「ラーゲリより愛を込めて」
辺見じゅんのノンフィクションを「護られなかった者たちへ」の
瀬々敬久監督と林民夫脚本で映画化。
第二次大戦終結後、
シベリアの収容所に抑留され、生きることを諦めず、
仲間たちを励まし続けた山本幡男の半生と、
帰国を待つ抑留者の交流を描く。(キネマ旬報からの抜粋)
確かに、泣かせる作品です。
ワタクシも、号泣いたしました。(笑)
ある意味、”ずるい演出だよなあ、瀬々監督!”とも思いました(笑)
でも、役者さんたちの熱演も見事なものでした。
(犬と遺書の件は泣くぞ)
そういえばシベリア帰りの叔父も”赤”なんて、悪口言われていたなあ。それと、
ちょっと、嫌味を言わせていただくと、監督さんにしては、
分かり易く、大衆寄りだなと。
別にそれが悪いことではなく、あくまで、瀬々さんにしてはと
いう事です。(失礼)
今回は大手がバックだしなあ。
ただ、あえて申し上げるとすれば、リアリティがもうひとつ。
突っ込み方も甘い。(食糧事情、飢え、寒さ、戦争とか)
おもねってるわけでもないけど、日ごろの作家性は薄く感じました。
家族がテーマというのも、時代が変わってきているし、難しくなりましたね。
北川さんは、完全にミスキャスト(失礼)。
黒木華さんあたりでは、なかったでしょうか。
79点
桐谷健太さん、おおさかシネマフェスティバル
助演男優賞、おめでとうございます。
5年前の主演男優賞の時に、東京の可愛い!ワタクシの姪が
花束贈呈をさせていただき、そのあと打ち上げで、ワタクシもお話しさせていただいたのですが、
本当に気さくな方でした。
なんのご縁か、行きつけのスナックの横の店が
桐谷健太さんのお兄ちゃんのお店で、
その後、お世話になっております。
そこで、この間、聞いた話ですが、
梅田のブルグ7という映画館で
偶然にも、桐谷健太さんのお父様とお兄ちゃんがお会いしたらしいです。
お父様は、当然、「ラーゲリより愛を込めて」を観に行かれていたのですが、
お兄ちゃんは、その時に「RRR」か「アバターウェイ・オブ・ウオーター」を
観にきたといわれたらしいです。
お父様は、それを聞かれて”なぜ、弟の映画を観ないんや”と、
その場で小さないざこざがあったらしいです。(笑)