ぼくが生きてる、ふたつの世界

「ぼくが生きてる、ふたつの世界」

「そこのみにて光輝く」の呉美保監督作。

耳のきこえない両親の元で育った五十嵐大(吉沢亮)は、

幼い頃から日常的に母(忍足亜希子)の

”通訳”をしてきた。

しかし次第に周りから特別視されることに苛立つようになり、

20歳になったとき

逃げるように上京する。

(キネマ旬報からの抜粋)

79点  2024年 9月 22日鑑賞

前半は、静かに淡々と積み重ねていく描写で

進みます。

丁寧な作りです。

そして、最後は

やはり、ほろりとさせられます。

コーダの世界を描いているのですが、

母と息子の物語ですね。

(父は、どこに行ったのかと途中までは思っていたぐらい

やや薄い存在でした。)

脚本は、最近好調な、港岳彦さん。(シネフェスでお会いしました。)

ちょっと、物足りない展開に感じましたが、

一見の価値ある良い作品だと思います。

ただ、吉沢亮は、上手いんだけど、男前すぎます。

(”虎に翼”の岡田将生も、そう。

上手いし、好きな俳優の一人なのですが、これも男前すぎる。(笑))

 

西田敏行さんが、亡くなられました。

幅の広い演技で、楽しませていただきました。

残念です。

映画では、

「釣りバカ日誌」   「敦煌」   「学校」

「アウトレイジビヨンド」  「植村直己物語」などが

印象に残っています。

それと、関西では

”探偵!ナイトスクープ”の 司会などでおなじみでした。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

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