Archives 2月 2020

ラストレター  おおさかシネマフェスティバル、中止

「ラストレター」

手紙の行き違いから始まる二つの世代の恋愛と、それぞれの心の再生と

成長を描くラブストーリー。

岩井俊二が初めて出身地・宮城を舞台に物語を作り上げた。

裕里は、亡くなった姉の代わりに出席した同窓会で、

初恋の相手・鏡史郎と再会するが・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

79点

(上から目線ですが)惜しいと思います。

最初は、ストーリーも映像も、快調だったのですが・・・・・・・・。

途中が余分だと思います。

豊川悦司と中山美穂さん、そう、ワタクシも大好きな、この監督の「Love Letter」のお二人(笑)。

ここをカットして、120分が100分でちょうど良いのではないでしょうか。(皆さんは、どう思われます?)

あと、素人さんの演技は、きつい(笑)。

はっきり言うと、”六文銭”の小室等さんや、

”ほほにキスして”の水越けいこさん、

”ムーンライダース”の鈴木慶一さんは、まだいいのですが、

庵野秀明さんは、きつい。”新世紀エヴァンゲリオン”や「シン ゴジラ」が大好きなだけに(笑)。ごめんなさい。

ただ、相変わらず、松たか子さんは、うますぎ。

だから、庵野さんとのからみで、庵野さんの きつさが目立ちます。

広瀬すずちゃんは、可愛すぎ。

森七菜ちゃんもさわやか。

監督は、前作の「リップヴァンウィンクルの花嫁」も面白かったですが、

「りりィシュシュのすべて」   「スワロウテイル」 「undo ”アンドゥー”」

そして、”花は咲く”の作詞もされている方なので、

今回もというか、期待が大きすぎたのでしょうか。

 

それより、覚悟はしていたのですが、

やはりというか、

おおさかシネマフェスティバル、

今年は、中止になってしまいました。

仕方がないこととはいえ、

残念です。

中途半端に開催して、いろんな方々に迷惑かかるのなら、

中止になったほうがと思っていたのですが、

でも、やっぱり、ちょっと

寂しいものです。

楽しみにされていた方々も多くいらっしゃいましたので、

本当に、申し訳ありませんでした。

また、来年、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半世界

「半世界」

「エルネスト」の阪本順司が、地方都市を舞台に

39歳の男3人の友情物語を綴る人間ドラマ。

紘は妻子とともに、

父から受け継いだ山中の炭焼き窯で

製炭をしてくらしている。

ある日、中学からの旧友で、

自衛隊員として海外派遣されていた瑛介が

街に帰ってくる。(キネマ旬報からの抜粋)

良く出来ていると思います。

さすが、阪本監督。

観ていても、退屈することなく、面白くて引き込まれます。

ただ、唐突に主人公が・・・・・・のは、

流れ的には、どうでしょう?

今度、(シネフェスで)お会いした時に、聞ければなと思います。

 

それはいいとして、あらゆる催しが、

新型肺炎によって、中止に追い込まれています。

弊社も、メーカーや組合などの行事が

中止という連絡が入っています。

まさか、シネフェスも・・・・・・・?。

 

 

 

 

 

 

 

ファーゴ

「ファーゴ」

この作品も、観たかった一本です。

1996年 コーエン兄弟の代表作。

「トゥルー・グリット」も面白かったですね。

サスペンス・コメディというんでしょうか。

ある男の妻の狂言誘拐が思わぬ展開に。

雪がまぶしい・・・・・白に赤が映える画面。

テンポが非常によく、肩の凝らない作品でした。

 

野村克也さん。

関西にも大変ゆかりのある人でした。

私としては、タイガースから

トレードでホークスに移籍した江夏さんを

再生させた大恩人という印象です。(江夏ファンとして)

ありがとうございました。

 

昨日、何年かぶりで

映画検定の試験がありました。

今年から、オンライン受験になりました!!

今までは、どこかの大学をお借りしての試験でした。

私は、1級を受けました。

1級は、

2級を持っていないと受験できないのですが、

これがまた、

むずかしいのです。

次男 曰く、

”お父さん、そんな資格、仕事に役に立つの?”

おっしゃる通りなんですが・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲情城市

「悲情城市」

第二次世界大戦終結後、激動の台湾。

歴史に翻弄される

家族の愛と哀しみの年代記。

ホウ・シャオシェン監督作品。

恥ずかしながら(笑)、

見逃していた、そして観たかった作品の一本です。

去年、台湾に行った時、

九份が舞台のこの映画。至る所で、この映画のポスターを

観たぐらい、

台湾映画を代表する作品。

1989年 第46回ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞を受賞。

日本に振り回されていた歴史。

またまた、

勉強させていただきました。

 

と、思っていたところに、なんと、

本年度の米国アカデミー賞作品賞に、

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が受賞。

韓国映画どころか、アジア映画初。

(1月31日に拙著のブログにも書いております。)

う~ん・・・・・・・・・(笑)。

作品も、無茶苦茶良いとか悪いとかではなく、

確かに面白いとは思いましたが。

何というのでしょう、

我らが誇る、黒澤・三船コンビの作品に比べれば・・・・・・。

いやいや、時代が違いますよね。

今や、アメリカ人のアカデミー賞も、言語や人種、国を超えた本当に

グローバルな賞になってきたということですね。

そして、幸か不幸か、

日本は、ある意味、平和で、

今の時代

(ドラマ性のある)

作品のテーマを

絞りだすのが、難しいということも

あるみたいです。

 

ここは、素直におめでとうと、

 

でも、ちょっと、悔しい(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岬の兄妹

「岬の兄妹」

ポン・ジュノ監督作品などで

助監督を務めた経歴を持つ

片山慎三の初長篇監督作品。

ある港町で自閉症の妹と暮らす良夫はある日、

妹が男に体を許して金銭を受け取っていたことを知る。

仕事を解雇された良夫は、

罪の意識を持ちつつも生活のために

妹の売春の斡旋をし始める。(キネマ旬報からの抜粋)

 

評価が高かったこともあり、非常に観たかった作品です。

しかし、

余りにも、痛々しい作品。

ひりひりします。

ポン・ジュノさんの 助監督もされていた片山監督。

私と同じ、十三のご出身らしいです(笑)。

主役のお二人も、好演。

でも、この作品、

人に勧めていいのかどうか、どうでしょう。

 

前々回に書きましたが、

新型肺炎、えらいことになってきましたね。

感染者は、あの中国の発表ですから、

10倍以上ではないかと。

我々の関係先のメーカーさんの工場も

中国にあるので、ちょっと心配です。

もっと心配なのは

実は、東京オリンピックに影響が出ないかどうかです。

興味はなかったのですが、

なんと、チケットを頂き、

(400メートルリレー決勝)

楽しみにしていました(笑)。

まあ、それはともかく

一日も早い終息を望みます。