ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

「レディ・バード」のG・ガーヴィグ監督が、

S・ローナンと再びタッグを組み、

”若草物語”を映画化。

19世紀、アメリカ。

メグ、ジョー、ベス、エイミーは、マーチ家の四姉妹。

ある日、ジョーはダンス・パーティーで、

資産家ローレンス家の

一人息子ローリーと出会う。(キネマ旬報からの抜粋)

 

この作品、評判も良かったのですが、本当に観たかったです。

なんといっても、

最近の私のお気に入り、

シアーシャ・ローナン嬢の主演だからでもあります。

「つぐない」 「ブルックリン」 「レディ・バード」などなど

出演した作品自体も素晴らしいのですが、

彼女の存在感の大きさには、誰もが納得するものでした。

それほど見事な演技を見せるのですが、

この作品も本当に圧巻の演技を見せてくれました。

監督は、「レディ・バード」に続いてタッグを組んだグレタ・ガーヴィグ。

こちらも売り出し中の女性監督。

撮影も素晴らしいが、

演出、シャッフル方法、編集、モンタージュが お見事!

エマ・ワトソンも綺麗。

どっかで見たことあるなあというぐらい最近売れっ子のローラ・ダーン(笑)。

 

個人的には、途中までは完璧なのですが、

原作通りとはいえ、ラストは

一気に成功の嵐(結婚、お金など)。

若干、そこにひいてしまったのですが、

見直したら、評価は変わるかも(笑)  80点

 

原作の純粋さとジョーの現在と現実を見事に調和させた作品。

 

理想と現実に苦しむ女性たち・・・・・それを作品は反映させます。

 

家族の主である(金儲けの下手な)父親は正しいことをしているんだと、

わかってはいるが

家族は大変な目に合う。

だからこそ、父を支える。

 

ほとんどの人は才能や理想、夢を捨てて現実を(生きていくこと)考える。 (俺もか!(笑))

 

家族とは、時間が流れるとは、そして、アメリカの歩んだ歴史とは・・・・また勉強させていただきました。

 

(閑話休題)それにしても、今年の梅雨も難儀。