「彼女がその名を知らない鳥たち」
男女の愛憎渦巻くミステリー小説を「牝猫たち」の白石和彌が映画化。
15歳年上の陣治を、毛嫌いしつつ彼の収入に頼る十和子。
元恋人、黒崎を引きずり、別の男・水島との情事に耿る中、
黒崎に失踪届が出されたことを知る。
十和子は黒崎に執着する陣治を疑う。(キネマ旬報からの抜粋) 80点
蒼井優さんは、改めていうまでもなく、
うますぎ。
この作品も、
映画自体も面白いけど、蒼井優さんの存在感、半端ではありません。
2年連続、おおさかシネフェスの最優秀女優賞を受賞するのではないか という演技(笑)。
蒼井優さんと宮崎あおいさんは、いまや別格、
銭の取れる女優さんであり、
観ていて、実に楽しいです。
映画自体も強烈な作品。
恋愛って何?
なんせ、恋愛経験の少ないわが身としては(笑)
観ている間は濃いすぎて、はあ、そんなものかと。
しかし、冷静にふりかえると、なんで?なんで?
でも、腑に落ちない点も、この作品は
ラブストーリーだと言われれば、妙に納得。
監督は、「凶悪」とか「日本で一番悪い奴ら」の濃いすぎる白石和彌さん。
中村鋭一さんが亡くなられました。関西以外の方は、
御存じないと思いますが、阪神タイガースの歌を
六甲おろしとして、全国に広められた、ラジオの名物パーソナリティです。
朝日新聞の記者、アナウンサー、その後 政治の世界にも入られましたが、
私が、タイガース狂だったのも、
(今は相当、熱は冷めましたが(笑))、
小学校の時に、この中村さんの影響があったんだなあと、
いま、ふと、思い返しました。
合掌。