「土を喰らう十二ヵ月」
水上勉による料理エッセイを原案に「ナビィの恋」の
中江裕司監督が沢田研二主演で映画化。
長野の山荘で犬一匹と暮らす作家のツトムは、
山の実やきのこを採り、
季節の移ろいを感じながら原稿をしたためる日々。
だが13年前に亡くした妻の遺骨を
墓に納められずにいた。(キネマ旬報からの抜粋)
静かな感動を感じずにはおれませんでした。
大人のための映画でした。日本人の心に沁みて沁みて沁みすぎるぐらいです。
映像も美しかったです。
生活の見直しやこれからの生き方まで
考えさせられました。
動いていれば、腹も減る。(だから家事もしよう!)
旬のものも、もっと心がけて食べよう。
ただ、こういう生活には憧れますが・・・・・・・・。
いやいや、映像も美しい。土井善晴さんのお料理も、また器もお見事。(母はお父様の
料理教室に通っていたなあ)
勉強にもなりました。映画「日日是好日」や漫画「美味しんぼ」にも通じるものがあるなあ、
一緒だなあという感慨はありました。
現代では、こういう精進料理も贅沢ですよね。
この監督さんの「ナビィの恋」も大好きな一本です。
タケノコや白菜、そしてその他のお料理も美味しそう。
色んなことがていねいに作られていました。
これが映画の良いところだと思います。
大きな出来事もなく淡々と物語は進んでいきます。
喰らうことは生きること。
最後にパンフレットもよく出来ていました。
”鉄腕アトムのテーマ”も嬉しかったです。
81点
ワールドカップサッカー、惜しかったですね。
残念でした。
ドーハの悲劇、あれから何年・・・・・・・・。
先人たちの積み重ねなどがあってこそ。
これからもっと楽しませてくれそうです。