Archives 10月 2017

新感染ファイナル・エクスプレス

 

「新感染ファイナル・エクスプレス」

高速鉄道内で未知のウィルスの脅威にさらされた人々の姿を

活写するサバイバル・アクション。

時速300キロで走るKTX内で乗客が謎のウィルスに侵され、凶暴化。

感染者に捕らわれば死が待ち受けるなか、

残された者たちは生き残りをかけた戦いに挑む。(キネマ旬報からの抜粋)

ゾンビ物です。どこかで観たようなストーリーの連続で、雑な作りなんだけど、

さすが韓国映画。

バイタリティとエネルギーで、強引に引っ張っていきます。  78点

 

広島カープ、かわいそう・・・・・・・。

しかし、雨やら台風やら、この季節にしては珍しいですよね。

おかげで、先週の土曜日の社内ゴルフコンペ、

ハーフで、中止になりました。

 

あゝ、荒野 前篇

「あゝ、荒野 前篇」

寺山修司が唯一残した長編小説を 菅田将暉とヤン・イクチュンのダブル主演で

映画化した二部作前篇。

2021年の新宿。

兄貴分を半身不随にした裕二に復讐を誓う新次と、

吃音と対人恐怖症に悩む健二は、

”片目”こと堀口に誘われ、ボクシングを始めるが・・・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

今年の邦画を代表する一本らしいと言う事で、

早速観て参りました。

この辺りでは、MOVIXあまがさき のみということで、お隣の尼崎に行ってきました。(とはいうものの、

ここも兵庫県なのですが、市外局番は大阪です。)

作品のみならず、役者陣も大健闘で、菅田将暉は、

早くも、主演男優賞の呼び声があるくらいです。(僕的には、ちょっとオーバーアクションに見えますが)。

ヤン・イクチュンとの動と静の対比は見応えがありました。

快調なスタートでしたが、やや長いか・・。

特にSEXの場面は不必要に長い(笑)。

”ボクシングで、都会に生きる男”、よくあるお話だけど、

メリハリのついた演出で、後篇も観たいなあと思いました。

余談ですが、最後に、原作者の寺山修司の言葉。

”人類が最後にかかる病気は、希望という名の病気である。”

選挙前に、やや考え込みました(笑)。     80点

 

ドリーム

「ドリーム」

1960年代の冷戦時代、アメリカのNASAで、国の威信を懸けた宇宙開発を優秀な頭脳で

支えた3人の黒人系女性がいた。

キャサリン、メアリー、ドロシーは、人種差別や女性差別と闘いながら、

宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行の成功に向けて奔走する。(キネマ旬報からの抜粋)

80点  面白く観ました。

差別(人種、性別)に遭いながら、

チャンスが来るまで、努力を怠らず、腐ることもなく日々を過ごす。

しっかり、用意をして、ここぞという時に、力を発揮する。

言い方は悪いけど、大衆受けする題材です。

だからか、解り易いけど、ちょっと甘い部分が目立つか?!

でも、本当に鑑賞後のすっきり感は良いし、演出はお見事です。

ただ、邦題は良くないですよね。

直訳の、隠された人(姿、数字)と言う様なほうが、いいんではないでしょうか?

俳優も いいし、音楽もいいし、

また、女性というものの、素晴らしさ、バイタリティなどと共に、

前例がないものは、私が創るという、

全女性に勇気を与えたような作品じゃあないでしょうか。

楽しい作品でした。

去年の「ブルックリン」もお薦めですが、

ソ連との、宇宙開発の競争(ひいては軍事競争)、

この辺りも、去年の「ブリッジ・オブ・スパイ」に

良く表れていましたね。

 

今日から、プロ野球はクライマックスシリーズですが、

あいにく、こちらは秋雨前線真っただ中です。

スウィート17モンスター

「スウィート17モンスター」

「トゥルー・グリッド」で アカデミー賞にノミネートされた ヘイリー・スタインフェルドが

悩める17歳の少女を演じた青春コメディ。

キスも未経験で イケてない日々を過ごす高校生 ネイディーン。

親友と兄が惹かれ合っているのを知り、疎外感からとんでもない行動に出る。(キネマ旬報からの抜粋)

主役の女の子が最高!!

(あの「トゥルー・グリッド」の女の子とは!また、こんなに大きくなっているなんて)。

とにかく、笑かす、笑かす。

元気になります。

こういう青春映画は面白いですね。

応援したくなるから不思議です。

最後、

とってもチャーミングな娘さんになりましたね。

 

衆院選、公示。

希望の党、ちょっと、失速しだしました??。

 

 

 

 

 

 

わたしは、ダニエル・ブレイク

 

「わたしは、ダニエル・ブレイク」

ケン・ローチ監督が、2度目のカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた社会派ドラマ。

ダニエルは心臓疾患により 医師から仕事を止められるが、

複雑な制度に翻弄され

支援を受けられない。

手助けしたシングルマザーの家族と交流を深め、

貧しくとも支え合うが・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

高評価の作品です。

確かに良い作品です。

80歳のケン・ローチ監督。

僕も大好きな

「麦の穂をゆらす風」などの社会派の監督さんです。

人ごとにも思えないし、税金をちゃんと納めている普通の人に起こった出来事。

ここにも、お役所仕事の実態。

人間の尊厳とやさしさを見事に現わした作品でした。

ただ、ちょっともどかしく感じる部分(主人公の行動)が、あったのも少し思いました。

 

最近の若い人は、植木等、知らないんですね・・・・・・なんか、さみしい(笑)。