ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

 

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

「スター・ウォーズ エピソード4/新たな希望」の直前を舞台にした 

アナザー・ストーリーを、ギャレス・エドワーズのメガホンで撮る。

無法者たちによる反乱軍の極秘チーム ”ローグ・ワン”に加わった女戦士ジン・アーソは

決死のミッションに立ち向かう・・・・・・・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)    80点

 

ひと言で云えば、戦争映画のジャンルに入るのではないでしょうか。

(でも、題名が スター・ウォーズだから、当たり前か(笑))

 

いやあ、このシリーズ自体は、お祭り的なところがあると 思っていたのですが、

これでは、リアルな戦争映画。

監督が ソマリアを舞台にした「ブラック・ホーク・ダウン」を

意識したというのも、納得。

なんせ、ラスト30分の空中戦と地上戦は、息つく間もない緊張感あふれる出来。

これは、これで、スピン・オフの作品としては上々ではないでしょうか。

 

メインシリーズは、選ばれし者の お話。

このスピン・オフの番外編は、 名もなき者たち、

歴史にも名を残さず、しかし、歴史を変えることをやってのけたならず者たち、

はぐれ者たち(ローグ・ワン)のストーリー。

そして、このドラマに 涙。

(人の歴史は、そういうものなんですよね)

 

最初は、暗い感じがして、また、関係も 解りにくかったのですが、

(これから観られる方は、最初のほうを、少し予習されるのを お薦めします(笑))

最期、見事に つながります。(わかってはいるのですが、ラストのラストは鳥肌もの)。

 

Ⅳの冒頭で流れるオープニング・クロールを、見事な作品に仕上げていますが、

(スピン・オフ第2弾は、若きソロの物語とか。)

また、番外編ということを最大に活かして、ワールドワイドになっています!?

日本のサムライの影響は 今までの作品でも随所にありましたが、

ここにきて、マーケティング上 重要な中国を意識しての作り方。

 

ドニ―・イェン「孫文の義士団」(勝新、うらやましがっただろうなあ)

チアン・ウェン「鬼が来た!」  それぞれ、もうけ役。

 

(余談)

戦争映画になってしまっていると・・・・・・平和に話し合い?とか、生に執着しているものとか、

対して、

はたまた、誇りのためとか、平和は待っていてはだめなんだとか・・・・・・・。

終りのない会議を描き、

しかし、この映画は、後者を選ぶ。

希望のためなら、わが身を捨てる。(人の為に)

 

私も、どちらかというと、後者に近い(笑) アクマデ、近いと言う事ですが。

戦争では、当然、どちらが いいとか悪いと言う事はなく、

大体は、大国のエゴにより、発生し、勝てば官軍になる。

敵も味方もなく、一般大衆が犠牲になり、また、それによって、

今の平和が成り立っている!?

 

映画は時代を反映しているというか、鏡みたいなものだから

(特にメジャー系作品は マーケティング上、大衆に迎合しているし)

なにか、この作品がそっちの方に向いているんじゃあないかなと

思うのは、考えすぎか?

 

(追記) しかし、ダース・ベイダー様の強いこと。(笑)

     ある意味、痛快でした。

 

先ほど・キャリー・フィッシャーさんの 訃報が伝えられました。

心から哀悼を申し上げます。

レーア・オーガナ姫よ、永遠に。

 

電通の事件とか、真珠湾のこととか、まだまだ、いろいろ書き足りないのですが、

今年も押し詰まってまいりました。

本年も、いろいろお世話になりました。社員一同、感謝申し上げます。

皆様、良いお年を。

 

(追記の追記)

お世話になっています税理士の田中明子先生が、またまた

お正月のテレビに登場。

元旦の正午過ぎのNHK”新春・バラエティー生活笑百科”です。

乞う、ご期待(笑)