Archives 10月 2018

ブラックパンサー

「ブラックパンサー」

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で初登場した漆黒の

マーベル・ヒーローのアクションエンタテインメント。

超文明国ワガンダの国王だった父を亡くしたテイ・チャラこと

ブラックパンサーは

世界中が狙う祖国の重要な秘密を守るため

スパイを放つ。(キネマ旬報からの抜粋)

アメリカで、大ヒットした作品らしいのですが、

最初、画面も暗く、前半は、はっきり言って見どころが乏しいと

思いました。

後半は、ストーリーも動き、少し面白くなってきたなあと

感じましたが、

やはり、全体的には、しんどい作品でした。

やや、期待外れでした。

マーベルスタジオものは、ある程度、質は高いのですが(上から目線で失礼します)

今回のは、テーマが中途半端。

黒人問題や難民問題にも描き方が、きれいごとに過ぎないですし、

いわゆる、いい子チャン的な思想で、

突っ込み方が足らないと。

ストーリー的にも無理があると思います。

マンガの映画化だと言えば、それまでだけど、

それだけに、もっと、大衆に訴えかける本気度を

見せてほしかったです。

 

気候的にも、ゴルフの季節。

お誘いも多いです。

そして、会合や忘年会の季節でもあります。

ただ、わたくし、ゴルフは、むいていないし(笑)、

昔は、飲み食いも大好きだったのですが、

年齢のせいか、連チャンが続くと、

さすがに、しんどいです(笑)。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命ー

 

 

 

 

「劇場版 コード・ブルー  -ドクターヘリ緊急救命ー 」

2008年の放送以来 多くのファンを生み

次々と続篇が制作された人気テレビドラマシリーズの劇場版。

東京湾の海ほたると成田空港で、

未曽有の大事故が連続発生する。

救命センターのフライトドクター、藍沢たちは出動要請を受け、

史上最悪の災害現場へと ヘリで向かう。(キネマ旬報からの抜粋)

 

この作品のお好きな方は、ここから先は、ご遠慮ください。

 

観てから2か月以上なのですが、ここにあげていいものか、迷いました。

 

モデルやジャニーズ、イケメンなど

見た目ばっかり(笑)。

映画自体も、見た目だけ。

演技も演出も カスカス(失礼!)。

今年度、実写ナンバーワンの興行収入という、

多くの人が観ておられるし、身近でも観てる人が、いてはるし、

あまり過激な発言は押さえます(笑)。

というか、いつも言いますが、ひとそれぞれ好みのちがいですし、ごめんなさい。

テレビドラマの方も、観たことないし、このドラマ自体が全くの初見。

なのに、テレビで観ていないものが悪いんだと言う様な演出。

いかにも、フジテレビ。

しかし、どいつもこいつも学芸会レベルの演技。金取る以前の問題(言い過ぎですね、すんません)。

なんせ、余りうまくもない、かたせ梨乃が出てくるところが、若干、しまるというくらい。

表面をなぞるだけの演出。

最後のビデオ・レターの場面は、まだましか。

こういう作品は苦手で、最初から敬遠するんだけど・・・・・

大ヒットの理由が知りたくて、

また、

観ていないと、良いか悪いかも言えないし。

しかし、書いた後に遅すぎますが、

ホント、観た時、よっぽど私、

気分の状態が悪かったのでしょうね(笑)。

というのは、ここまで悪口が出るのは珍しい(笑)。

好きな人には、本当にごめんなさい。上から目線で申し訳ない。

いろんな価値観、個人の好き嫌いがありますので、ご容赦下さい。

 

 

日日是好日

 

 

「日日是好日」

森下典子の人気エッセイを「光」の大森立嗣監督が映画化。

20歳の大学生・典子は、

突然、母親からお茶を習うことを勧められる。

戸惑いながらも従姉妹の美智子と共に

茶道教室に通い、

タダモノではないと

うわさの先生”武田のおばさん”の指導を受けることになるが・・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

80点

美術が素晴らしい。

二十四節気の

掛け軸、茶碗、茶花、特に和菓子(笑)。

誰もが感じたと思うのですが、改めて日本という国、四季がある素晴らしさ。

見事な映像化でした。

樹木希林さんは、相変わらずうまいけど、

黒木華さんも、ひいき目で見なくても(笑)、うますぎる。
 

派手さのない、大人の映画。

じっくり、沁みてきます。

樹木希林さんの追悼と茶道関係かな?年配の方たちが目立ちました。小さい劇場が満席。

最後に、この作品のテーマを・・・・・・・。

”世の中には、すぐわかるものと、すぐわからないものの2種類がある。

すぐにわからないものは、長い時間をかけて、少しずつ気づいて、わかってくる。”

あらためて、樹木希林さんのご冥福をお祈りいたします。

来年のシネフェスでお会いしたかったです。

 

散り椿

「散り椿」

黒澤組出身の名キャメラマン木村大作が、

葉室麟の同名時代小説を映画化した時代劇。

享保15年。

瓜生新兵衛は藩の不正を訴え出たために、藩を追われる。

追放後も連れ添い続けた妻・篠は病に倒れ、藩に戻って

榊原采女を助けてほしいという最後の願いを

新兵衛に託す。(キネマ旬報からの抜粋)

82点

毎年、秋のこの時分は、良い作品が多く出るので、

目が離せません(笑)。

さすが、木村監督、映像美が素晴らしい。

脚本も、最初、わかりづらいところもありましたが、

進んでいくうちに、解るようにしていたので、

ありがたかったです(笑)。

王道な映画作り。堂々たるものです。

岡田准一は、三船敏郎を ほうふつさせるような演技。

脇役も良かったです。(私のお気に入りの黒木華さんも)。

ほぼ、満足な気持ちで映画館を出ました。

観て良かったです。

 

朝ドラ”まんぷく”も、従来の朝ドラらしい、王道をいっていますね(笑)。

”半分、青い。”も良かったですが、正統派の朝ドラは

ある意味、ほっとしますね(笑)。

安藤サクラさんは、さすがの演技。

美人では、ないけれど(失礼!)。

 

金本監督、辞任。予想はしていましたが・・・・・・・。

サニー/32

 

「サニー/32」

NGT48を卒業する北原里英主演、

「彼女がその名を知らない鳥たち」の白石和彌監督によるサスペンス。

当時11歳だった女児が

同級生を殺害した事件から14年。

24歳の中学校教師・赤理が二人の男たちに監禁される。

二人は加害者女児・通称”サニー”の

カルト的信者だった。(キネマ旬報からの抜粋)

この作品の監督さん、好きなんだけど、

(シネフェスの打ち上げでも、お話させて頂いた白石監督)

今回は、ちょっと、切れがないというか、

期待外れ。脚本を、うまく料理出来なかったのか、

消化不良の映画でした。

ただ、脇役は良いけど、主役があれでは、気の毒というか。

 

先日、日経新聞で、池上彰さんのコラムで

気になった記事を少し。

”生きがいについて考える”という題だったのですが。

ある学生の言葉です。

”モチベーション格差という言葉を聞いたことがあります。今まで言われたことだけを

詰め込んできた学生が就活前に、

私の好きなことはなんだっけと自問します。

好きなこと・夢中になれることがある、というのは現代の幸せなのではないでしょうか?

先人が犠牲になり 作り上げた平和な世界でみんな うつ病になってしまうという未来は

あまりに皮肉です。

人びとが もっと自分の夢中になれることを探せる世界をつくっていきたいと

改めて感じました。”

 

私も、同感です。

考えこみました。

明日から、東京です。