「野火」
市川崑も映画化した大岡昇平の原作小説を、塚本晋也が監督・主演などを兼ね
挑む戦争映画。日本軍の敗色濃厚な第2次世界大戦末期のフィリピン戦線。
結核を患った田村は部隊からも病院からも追い出されてしまい、行き場もなく
原野をさまよい続ける。(キネマ旬報からの抜粋)
戦争映画といえば戦争映画なんだけれど、塚本版の「野火」という印象。
これが、戦争だという作り方は わかるのだけど。
市川版のほうが、僕は印象に残ります。
遠い昔、私の今住んでいる西宮市には、阪急ブレーブスと阪神タイガースという
プロ野球の2チームが本拠地(フランチャイズ)として、存在しておりました。
その当時は、企業としてもライバルとして、しのぎを削っておりました。(まさか、
一緒になるとは)
小学生の高学年の時に、神戸線に住んでおりましたので、タイガースのファンでしたが、
行きやすい西宮北口駅にある西宮球場のブレーブスの試合に よく行ったものです。
小林一三翁が創設した阪急グループの2大お荷物?といわれた宝塚歌劇と
阪急ブレーブス。
その阪急ブレーブスが オリックスに身売りされ、神戸に移転し、
数年後、阪神大震災に襲われ、”がんばろう神戸”を合言葉に、
その年、パ・リーグを制覇し、翌年、日本一になりました。
そのときの、先頭を引っ張った象徴として、
イチローは 忘れられません。
最多安打更新、おめでとうございます。