「17歳の瞳に映る世界」
「ブルックリンの片隅で」のエリザ・ヒットマン監督作。
アメリカのペンシルベニア州に住むオータムは、
友だちも少なく目立たない高校生。
ある日、オータムは自身が予期せず妊娠していたことを知る。
従妹であり親友のスカイラーは、彼女の異変に気付く。
(キネマ旬報からの抜粋)
「茜色に焼かれる」と一緒で、最低の男ばっかり登場します。(笑)
ドキュメンタリー風の作品で、
笑わないヒロインによる本当に、痛い映画。
現代の観るべき女性映画の一本と言われていますが、
さもありなんです。
原題が重要なセリフとして出てきますが、ちょっと待ってよ、その言葉と
言いたくなります。
今の風俗を描いていますが、僕としては、カラオケのシーンが
面白かったです。
タイガース、何とかしろよ!
米アカデミー賞もいい意味で進化していますよね。
以前は、英語圏を対象にした作品、そして、男性や白人が有利だと言われていましたが、
政治色も一段と強まり、懐の深さを感じます。
世界3大映画祭に(カンヌ、ベルリン、ベネチア)比べると、
どうしても格が落ちているように思っていたのですが、
世界基準を独自で作っているように思います。
時代が変わったと言えばそうなのですが、
LGBTなどにも光を当て、やはり、まだまだアメリカは
いろんなことを飲み込みながら良いも悪いも、世界の中心なんだなと
改めて思いました。