Archives 7月 2023

フェイブルマンズ

「フェイブルマンズ」

スティーブン・スピルバーグが映画監督になる夢を叶えた自身の原体験を映画化。

両親に連れられて初めて映画館を訪れ、映画に魂を奪われたサミーは、

8ミリカメラで家族の記録や妹や友人たちが出演する作品を

撮影し始める。

やがて一家は西部に引っ越すことに。(キネマ旬報からの抜粋)

我々の世代では、アメリカのホームドラマは、馴染み深いものが

あります。

物語的には、アメリカの離婚の多さとユダヤ人差別を、

(悪く言えば)味付けにしている感じです。

もっと、出世物語を派手に演出するのかなとも思いましたが、

さすがスピルバーグ、

両親への愛情がにじみ出ている良質な作品だと思いました。

今更ですが、映画(活動写真)は、一枚の写真が、多く、速く動きます。

記録としても、また物語としてもです。

当時としても(スピルバーグの青年時にも)、強烈に印象的に残る映像がありました。

それが、反面、良いのか悪いのか

怖いエピソードとしても、残っていきます。

スピルバーグ作品は、娯楽から社会派、そして作家性の強い作品へと、

よくある監督さんのパターンへとして、流れていきます。

でも、ボクたち世代には、

やっぱり、重要で欠かせない監督の一人には違いありません。

そして、

その当時、スピルバーグやルーカス作品になくてはならない人もいましたよね。

そうです、ジョン・ウィリアムズですよね。

私も映画好きになったのも、ジョン・ウイリアムズの影響が大きかったというか、

その頃の大ヒット作品には必ず、この人の名前がありました。

「ポセイドン・アドベンチャー」  「タワーリングインフェルノ」

そして、「スターウォーズ」や一連のスピルバーグ作品などなど。

またもう一度、

スピルバーグ作品に話を戻しますが、

当時、アメリカでは、

社会全体が、ベトナム戦争などの影響で

ニューシネマ全盛でした。

そこに、娯楽作品を復活させ、

映画館に人を呼んだのは間違いなくスピルバーグのおかげです。

そこで、ワタクシの好きなスピルバーグ作品。

①レイダース 失われたアーク(聖櫃)

②ジョーズ

③ジュラシック・パーク

④プライベート・ライアン

⑤シンドラーのリスト

他にも、 戦火の馬  ブリッジ・オブ・スパイ   カラーパープル

太陽の帝国などなどです。

 

先週、25日、日本三大祭りの一つである、

大阪天神祭りに行ってきました。

川沿いのホテルの3階の中華料理店で、

業界の会合と懇親会が催されました。

4年ぶりということで、人出の多いこと。

花火と船渡御を楽しみました。

 

まだまだ、早いけど、

セ・リーグ首位攻防戦。

カープ、付いてくるように!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

シスター 夏のわかれ道

「シスター 夏のわかれ道」

看護師として働くアン・ランは、

医者になるために北京の大学院進学を目指していた。

ある日、疎遠だった両親を交通事故で失い、

見知らぬ6歳の弟が突然現れる。

人生に悩みながらも成長する少女の姿、

揺れる姉弟の絆が

観る者の心を動かす感動作。

(キネマ旬報からの抜粋)

同時期に観た「あのこと」と一緒で、女性の立場を描いています。

国によって女性の地位向上の進み方が違うのは

よくわかるのですが、

ただ、「あのこと」よりは

同じ東洋人を描いているこちらの作品のほうが

いろんな面で共感できます。

もちろん、女性の立場だけでなく、国の在り方や慣習などもありますし、

それも勉強になります。

必要以上に自分の責任を問うおばさんとか、

その反対の叔父さんとか、

そういう人たちは、僕の周りにも、いっぱいいます。(笑)

家父長制、男尊女卑、一人っ子政策のことなどなど、(国の政策批判も含めて)

よく中国も、こういう作品を認めたなとも思います。(笑)

ラストは定番になりますが、仕方ないかな。

僕としては、旅立って欲しかったか?(笑)

中国映画も、そろそろ経済発展が

緩やかになってきましたので、

日本の昭和20、30年代の

日本映画の隆盛期の後のように、

映画も経済も後を追うようなカタチになってくるのでしょうか。

 

暑いですね。本当に肌に刺さるような暑さです。

皆様、ご自愛くださいませ。

ただ、ワタクシは、この間、ゴルフに行ったときに

どうも、軽度の熱中症にかかったみたいです。

年齢を考えなければいけないですよね。当たり前ですが。

暑い夏と言えば、また

8月6日がやってきます。

阪神大震災の後、広島の祖母に電話した時、

”大変だった”と言った後、

”な~に、原爆に比べたら、たいしたことないじゃろう”と、

言われました。

当然何も言えなかったです。

閑話休題

広島カープ、今年は強いのう!

頑張りんさいよ、

でも、最後はタイガースじゃけん。

 

 

 

 

 

 

憧れを超えた侍たち 世界一への記録

「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」

2023年 3月に開催された ”2023 ワールド・ベースボール・クラシック”で

世界一の座を掴んだ野球日本代表に密着したドキュメンタリー。

2021年 12月の栗山監督就任から

歓喜の瞬間まで、

チーム専属カメラが捉えた貴重映像の数々。

(キネマ旬報からの抜粋)

妻と劇場で観ました。満員でした。

結果がわかっていても、

何回も観たい!です。そして、大画面で!

