「ごっこ」
小路啓之の同名漫画を原作に「ユリゴコロ」の熊澤尚人監督が映画化。
40歳目前の城宮は、大阪の寂れた帽子店で5歳になる娘ヨヨ子と
仲睦まじく暮らしている。
だが二人は、ある秘密を抱えていた。
幼馴染で警官のマチは、城宮が実家に戻っことを知り、
ヨヨ子に疑いの目を向ける。(キネマ旬報からの抜粋)
おおさかシネフェス新人女優賞を受賞した、平尾菜々花ちゃんの受賞作品です。
お蔵入りしかけたとは思えない、印象に残る
堂々とした作品です。
実は、ワタクシ、昨年、観ようと思ったのですが、
千原ジュニアが、あまり・・・・でなかったので、スルーしちゃいました。(笑)
ごめん、確かに、他の人が演じたら、また違った魅力の作品に、
なったかもわかりませんが、
千原ジュニアさんらしい?父親になって、これはこれで見応えがありました。(演技か地かよくわからないのですが(笑))。
監督さんも「虹の女神 Rainbow SONG」という佳作を撮られた熊澤さん。
でも、でも、やっぱり、この映画は
菜々花ちゃんにつきますよね!
すごいです。
いくら、大阪の子だからといって、
ひいきめに審査員の方々が選んだのかと言う様な邪推は吹っ飛びました。
目ヂカラというのか、それと二役として出て来た時の、
雰囲気。
確かに凄すぎ。
打ち上げで、お話させてもらったときは、普通の大人しくて可愛い女の子のイメージでしたが、
遅まきながら拝見させてもらい、びっくりしました。
この春からの朝ドラの”なつぞら”にも、出演するとか。
陰ながら、応援してます。(笑)
失礼ながら、傑作ではないのですが、
もっと評価を受けてもいいんじゃあないかと。
最初の出だしも、いや~な雰囲気だし、
辻褄が合わないとか、腑に落ちないとか、
菜々花ちゃんでもってるとか、
いろいろご意見もございましょうが、
大阪の?下町らしさも
良く出ていて、いろんな意味で、惜しい作品でした。