「空母いぶき」
かわぐちかいじの同名コミックを「沈まぬ太陽」の若松節朗監督が映画化。
20××年、日本領土である波留間群島の一部が謎の武装集団に占領された。
自衛隊初の航空機搭載型護衛艦”いぶき”が出動するが、
敵のミサイル攻撃を受け、
想定を超えた戦闘状態に突入する。(キネマ旬報からの抜粋) 81点
最初のきっかけが、ちと、しょぼいというか・・・・・・。
原作通りには出来ない事情は、わかるのですが。
誰もが、納得できるような(例えば、よく使われるのが偶然性ですが)話であれば・・・・・・。
そこは、ちょっともったいない部分でしたね。
でも、その後は緊張感あり、スリルありで、見応えは有りました。
監督さんも、以前メガホンをとった「ホワイト アウト」 「沈まぬ太陽」同様、原作を、うまくまとめてるなあと思いました。
だから、
エンターテインメントとして、面白かったです。
どちらかと言えば、酷評の方が多いのですが、まあ、批評家は大体あちら系が多いですし、
(私は、もう一度申し上げますが、真ん中です(笑))仕方ないかな。
気にさわったのは、コンビニのシーンと、女性記者の演技ぐらい。
余り、期待していなかったのですが、
今の時代や状況では、納得、納得の出来だと思います。
しゃべりすぎというのも、判るのですが、説明がないと理解できない部分もありました。
しかし、西島秀俊は、あんなに上手い役者だとは思っていませんでした(失礼)。
でも、あんな極限状態で、その後の事や、相手の事を思うのは日本人だけじゃあないでしょうか?
というより、あんな人居る?という感じでした。
凄い判断力、決断力を要求されます。
そして、
最新の?ウェポンは、スゴイ! これを観るだけでも勉強になりました。
平和のために頑張っている人たちが(自衛隊も)います。
しょうもない奴のために、命投げ出す必要があるのかという意見は置いといて、
上の一部の人の、訳の分からん、自分の事しか考えない人が、
国と国を争わす。誰も戦争をしたいものは、いないと思いたいです。
でも、偶然が重なると衝突になることもある。そういう事にならない様に祈るばかりです。
トランプ大統領が来日して、”かが”に乗船していました。
この映画では”いぶき”が、日本で初めての空母という設定でしたが、
将来、この”かが”が、改修されて、日本初の空母になるのですね。
降旗康男監督のご冥福をお祈りします。
中野量太監督の「長いお別れ」も観に行きたいのですが、同じく今週から封切りの
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
評論家の評判は悪いですねえ!
楽しみにしてるんだけど(笑)。