「男はつらいよ」でおなじみの 山田洋次監督の初期の傑作のひとつ。
DVDで購入し、初見させてもらいました。
渥美清さんを起用する前に多くの作品でコンビを組んだハナ肇さんとの一本。
しがない役所勤めの役人と土方のおっさんとの交流を描いた、
ラストは、涙なくしては観れない作品。
92分の長さで、この内容。さすがです。
山田洋次監督の思いというか、考えのひとつが載った記事がありましたので、
紹介させてもらいます。
「大衆は作ったルールの中で、地道につつましく秩序を守って生きている。それは大衆の持っている健康な道徳意識である。
それでいながら、時として道徳から ひたすらはみだして生きたいという
願望を同時に民衆はかかえているのである。」
この作品や男はつらいよ他の山田作品に通じるものでは、ないでしょうか。
NHKBSで三国志の諸葛亮孔明の特集をしていました。遅い放送にもかかわらず
また観てしまいました。(御尊敬いたしております。)