Archives 8月 2018

検察側の罪人

 

「検察側の罪人」

木村拓哉と二宮和也の初共演で、雫井修介の同名ミステリー小説を映画化。

都内で発生した

犯人不明の殺人事件を担当することになった

エリート検事の最上と、駆け出しの沖野。

とある容疑者を追い詰める最上の強引なやり方に、

沖野は次第に疑問を抱きはじめる。(キネマ旬報からの抜粋)

賛否両論ありますが、

というより、やや否定的の方が多いでしょうか?

私としては、結構、楽しませてもらいました。

主役2人と監督が、あまり私の好みではなかったのですが(笑)、

木村拓哉さんも、初めていいなと思いましたし、二宮和也さんも

熱演でした。

ただ、欲を言うと二宮和也さんは、僕的には、ミスキャストかなと。

監督も、作品によっては、力の入れ方が空回りして、

いい時と悪い時の差があると思うのですが、

今回は、重厚さが良く出ていたのではないかと。80点

東風万智子さんという女優さんが

出ておられましたが、えっー、びっくり。

「ココニイルコト」の、真中瞳さんだったとは!

お久しぶりです。

 

「グッバイガール」などの、米劇作家ニール・サイモンさんが

亡くなられました。

それ以上に、びっくりしたのは、漫画家の

さくらももこさん。

53歳という若さにもショックを受けました。

本当に惜しいです。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

 

「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

トム・クルーズ主演の大ヒットアクションシリーズ第6弾。

何者かによって プルトニウムが強奪される事件が発生する。

72時間のタイムリミットが迫る中、

世界各地での同時核爆発を阻止するため、

イーサン・ハントとIMFのチームは、

正体不明の犯人の行方を追う。(キネマ旬報からの抜粋)

確かに、アクション すごいわ!

なんといっても、トム・クルーズが 走るわ、走るわ。

主人公が、走ることが、アクション映画の肝だと、

昔、どこかで読んだ記憶があるのですが、

いやあ、「フレンチ・コネクション2」で、ジーン・ハックマンのポパイ刑事が

走りまくったのを思い出しました。

脚本、撮影、音楽なども素晴らしく、

僕的にも、このシリーズ、一番楽しませてもらいました。  79点

やや、やや、ややこしいのが難点かな(笑)、若干、(敵味方の関係)コリすぎ?

 

高校野球も、いよいよ明日は決勝戦ですね。

我が街、西宮市JR甲子園口駅周辺も(意外に甲子園球場からは、遠いのですが)

球場に行かれる人々を、大勢見かけます。

 

カメラを止めるな!

 

「カメラを止めるな!」

ENBUゼミナール主宰”シネマプロジェクト”の第7弾として

製作されたサバイバルコメディ。

自主映画の撮影クルーは山奥の廃墟で

ゾンビ映画の撮影を開始した。

すると本物のゾンビが現れ

クルーが次々と

ゾンビ化していく中、監督は嬉々として撮影を続行するが・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

皆様、お盆休みは

如何だったでしょうか?

お盆休みの初日、私は、嫁と

今、メディアを大いににぎわしている作品を

鑑賞してまいりました。

ここからは、若干、ネタバレを含みますので、

了承の末、お読みください(笑)。

上手い脚本、アイデアの勝利ですね。

かくいうワタクシも、大学時代、映画製作を

かじった身としましては、

この舞台裏を描いた方法は、上手いと思いました。

先入観なしで、観られるのをおすすめします。

最初の37分間は、確かに

”なんだよ、これ。

単なるインディーズ映画じゃないの。

もひとつやなあ”・・・・・・・・と。

ただ、

”ワンカットで、何で撮ってるの?”ぐらいしか思わなかったのですが、

いやいやいや、そのワンカットと生撮りが、

肝だったとは!

だから、

面白かったというよりも、

なんでプロが

こういう作品を作れないの という

思いの方が強かったです。79点

15時17分、パリ行き

 

 

「15時17分、パリ行き」

C・イーストウッドが、2015年にパリ行の特急列車内で起きた

”タリス乱射事件”を

事件当事者を俳優に起用し映画化。

8月21日、高速列車内でイスラム過激派の男が突如、

自動小銃を発砲。

混乱の中、犯人に立ち向かったのは、

旅行中の若者3人だった。(キネマ旬報からの抜粋)

 

主人公の3人が

素人とは、びっくり!(事件当事者)

