繕い裁つ人

 

イスラム国人質事件、最悪の結果になりました。

当然、もちろん、テロ行為は憎むべきものです。許せません。

しかし、冷静に考えることも必要です。彼らの真の狙いは何なのか。

 

もともとこの紛争の根元は、第一次世界大戦の当時、数多くの植民地支配をしていた

大英帝国(イギリス)の

エゴ(三枚舌外交)によるものだそうです。

中近東という言い方はその頃の名残だそうです。イギリスを中心として、どの位置にあるか。

(ちなみに日本は当然、極東です)

そして、第二次世界大戦をえて、イラク戦争でアメリカなどの大国によって、この周辺は

以前にも増してグチャグチャ状態。弱い者に全部覆い被さります。

大国のエゴと利害関係、そして宗教、民族、教育、貧困問題が

複雑に絡み、なかなか、解決方法は見つかりそうにありません。

 

「繕い裁つ人」

池辺葵のコミックを「しあわせのパン」の三島有紀子監督が神戸オールロケで実写映画化。

祖母から継いだ南洋裁店を 一人で切り盛りする市江は彼女の服に惚れ込む藤井からの

ブランド化の提案を頑なに拒むが、

その熱意と予期せぬ一言に心が揺らぐ。(キネマ旬報からの抜粋)

こんなストーリーで持つのかしらと。また、実際に何も大きな出来事も

起こらないけれど・・・・・・・じっくり見せてくれる大人の映画でした。

僕にとっても、なじみ深い神戸の美しい街並み。

また、中谷美紀のしっとりとした上品な?演技(実際、この女優さん、

「阪急電車片道15分の奇跡」もそうだけど、東京出身者にしては、関西がよく似合う)

黒木華ちゃんの花嫁姿も美しゅう御座いました。80点