「パラレル・マザーズ」
偶然同じ日に母となった二人のシングルマザー、ジャニスとアナ。
ある日、ジャニスの娘が実の子ではないことが判明する。
ジャニスはアナの娘と取り違えられたのではないかと
疑うが、この秘密を封印。
1年後、アナの娘が亡くなったことを知らされる。(キネマ旬報からの抜粋)
脚本もよく出来ていて、ペネロペ・クロスも達者な演技で
面白かったです。
いつもの通り、こういう社会派の作品は見た後に
背景を調べるのは面白くためになります。
今作はスペインの近現代史。
ペドロ・アルモドバル監督作品。
タイガースは好調。
前回に引き続き日経新聞の書評から。
”夜の銀座史”という作品。
銀座には二つの顔がある。昼の顔と夜の顔だ。
昼の主役が表通りの高級デパートならば、
夜のそれは裏通りの高級クラブやバーで働く
夜の蝶と呼ばれる無数の働く女性たち。
大物政治家が足を運び、日本を代表する企業のトップたちが
接待の場として使う夜の銀座。
銀座で男たちは何を求めているのか、女性たちは何を与えているのか、
酒を飲むだけでなぜそんな値段を要求されるのか、
買春行為は行われていないのか、政府の高官が立ち寄り問題にはならないのか。
接待という言葉は意訳できないそうです。
日本論、日本人論と同時にこの国が抱える男女の社会的性差や
男性中心社会のゆがみといった問題が浮き彫りにされます。