”演技とは、知性的な芸術ではなく、感情的な芸術”と、

イ-ストウッド監督も言っていますが、それにしても、あまりに自然な演技にびっくりしました。

クリント・イーストウッド監督、老いて、ますます精力的に秀作を

連発していますが、

最近の作品は、特にリアリティを追求しているみたいですね。

でも、この配役は、ある種の賭け。

そして、主人公たちの行動も、

どうなるかわからないギャンブル的行い。

最終的に、偶然の産物か、なるべくしてなったのか。

プロパガンタでもなく、単に自分のやるべきことを

しっかりやったのか。

宗教や政治や人種を超え、

なにかに動かされている自分の運命を信じて、行動したのか。

いつか、やって来る何かのために日頃の努力を続けたのか。

だからこそ、上に立つもの、指導者の責任も重いものになってきますよね。(イスラム過激派にも

同じことが言えますが。)

イーストウッドは、スゴイ。

スゴイ実験映画だ。

脚本が弱いから、本人自身を使ったのか?。

ともかく、87歳は、まだまだ

楽しませてくれます。

 

来年の   ”おおさかシネマフェスティバル”

3月3日に決まったそうです。

また、よろしくお願い致します(笑)。

 

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

 

 

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」

押見修造の同名コミックを映画化した青春ドラマ。

吃音でうまく話すことができず、

周囲と馴染めずにいた高校1年生の志乃は、

親しくなった同級生の加代から

バンドを組もうと誘われる。

しかし、そこに志乃をからかった同級生の男子・菊地も

参加することに・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

この作品がオリジナルだったら、すごかっただろうけど、

でも、でも良心的な佳作として、素晴らしかったです。

ひろいもの以上と言ったら、大変失礼なくらい、

良い作品でした。80点

来年の、おおさかシネマフェスティバルの

新人監督賞じゃあないかと(笑)。

演出のリズムが、もうひとつかなと、(物語上、仕方のない部分ですよね)

思う場面もありましたが、

その、まだるこしっさを、観客にも、がまんさせた?演出は

お見事でした。

風景や音楽も良かったのですが、

あの先生の描き方。今どきの先生なんだなと。

思いやりのかけらもなし。先生、ちゃんと、せえよ!

 

テレビ”半分、青い。”

賛否両論が飛び交っていますね(笑)。

片手間、

ながらで観ていると、早いテンポで、

ついて行けなくなるみたいですが、

私は、支持します(笑)。

 

8月6日。

このブログでも、度々、書かしていただいています。

長崎、沖縄そして、終戦の日。

せめて、この時期だけでも、思いを寄せ、考えたいものです。

そして、次世代に伝えたいものです。

私も、”阪神大震災”とか、いろんなことを経験しました。

でもこのことは、天災ではなく、人類史上、最悪の人災です。

どちらがどうと言う事は、近現代史を個々で勉強して、

判断すべきだとは思います。

でも、しかし、(このブログでは、わざと、あいまいな書き方を

多くしていますが)

核の使用だけは、絶対、まちがいです。

人として、許されるものでもありません。

仮に、一歩ゆずっても、2個目を落とすなんて。

違う種類の実験道具、もっといえば、人種差別もからんできます。

中沢啓治さんの”はだしのゲン”は直後を描いていますが、

こうの史代さんの”この世界の片隅に””夕凪の街 桜の国”

井上ひさしさんの”父と暮らせば”などなどは、

戦後の被爆者の悲劇を描いています。

今も、米国の核の傘の下にいるとか、いろんな意見もありますが、

(右寄りと言われている私ですが(笑))

広島、長崎で、多くの身内が犠牲になっている者にとっては、

どんな理由があろうとも、核には反対です。

最近の、”自国第一主義”

歴史が繰り返す、世界大戦の前の兆候と言われます。

でも、

いちがいに、気にし過ぎとはいえないと

思います。

リメンバー・ミー

 

「リメンバー・ミー」

「トイ・ストーリー3」のリー・アンクリッチによるCGアニメ。

音楽を禁じられたギターの天才少年ミゲルは、

名曲”リメンバー・ミー”を

遺した伝説のミュージシャン、

伝説の音楽家デラクルスの聖廟に飾られたギターを手にすると、

死者の国に迷い込んでしまい・・・・・・・・(キネマ旬報からの抜粋)

良く出来ているとは、思いますけど・・・・・・・。

評価も、結構高いのですが・・・・・・。

みなさん、絶賛されていますが(笑)。

私個人としては、期待外れ。

長い・・・・・・・、

演出に、メリハリがない。

映画は2度目の鑑賞で、また、新しい発見があるといいますが、

この作品は、すんません、しんどそう(笑)。

 

それにしても、暑い。

 

脚本家の橋本忍さんが、亡くなりました。

映画は、まず脚本ということからすると、

本当に、日本映画界の至宝でした。

心から、お悔やみを申し上げます。