「ドリーム」
1960年代の冷戦時代、アメリカのNASAで、国の威信を懸けた宇宙開発を優秀な頭脳で
支えた3人の黒人系女性がいた。
キャサリン、メアリー、ドロシーは、人種差別や女性差別と闘いながら、
宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行の成功に向けて奔走する。(キネマ旬報からの抜粋)
80点 面白く観ました。
差別(人種、性別)に遭いながら、
チャンスが来るまで、努力を怠らず、腐ることもなく日々を過ごす。
しっかり、用意をして、ここぞという時に、力を発揮する。
言い方は悪いけど、大衆受けする題材です。
だからか、解り易いけど、ちょっと甘い部分が目立つか?!
でも、本当に鑑賞後のすっきり感は良いし、演出はお見事です。
ただ、邦題は良くないですよね。
直訳の、隠された人(姿、数字)と言う様なほうが、いいんではないでしょうか?
俳優も いいし、音楽もいいし、
また、女性というものの、素晴らしさ、バイタリティなどと共に、
前例がないものは、私が創るという、
全女性に勇気を与えたような作品じゃあないでしょうか。
楽しい作品でした。
去年の「ブルックリン」もお薦めですが、
ソ連との、宇宙開発の競争(ひいては軍事競争)、
この辺りも、去年の「ブリッジ・オブ・スパイ」に
良く表れていましたね。
今日から、プロ野球はクライマックスシリーズですが、
あいにく、こちらは秋雨前線真っただ中です。