「悲情城市」
第二次世界大戦終結後、激動の台湾。
歴史に翻弄される
家族の愛と哀しみの年代記。
ホウ・シャオシェン監督作品。
恥ずかしながら(笑)、
見逃していた、そして観たかった作品の一本です。
去年、台湾に行った時、
九份が舞台のこの映画。至る所で、この映画のポスターを
観たぐらい、
台湾映画を代表する作品。
1989年 第46回ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞を受賞。
日本に振り回されていた歴史。
またまた、
勉強させていただきました。
と、思っていたところに、なんと、
本年度の米国アカデミー賞作品賞に、
韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が受賞。
韓国映画どころか、アジア映画初。
(1月31日に拙著のブログにも書いております。)
う~ん・・・・・・・・・(笑)。
作品も、無茶苦茶良いとか悪いとかではなく、
確かに面白いとは思いましたが。
何というのでしょう、
我らが誇る、黒澤・三船コンビの作品に比べれば・・・・・・。
いやいや、時代が違いますよね。
今や、アメリカ人のアカデミー賞も、言語や人種、国を超えた本当に
グローバルな賞になってきたということですね。
そして、幸か不幸か、
日本は、ある意味、平和で、
今の時代
(ドラマ性のある)
作品のテーマを
絞りだすのが、難しいということも
あるみたいです。
ここは、素直におめでとうと、
でも、ちょっと、悔しい(笑)。