映画を誕生させました。
観ている間の心地よかったこと。 繊細な作品でした。 80点
ブラザーフッド、女性同士の連帯のことを指すんだそうです。
日本は、女性が分断されているそうです?
みんな、自分が
どのあたりの層か、考えてるんだろうなあ!
俺は、どのへんかなあ?って
それが、良くないのよですね。
でも、人間って、差別の好きな動物ですもんね。
主人公も自分の世界から、一歩踏み出す。
男女や仕事、いろんな価値観を考える。
世界の中で。
世界の価値観は極端ですが、
水原希子の価値観は、分かる。
門脇麦さんは、うまいけど、
僕の中では、ミスキャストかな(笑)。
「異端の鳥」
第76回ヴェネチア国際映画祭ユニセフ賞を
受賞したドラマ。
第二次大戦中の東欧。
少年はホロコーストを逃れ疎開していたが、
預かり先である一人暮らしの叔母が病死し、
火事で叔母の家が消失してしまう。
身寄りをなくした少年は、一人で旅に出るが・・・・・・・。
(キネマ旬報からの抜粋)
高評価を受け、力作、問題作にはまちがいないのですが・・・・・・。
出てくる人も
悪い人ばかりで、気分も悪くなります。
テーマも徹底されています。
これが人間の本質とは、あまり思いたくないのですが・・・・・・・。
ポスターもインパクト、大でした。
再度言いますが、作品として優れているとは思いますが、
余り、好みでは無いですね。
ゴールデンウイーク、始まりましたが・・・・・・・。
散歩とスーパーマーケットぐらいしか、行けません、はい!