「バビロン」
「ラ・ラ・ランド」のディミアン・チャゼル監督が
ブラッド・ピットを迎え、1920年代のハリウッドを
舞台にしたドラマ。
サイレント映画の大スターのジャック、
新人女優ネリー、
映画製作を志すマニー。
彼らの運命はトーキーの革命の波に巻き込まれていく。
(キネマ旬報からの抜粋)
否定の意見が多いですが、ワタクシは大いに楽しめました。
(可愛い姪が推薦していたのですが、やっと観ました。)
大げさに言うと、人生のエッセンスが
ぶち込まれたような作品でした。
監督は、「ラ・ラ・ランド」もありましたが、
僕的には、何といっても、「セッション」が最高のお気に入りです。
音楽も素晴らしい。
映画ファンには、たまらない映像や伏線のオンパレード。
ただ、難を言えば上映時間の189分は、ちと長い。
この時代は、舞台演劇は、インテリが見るものらしかったのですが、
少人数の客では、商売にならない場合が多い。
だから、映画は何でもありの
見世物で、客を誘う。
監督は、ディミアン・チャゼル 主演はブラッド・ピット そして、
共演は
マーゴット・ロビー。彼女は
旨い役者なんだけど、なんか同じようなタイプの役イメージが
あるような。(「スーサイド・スクワッド」 「バービー」など)
こういう大掛かりな作品を演出し、廻していく監督さんの
力量は、あっぱれもんです。
昔、「ザッツ・エンターテインメント」を観た時の
衝撃に、やや近いものがありました。(両作品とも、映画の歴史の勉強になります。)
「フェイブルマンズ」も良いですが、僕は、
どちらかというと、こういう俗っぽいほうが好みです。(笑)
しかし、時代とともにモラルが変わっていくのも
今と一緒ですね。
映画産業にしても、最初は情熱を持って取り組んでいたのが、
次第に金儲けのことしか考えられなくなる。
エネルギーと熱量をあんなに費やしていたのですが・・・・・。
まあ、映画は所詮、見世物でしたしね。
しかし、今もそうですが、誕生してから、たかが100年ちょっとの歴史。
インテリと大衆を繋ぐ、そして、間を埋める芸術とも
言われていますが、
さあ、どうでしょう。(笑)
ジャニーズ問題。
記者会見の時、
妻が、今更ながらメディアが
正義感ぶっても、どないやと
吠えていました。
ワタクシが、A新聞とか、T新聞のM記者だろ、と言ったら
Ⅿ記者なんて名前、良く知ってるわね、と言うから、
いや、人権問題なんかで、正義を振りかざす、
一部で有名な人です、と茶化しました。失礼!
いつものように、手のひら返し(笑)
もう一回、失礼!(笑)
ただ、昔は、芸能界って
こういうもんだと思っていた人が
多かったのも事実。
世の中というか、時代も変わり、
常識や価値観や、はたまたプロとアマ、
芸人と素人の境目もよくわからなくなりましたよね。