トキワ荘の青春

「トキワ荘の青春」

2回目です。

藤子不二雄Ⓐさんが亡くなられての追悼放映でした。

最初に観た時も、思ったのですが、ちょっと盛り上がりが少ないような。

評論家には、当時、高評価でしたが、やっぱり、面白みに欠けるような気がします。

内輪話に徹したような。

この監督さんは、「東京兄妹」という作品はボクも大好きなのですが、

どの作品も面白かったとは、言えず、

当然、

ボクの好みではないのもありました。

でも、良い役者も(当時は無名だった人も)たくさん出ていたし、

いろいろな青春、人生を描き、また、芸術関係で食っていく難しさもよく出ていました。

手塚治虫  言わずと知れた”漫画の神様”。

石森章太郎  ”サイボーグ009” 夢中で読んでいました。

赤塚不二夫  ”おそ松くん”も読んでいましたが、タモリや山本晋也とのエピソードが

大好きです。

寺田ヒロオ この映画の主人公。

実は、ボクはこの人の作品がとても好きで、”背番号0”は

本当に、これこそ漫画と言える作品でした。

子供向けと言えば子供向けですが、当時の漫画というものの存在を

極めていたと思います。大人が読んでも、少年の時を思い出し、

ほのぼのとなったものです。

晩年は不遇だったのらしいですが、絵本作家の道はなかったのでしょうか。

残念でなりません。

 

という事でもないのですが、ゴールデンウイークに

久しぶりに、宝塚市にある手塚治虫記念館に行って参りました。

何回も行ってはいるのですが、今回は”鉄腕アトム展”ということで、

勇んで行って参りました。

大阪豊中市生まれの兵庫宝塚市育ちの手塚治虫さん。

その宝塚、阪急の創始者、小林一三翁の銅像も建立された宝塚温泉地。

武庫川の流れも五月晴れで、気持ちよく、

そして、なんと、コロナ禍で宝塚歌劇団も休業中。

人の通りも少なく、連休中の穴場でした。(笑)

小中学生の頃の手塚体験。全盛期の頃の?作品群に出会っていたこの幸せ。

多くの人と同じように無我夢中で読んでいました。

月刊誌”少年”や”少年ブック”は買ってもらっていたのですが、

”少年画報”や”ぼくら”や”りぼん”などは友達と回し読みをしていましたし、

その数年後の週刊誌時代には”少年サンデー” ”少年マガジン”  ”マーガレット”なども

懐かしいです。

なにせ、5歳の子が、初めて散髪屋さんの待合で読んだ鉄腕アトムの ”ロボットランド”を

いまだに鮮明に覚えているぐらいですから、

そのワクワク感、アイデア、ストーリー、スケールそして、人間愛には、

衝撃を受けました。事実、手塚さんは、アトムは人間とロボットとの差別を

テーマに始められたそうなのですが、その後は地球環境も含めて、

子供にもわかりやすく、いろんなテーマを題材に多くの作品を残されました。

アトムも最初の”アトム大使”を皮切りに、

ロボットの初恋”海蛇島” ”赤い猫” ”火星探検” ”ミドロガ沼”などなど

そして、リアルタイムで読んだ ”地上最大のロボット” ”ロボイド’などなど切りがありません。

”ビッグX” や” マグマ大使” や ”バンパイア”、 ”ワンダースリー”も、

次の回を読みたくて、待ち遠しかったです。また、本当に今読んでも面白いです。

”火の鳥” ”ブラックジャック” ”リボンの騎士”(宝塚育ちの影響)

”ジャングル大帝” 後期の ”きりひと讃歌” ”アドルフに告ぐ” など、

また、晩年の未完になった、手塚さんの自伝、戦後の大阪が舞台の

”どついたれ” も最後まで読みたかったです。

手塚先生、本当にありがとうございました。

 

明日は、映画「死刑にいたる病」を観に行く予定ですが、

来週は、こちらも、僕たち子供を夢中にさせた”ウルトラQ”の第2弾

”ウルトラマン”の映画化。

「シン・ウルトラマン」を観に行きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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