「ほかげ」
終戦後の闇市の半焼した居酒屋で1人、
女は暮らしている。
身体を売り、なんとかやり過ごす毎日。
戦争孤児となった子どもは闇市で、
食べ物を盗んでは飢えをしのいでいる。
ある日、盗みに入った居酒屋の女を目にして、
そこに入り浸るようになり・・・・・。
(キネマ旬報からの抜粋)
77点
反戦映画として素晴らしいとは思いますが、
観終わった後、やるせなくなるし、
暗い気持ちになります。(まあ、そこが狙いだとは
思いますが)
森山未來が上官に対して凶行する前に
夕飯の場面に、
家族の子供がそこにいたら
また、違う印象に
変わるのだろうか。
評価も高いし、
良い作品なんだけど・・・・・。
趣里さんも熱演。(ちょっと熱演すぎるかな?)
だけどというか、だからというか、
あの戦後に目覚ましい復興をした日本人って。
人間って、凄いよね。
趣里さん、今朝の朝日新聞に
評論家の石飛さんが(好きな映画評論家のお一人)
朝ドラ”ブギウギ”の趣里さんと
この作品を比べられ、正反対の役を
見事にこなしているのを
絶賛されていました。
確かに、誰もがそう思います。
前にも書いたのですが、シネフェスの審査員の方々、
さすがです(笑)