映画としては、おまけして79点

でも、

野球ファンで良かったと(涙)  そう思えるぐらいの

今回のWBCの試合でした。

だから、リアルタイムで大谷選手を観れる幸せ!

皆さん、同じように感じておられると思いますが、

大谷選手をどう表現すれば、良いのでしょう。また、

メキシコ戦を観たら、他の試合と比べてしまい、

これからの野球観戦のハードルが高くなりそうです。

プロが本気出したら(サッカーなども)

凄い!

舞台裏にも少し触れ、

佐々木朗希が打たれた後、

あんなにダックアウトの裏で泣いて落ち込んでいたとは

知りませんでした。だから、吉田の3ランの時に、本当にうれしさを爆発させていたのも

納得です。

大谷さんは今日も爆発していました。

大谷選手やダルビッシュ選手が所属していた日本ハムファイターズの新本拠地の

エスコンフィールドにお邪魔したのは、以前のブログにも書かせてもらいましたが、

その時に北海道の友達がエスコンの屋根が開いた写真は初めて見たと・・・・・。

その屋根が初めて開いて試合が行われたそうです。

今月の1日だったそうです。ちなみにその友達は観戦に行っていたそうです。(羨ましい)

日本ハムの本社は大阪だし、エスコンの北広島市は広島からの移民が多いと聞きました。

なんか、縁があるような。

 

「君たちはどう生きるか」、観てきたのですが、

賛否両論らしいですね。世間では、

解ったのか、解ったふりをしているのか、解らないものが悪いのかと。

でも、監督ご本人が訳わからんと言っているという噂ですし・・・・・。

ワタクシの感想はまた、後日、このブログにも

書かせてもらいます・・・・・。

ただ、最初の印象は

監督が、君たちは私の作品をどう捉えているのかと

問うている様に感じました。

とにもかくにも集大成には間違いないと思います。

 

7月20日は、ブルース・リーが亡くなって

50年だそうです。

感慨深いものがありますよね。

 

西遊記 &  2022年の洋画ベスト10

「西遊記」

2回目です。

東映カラー長編動画第三作。

1960年  昭和35年作品

88分  アニメーション映画

薮下泰司監督

ストーリーにもうひとひねり欲しいのですが、

音楽もアニメーションも、当時としても、

素晴らしいと思います。

言わずと知れた、東映アニメーションの一作であり、

現在の日本アニメの礎です。

ワタクシも、たぶんリバイバルで観ているのでは。

観にも行きましたが、よくテレビでも

放映されていました。

「白蛇伝」 「少年猿飛佐助」 「わんわん忠臣蔵」

「アラビアンライトシンドバットの冒険」  「わんぱく王子の大蛇退治」

などなど。

懐かしいですね。

 

それでは、独断と偏見の 令和4年の洋画ベスト10

ご笑覧くださいませ。

①トップガン マーヴェリック  ②Codaコーダ あいのうた

③THE BATMANーザ・バットマンー

④シスター 夏のわかれ道   ⑤ザリガニの鳴くところ

⑥RRR     ⑦アバター ウェイ・オブ・ウオーター

⑧ベルファスト   ⑨ハウス・オブ・グッチ    ⑩パラレル・マザーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのこと & 2022年の邦画ベスト10

「あのこと」

2021年 ヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いたヒューマンドラマ。

1960年代、中絶が違法だったフランス。

貧しい労働者階級出身ながら努力を重ねて大学に進学し

学位取得寸前だったアンヌに、

突然の妊娠が発覚。

狼狽した彼女は解決策を探るが・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

痛い映画でした。(あまり個人的には好きな部類の作品ではないのですが)

ただ、ちょっと前のフランスでも

こうだったんだと知り、びっくりしました。

最初、現代劇かなと思っていたのですが、

観ているうちにだんだんそうではないと思わせる作り方はさすがです。

以前に観た「17歳の瞳に映る世界」と同じで、

男はいい加減で、最低に描かれています。

ただ、ちょっと自己責任というか、勝手なところも見えるのですが・・・・・。。

同時期に、たまたま観た「シスター 夏のわかれ道」も

女性の立場を描いた作品でしたが、

国によって大きく違うことがよくわかりました。

というか、

アジアと欧州の違いなのでしょうか。

ただ、僕としては「シスター 夏のわかれ道」のほうが

同じ東洋人だからでもないですが、共感は持てました。

 

恒例の?2022年 令和4年のベスト10

独断と偏見の、まずは邦画から

①ある男   ②土を喰らう十二ヵ月   ③さかなのこ

④LOVE LIFE  ⑤死刑にいたる病

⑥ケイコ目を澄ませて   ⑦PLAN75   ⑧さがす

⑨メタモルフォーゼの縁側     ⑩ラーゲリより愛を込めて

 

今月で、このブログも9周年を迎えました。

ありがとうございます。