「妻への家路」
名匠チャン・イーモウと彼のミューズであるコン・リーが 8年ぶりにタッグを組む、
滋味豊かな人間ドラマ。文革が終結し家族のもとへ 20年ぶりに戻ったイエンシーは、
心労により夫の記憶だけを失った妻ワンイーに 思い出してもらおうと
奮闘する。(キネマ旬報からの抜粋)
いまだに抱える中国の問題を追求する 作家性の強い力作です。
監督は北京オリンピックの開会式の演出を務めたチャン・イーモウ。
「紅いコーリャン」 「活きる」 「あの子を探して」 「初恋のきた道」 「至福のとき」
「HERO」 「LOVERS」 「単騎、千里を走る。」などなど
私も好きな作品が多い監督です。同じく中国を代表する女優の一人、コン・リー。
この監督の作品にも数多く出演していますが、
その他にも、「さらば、わが愛/覇王別姫」という名作もありましたね。
後で 効いてくる映画のひとつでした。
さくらの開花も間近。
大相撲大阪場所、センバツ高校野球も始まり、プロ野球もいよいよ来週開幕。
春が、来ます。
以前にも書きましたが、中学生の頃、大阪場所には、何回か足を運びました。
大関の清国が 御贔屓のひとりでした。(魁傑も好きだったなあ)
昨日は、今場所の 大一番。
琴奨菊 VS 稀勢の里。 熱戦の大相撲を期待していたファンには、
あっけない結果になってしまいましたが、緊張感のあるいい相撲でした。
解説の 舞の海さんが、理想と現実の違いを例にとって
話をされていました。琴奨菊は、横綱相撲を取ろうとし、片や 稀勢の里は、
ライバルに先を越されたくないし、ましてや、初めての優勝が近いとあらば、
なりふりかまっては いられない。
そんな、心理戦も駆け引きになったような一番でした。
理想と現実といえば、この間、一緒に食事に行った いとこが
そんなことを言っていました(すんませんが、この項、次回に続きます。)