昨日、日曜日、朝一番の回、観に行ってきました(というか、一日一回の上映なのですが、
このような映画が早朝一回とは・・・・・・・悲しいというか、映画会社、もっと、宣伝しろよと
言いたいぐらいです。)。「めぐり逢わせのお弁当」に続いてインド映画を観てきました。
世界の名作映画へのオマージュが詰まったハートフルドラマ。結婚に幸せを感じられないシュルティと
家族から愛されずに育った自閉症の少女ジルミルの2人の女性。
ろうあであることを感じさせない明るく真っ直ぐなバルフィとの、
暖かな交流を描く。(キネマ旬報からの抜粋)
見事な人生讃歌の作品です。
前半はチャップリンやキートンなどの消化不良みたいな場面が続き、
主人公も、くせあるし演出も拙いし、あかん、もたんかなと思っていました。
ところが、途中、インターミッションの文字が入って後半になると(2時間30分という長い作品なので
現地では休憩時間が入るそうです)
俄然、作品に傑作魂?が宿ります。
ネタバレはしませんが、泣いて、笑って、サスペンスも入り、超特急で進んでゆきます。
アメリカ映画のように、わかりやすいのですが、ヨーロッパ映画のようなテイストに溢れ
セリフは少なくても、画面で、いろんな事を語りかけ、気づかせ、
教えてくれる・・・・・・・・そんな、ジス・イズ・映画です。
2人のヒロインは ひとりは、とっても美しく(これだけで観る価値アリ?)
もうひとりも、とっても魅力的な女性です。
従来のインド映画のように歌と踊りはありませんが、随所に素晴らしい音楽と、
映像には、唸らされます。
最後に、ひとこと、けっして身障者を笑い者にしている作品ではないことを
付け加えさせてください。
82点(ちょっと前半に減点) インド映画恐るべし
お薦めです。
追伸 泣きすぎて眼が腫れたので、帰り、サウナに寄っちゃいました。