「そして、バトンは渡された」
2019年本屋大賞受賞、瀬尾まいこの小説を
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」 「老後の資金がありません!」の
前田哲監督が映画化。
優子は血の繋がらない親の間をリレーされ4回苗字が替わり、
義父と二人暮らし。
一方、夫を何度も変えている梨花が
娘を残して姿を消した。(キネマ旬報からの抜粋)
ファンタジー映画?
いやいや、そうなんです!
評論家がボロクソに言っているのに、興行収入が良いという作品に
よくあるパターンの映画です(笑)。79点
評論家がどう言おうと、感激して泣いている人が多ければ
監督さんの勝ち。
そら、ツッコミどころ満載。現実的にありえなくても、
この世界に浸していければ、それでいいのです。
それが、映画の魅力の一つ。
脚本もうまい、(オリジナルなら最高ですが)
そして、監督さんは、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」でも、
思いましたが、人が好きなんだなあ、の心をお持ちの方。
この作品には、それがあふれていると思いました。
ただ、石原さとみと田中圭は、ミスキャスト?
特に石原さとみ役は、蒼井優さんで観たかったなあ。
今年もお世話になりました。
皆様も良いお年をお迎えくださいませ。